勉強のツボ

英語 ENGLISH 英語ほど積み重ねが大切な教科はありません。

 英語ほど積み重ねが大切な教科はありません。ほかの教科では、単元が一つひとつ大なり小なり独立していて、苦手な単元があってもほかの単元をある程度得意にすることができます。しかし、英語は単語のスペリング、中1の最初に学ぶBe動詞と一般動詞、肯定文・疑問文・否定文の形、文型、人称代名詞などでつまずいて、そのあとずっとそれを引きずり、苦手教科にしてしまうケースがとても多いのです。
 とくに、小学校で学ぶローマ字をしっかり学んでいなかった人は、英単語のスペリングを覚えるのにずいぶん苦労します。スペリングが覚えられなくて英語嫌いになり、「英語は捨てた」と言う人も大勢います。
 また、英語をやって将来何の役に立つのか、と言って英語をまったく勉強しなくなる人もいます。
 上に挙げた理由から英語が苦手、あるいは嫌いになるということは、上記の原因を取り除けば、英語はできるようになるわけです。

勉強のツボ

英語の勉強のツボは:
① できれば小さい頃から英語に慣れ親しみ、スイミングやピアノのように身体で覚えるのが理想です。10歳から13歳の間を臨界期といいますが、語学学習ではこの時期までに学び始めると比較的楽に身につきます。ですから、小学低学年での英語学習をお勧めするのです。
② 現在中学生あるいは高校生以上で英語が苦手な人は、基本に戻ります。単語が読めないことで英語が苦手な人が多くいます。単語が英語の基本です。ですので、フォニックス(英語を発音する際のルール)で英語のスペリングと発音のパターンを覚えます。
たとえば、 a は通常「ア」とローマ字のように発音し(正確には cat のa のように「ェ」と「ア」を合わせた「ェア」という音)、単語の最後が e で終わるときは「エィ」とアルファベットのように発音します。(マジックeのルール)。  例: hat は「ヘァット」 hate は「ヘイト」
③ 生活に関連した身近な単語から始めて、単語・熟語をたくさん覚える。難しい単語は語呂合わせで。単語を書く際には、必ず実際に(あるいは頭の中で)発音しながら書きましょう。だんだんと単語のスペリングと発音の規則性がつかめてきて、気付けば単語を書くのが得意になっているはずです。
④ 文法のルールをしっかり覚える。一見当たり前すぎることですので、ポイントを絞りましょう。(1)まず初歩段階として、Be動詞と一般動詞の区別、その肯定文・疑問文・否定文の形を押さえること、そして中級以上でSVO(主語・動詞・目的語)など基本5文型を身に付けることは、英文法の中でも特に大切です。(2)いっぺんに全部覚えることはかなり困難なので、英語全般に言える大事なことを押さえ(「英文では大事なことを先に言う」など)、同時に細かいルール(【動詞・前置詞の後ろは3つ目の人称代名詞を使う】など)を一つ一つ覚えていきましょう。英語が苦手で最初から分からないという人でも、一つの単元に絞って勉強していけば、大きな一歩を踏み出すことができます。その際にはこのようなルールを覚えて、使っていく練習をしましょう。
⑤ I my me mine, you your you yours, he his him his, といった人称代名詞の変化、speak, spoke, spoken のような不規則動詞の活用は、何度も声に出して覚える。
⑥ 英語は言語です。読む・書くだけでは身につきません。お手本になる英語をCDなどで何度も繰り返し聴き、物真似をするようにできる限りそれに近い発音(正しいリズム・イントネーション)で後について声に出して言う。そして教科書の本文を覚えるまで声に出して読む。音読はかなり効果的です。気付けば口からすらすらと英語が出てくるようになるでしょう。
⑦ 英語の歌を聴いたり、映画を字幕で観たり、外国人と触れる機会を作ったりして、英語の環境に自分を置く。歌や映画では気軽にリスニング練習ができますし(ただし日本語訳ばかり見ないように!)、外国の文化を楽しんで吸収していけます。さらに現在ではfacebookやtwitterなどのコミュニケーションサイトで外国人とも交流を持ちやすくなっています。実際に学んだことを使ってみると、英語の楽しさや勉強の大事さが分かることと思います。
⑧ 英語を使う具体的な目標を持つ。文系・理系にかかわらず、英語は高校受験でも、短大・専門学校・大学受験でも必要です。また将来、社会に出てからも使う機会がたくさんあります。英語ができると外国人と知り合ったり、外国の文化を知ったり、外国の本や雑誌が読めたり、字幕なしで映画が観られたり、外国旅行に行ったり、世界が広がります。目標を持つと英語の学習も楽しくなります。
⑨ テストの得点源となる文法問題の勉強法ですが、レベル別に見てみましょう。(1)基本の習得…「現在進行形」、「受け身」などの単元ごとに、どのような形になるかを簡単な問題を解きながら確認していく。(2)実戦問題…空所の多い穴埋めや、並べ替え問題、英作文問題などを解けるようにしていく。新しく学んだところを中心に、学校の定期試験範囲を目安に習得しましょう。(3)実力問題…それまでに学んだことが全て混ざって問われる総合問題です。長文読解でも文法問題でも、今までに学んだことをいつでも頭の中に浮かべられるように準備しておくことが必要です。分からない単元が出てきたら先生に聞くか自分で調べるかして、(2)に戻りその単元をもう一度確認しましょう。
以上のポイントを押さえ、自分のレベルに合った学習をしていきましょう。そしてどのレベルでも、類題をたくさん解くこと、復習をこまめにすることが大事です。
⑩ 単語・熟語・文法問題、読む・書く・聞く・話す、すべてを何度も繰り返す。スポーツでも楽器でも、何事も繰り返し練習していかなければ身に付きません。

正しい学習法で、時間をかけていけば、自ずと自分のものにできるはずです。以上の勉強のツボを実践していけば、誰でも必ず英語を得意にすることができます。そして何より、英語が嫌いでは実際に使う機会からも遠ざかります。苦しむことが勉強だ、などと暗いことを言わずに、楽しんで学んでいってはいかがでしょうか。

数学 MATHEMATICS 数学の力を「基礎力」、「応用力」、「実践力」の3段階に分けて考えてみましょう。

 数学のテストで出題される問題は、ワークの練習問題とまったく同じにはまずならないでしょう。数学は、今まで見たこともない問題に、身につけた道具(ルールや公式)で立ち向かう教科です。それは基礎的な計算問題でも、入試問題のような難しい応用問題でも変わりません。応用問題の難しいところは、計算問題のようにすぐに使う公式が分かるわけではなく、何の公式を、どのように使って解くのかを自分で考えなければならないところです。

勉強のツボ

数学の力を「基礎力」、「応用力」、「実践力」の3段階に分けて考えてみましょう。

 「基礎力」とは、公式を知っていて、式から答えを導くことができる力です。たとえば、計算問題を解くときに必要なのがこの基礎力です。計算問題は、公式を覚えて数を当てはめれば正解を導き出すことができます。これは、問題を解くときに使う一つひとつの道具を使いこなす力です。計算のルールを正しく身につけ、速く、正確に解くことができるようになると、数学が得意になります。
 しかし、このルールを身につけることは容易ではなく、たくさんの練習を積み重ねることが必要です。同じ問題を何度も何度も反復して解くことで、基礎力を身につけてください。

 「応用力」とは、たくさんの問題パターンを知っていて、"この問題ではどの公式を使えばいいのか"を思いつくことのできる力です。まれに天才的なひらめきをもって問題を解いていく人もいますが、ほとんどの人はそうではありません。さまざまな問題のパターンを知ること、つまり、「経験値を積む」ことが大切です。「応用問題」と聞くと難しそうで手をつけたくない、と考えてしまいがちですが、基礎力がしっかりと身に付けば応用問題は怖くありません。「どの公式を、どのように使うか」が分かれば、あとは適切な数をあてはめるだけで正解を導き出すことができるからです。
 応用力をつけるには、まずは代表的な問題の解き方を「真似て」、同じように解けるようになることが大切です。まずは同じパターンの問題を、パターン通りに解けるようにする。そして、そのパターンを増やしていくことで、さまざまな応用問題に対応できる力がつきます。

 そして、「実践力」とは、試験で求められる傾向をつかむ力です。一口に試験といっても、学校の定期試験、数学検定、高校入試ではかなり傾向が異なりますから、それぞれに応じた対策が必要です。アカデミー学院では、定期テストや受験など、試験に合わせた対策を行っています。問われている力がどんな力なのかを把握し、出題されやすい問題を練習することが実践力を養うために重要なポイントです。

 数学のルールを身につけることは容易ではなく、たくさんの練習が必要です。それはスポーツと同じです。見本を見たり、やり方を聞いたりしただけでは上手くできるようになりません。自分だけの力で同じようにやってみて、慣れるまで、考えなくてもできるようになるまで何度も繰り返すことが必要です。このように、自分の力だけで解けるようになった問題の量が数学での「実力」だといえるでしょう。

 数学は「ルールを知る」だけでは上達しない教科です。解き方を学んだら、「自分だけの力で同じように解くことができるかチェックしてみる」必要があります。これが復習です。たくさんの問題集に手を出すよりも、1冊の問題集を何度も解き直して「自分だけの力で解くことができる問題数」を増やしていきましょう。

今のあなたに不足している力は何でしょうか。まずはその力の強化に努めてみてください。決して楽をせず、時間をかけて積み重ねていくことが大切です。

国語 JAPANESE 様々な「整理」の仕方や「言い換えられた言葉」の見つけ方を紹介していきます。

 国語とは、ここ日本では日本語の勉強です。いつも使っている日本語だからといって甘く見てはいけません。国語は理科や社会などと違い、一度やった問題と全く同じ問題が試験や入試で出ることはないでしょう。したがって、暗記をしたからといって点数につながるわけではありません。それでは、何が大切なことなのかというと、それは「言葉を整理する力」だと思います。「言い換えられた言葉を見つける力」と言っても良いかもしれません。「言い換えられた言葉」とは、例えば、日常的に使われる「こそあど言葉」や「まとめ文」、「情景描写」、「具体例」など様々なものがあります。他にも「言い換えられた言葉」はあるのですが、詳しくは授業内で説明します。このように、国語の文章は「言い換え」で成り立っています。その「言い換えられた言葉」を正しく「整理」できるか否かが解答のキーポイントとなってきます。

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 それでは、光村図書『教科書マスター 国語中3』(2013)P.51を例に見ていきます。
本文 
庄兵衛は、今さらのように驚異の目をみはって喜助を見た、このとき庄兵衛は、空を仰いでいる喜助の頭から毫光が差すように思った。
問題
  庄兵衛は、喜助に対してどのような気持ちを抱いているか。次から選びなさい。
  ア 同情  イ 嫉妬  ウ 感嘆  エ 不快

まずは、選択肢を+の感情と-の感情に「整理」してみると以下のようになります。
ア 同情 +-(文脈による)
イ 嫉妬 -
ウ 感嘆 +
エ 不快 -
本文では「驚異の目をみはって」からは驚きの感情が、「喜助の頭から毫光が差すように思った。」からは「光」という漢字からも分かるように+のイメージが読み取れます。このことから、正答はウの感嘆となります。
今回取り上げた例は初歩的な「整理」です。授業では様々な「整理」の仕方や「言い換えられた言葉」の見つけ方を紹介していきます。この訓練をすれば、見たことない問題でも自分の力で考え、解答することができます。

理科 SCIENCE 理科を勉強するうえで大切なことは、まずは興味を持つこと。 もうひとつはなぜそうなるのかを考えることです。

 理科を勉強するうえで大切なことは、まずは興味を持つこと。イヤイヤやっていたり、「覚えなければならない」と義務感でやるよりも、興味を持って『へぇ、そうなんだ!』と感じながら勉強した方がすんなり頭に入ってくるものです。

 もうひとつはなぜそうなるのかを考えることです。理科で勉強する内容にはすべて理由があります。その理由や理屈をきちんと理解していれば、単に丸暗記して覚えようとするよりもよっぽど頭に残るし応用も利きます。覚えることと理解することは違います。『どうして?』という気持ちを大切にして、丸暗記ではなく理解しながら覚えていく癖をつけましょう。

 また、理科は私たちの生活に関わっている内容がとても多い科目です。動物や植物に関する問題は、一歩外に出れば資料の宝庫です。天気分野は、勉強したことが天気予報などで使われているのを見るだけでも楽しいし、光の屈折や天体の動き、物体の動きなど、日常生活や実験を通して確認することができます。テキストだけではイメージしにくいものも、実際に目で見て触れることで理解できます。『百聞は一見にしかず』です。実体験を通して理解して納得しながら覚えていきましょう。

勉強のツボ

 湿度や速さ、電気など、計算問題も理科では数多く出てきます。しかし計算問題といっても、実際に使うのは基礎的な計算がほとんどです。計算問題は出題されるパターンもほぼ決まっているので、何度も何度も反復して練習してパターンをつかんでしまいましょう。イヤというほど問題を解いて、問題を見たときに「あ、これはあのパターンだな」と思えるようになればしめたものです。

  昔から「食べ物はよく噛んで食べろ」と言われます。よく噛まなければうまく消化できません。反芻(はんすう)動物と呼ばれる牛などは、胃の中に入った食物を再び口に戻してもう一度よく噛みなおして胃に送るというサイクルを繰り返します。勉強も同じです。定期試験前日の一夜漬け、とにかく丸暗記、そのような勉強法ではその時は点数が取れても時間がたてばやがて忘れてしまいます。理由、根拠をしっかりと理解し、納得したうえで、何度も繰り返し学習して確実に身につけることを心がけましょう。

≪入試に関して≫
 入試の問題は、暗記した知識を持っているだけでは解けない問題がほとんどです。覚えていることは大前提で、答えを導き出すためには考えることが必要です。考えの助けになるように、考えたことを目に見えるように問題用紙に書き込む習慣をつけましょう。
 まずは問題文をしっかりと読むこと。特に大事だと思った部分には鉛筆でアンダーラインを引く。必要だと思ったら図に直接書き込む。問題用紙はどのように使ってもあなたの自由です。問題用紙の上をあなたの頭の中の一部として、どんどん活用して問題を解いてください。

社会 SOCIALSTUDIES 思い出す努力を!!

 「社会ってなんで勉強するんだろう」なんて考えたことがありますか。覚えることがたくさんあって、結局言葉だけたくさん覚えて、テストが終わったら全部忘れて……。「社会ってなんの役に立つの?」と考えてしまうことが多いかと思います。

 そもそも「社会」とは何なのでしょうか。「社会」とは"人と人とのつながり"のことです。
世界には様々な人種の人が様々な地域に住んでいます。ある地域では雨がたくさん降ったり、ある地域では雨が全く降らなかったり。食べ物がたくさんとれる地域もあれば、食べ物が全然とれない地域もあります。それが「地理」です。
海沿いに住む人は魚がよくとれて、内陸の人はよく果物がとれる、そうすると人々は交換をします。これが貿易です。交換に応じない場合は奪おうとしますね。これが戦争です。戦争に勝ったほうは自分の支配の正当性を示すために自分の都合のいいように日記を書きます。それが現代まで残ったものが「歴史」です。
戦争に勝った人は支配している土地の人々をコントロールしなければなりません。人殺しが町にはびこっていたら大変ですね。人々の生活を守るために作られたのが法です。そして法によってつくられた私達の生活の仕組みを理解するのが「公民」です。

 このように「社会」とは人と人とのつながりのことなのです。食べ物が欲しいと思ったら交換するし、奪ったりもします。相手に怒りが沸いたら争いもします。安心して生活したいから法律を作ったり警察を作ったりします。社会は人々の感情で変化してきました。
「ここの土地の人はなんで果物をたくさん作っているのだろう。」
「この時代の人はなんで争いばかりしていたのだろう。」
「この法律は何のためにあるのだろう。」
なんでだろうと理由を考えると勉強が楽しくなります。なんでだろうと思ったらすぐに調べてみましょう。スマホでも、パソコンでも、本でも、あるいは家族に聞いてみるのもいいかもしれません。なんで?と興味を持つことが勉強への第一歩です。

勉強のツボ

 しかし、全部のことに興味を持つのが理想ですが、なかなか難しいことですね。そこで、社会が苦手という人でもできるようになるコツを紹介します。

社会科の勉強と言ってまず思いつくのは"暗記"でしょう。言葉を覚えること自体は悪いことではありません。社会科には"覚えること"がつきまといます。学校の社会のテストは覚えた分だけ得点が取れるというのも事実です。では、どのようにして重要語句を覚えたらよいのでしょうか。

《大前提》
広い範囲を一気に学習するのは細かいところがある程度覚えられてからです。狭い範囲に区切って学習していきます。「困難は分割せよ」です。

 ①使っている教科書やノート、ワークの太字・色付きの部分を読みます。声に出して読むと尚よいです。
 ②①で太字の部分を読んだらその周りにある文章を読んでみましょう。語句の説明になっているはずです。2周は読んでおきましょう。

 ①②だけの作業ですべて覚えられたら天才です。多くの人はこれだけでは覚えられないので、繰り返し問題を解いて重要語句をおぼえます。

 ③持っているワークや問題集の一問一答形式の問題に取り組みましょう。繰り返しこの形式の問題を解いて全問正解できるまで解きましょう。
 ここで一つポイントです。同じ問題を2回目以降解くときは 間違えた問題を優先して確認しましょう。わかっていることを確認するのも重要ですが、間違えた問題をできるようにするのが得点アップの鉄則です。

①~③が完了したらいろいろな問題に取り組みます。難しめの問題でも使う知識は①~③で覚えたものがほとんどです。この3ステップを意識して勉強しましょう。

最後にひとつ。記憶力を伸ばす習慣として「思い出す努力」をしましょう。問題を解くとき、ノートを振り返るとき、すぐにあきらめてしまってはいけません。一度見た語句は頭の中を探せば見つかるはずです。語句を思い出す練習として、「思い出す努力を!!」