学院長元気の出るブログ

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なんである アイである

2018.04.22日

「なんである、アイデアル」は、往年の人気俳優・コメディアン・マルチタレントの植木 等さん(1926-2007)が1963年に大ヒットさせたテレビの5秒CMのキャッチコピーです。
私もこれを毎日のように見て、当時斬新的なアイデアだった折りたたみ傘を親にねだって買ってもらい、通学にずいぶん重宝したものです。持っていない友人はいないというぐらいヒットしました。
今だったら間違いなく「流行語大賞」になっていたでしょう。



今日のテーマは「なんである、アイである」ですが、もちろん傘のCMではありません。


ロス滞在中の1週間ちょっと前、「いっちゃれば ちょーでー」の中でご紹介した親しい友人の金成さんのジャーマンシェパード2頭のうちの大きい方、雄のリオの話です。
リオは警察犬のようで見た目はとてもいかついのですが、よその犬にもそして人にも懐こく、3歳児が手を出して頭や体に触れても平気なとても優しい犬です。普段は家の裏庭でもう1頭のジャーマンシェパード、妹のようなアディと一緒にプロレスをしたりしてひっくり返ってじゃれ合う陽気で元気な犬で、よく訓練されています。
ただひとつ、リオはフードアグレッシブという問題を抱えています。食事中、たとえ飼い主でも近くに寄ると食べ物を取られると思って攻撃的になり、「ウー、ウーっ!」と唸って、ときには噛みついてきます。金成さんはこの 1年で3回噛まれました。1か月ほど前には手首を噛まれ4針縫う大怪我をされました。


私がロスを訪問するということを知った金成さんはぜひとも私と一緒に車でラスベガスの鶴田先生の教会に行きたい、往復の車の中でたっぷり話したいと願っていらっしゃったのですが、直前にこの事件が起こってかなり意気消沈し、リオを番犬として必要としているよその家にやることを真剣に考え、家族にそのことを伝えました。
ところが、リオを見つけて家に連れてきた奥さんのレズリーにとっては自分の可愛い子のようなもので、相当なショックを受け、次女のジョイさんは聞いて泣き出しました。
それでも金成さんは最終的には家族を半ば強引に説得して、犬の訓練でお世話になっていた訓練所へ引き取ってもらうようお願いに行きました。


ところが、金成さんは奥さんとジョイさんのことが心に引っかかって平安がありません。
私(舟田)を迎えるような状況ではない、とかなり悩んでいらっしゃったそうです。


ところがそのとき金成さんは思い出したのです。お気に入りの映画 ”Seabiscuit”(『シービスケット』)はこれまで何度も繰り返し観ていますが、リオに噛まれるちょうど2〜3日前に観たシーンのセリフが突如よみがえってきたのです。
シービスケットは競走馬の映画です。その中で、骨折をしたある競走馬を面倒見ている調教師トムに、ある人がこのように尋ねます。「どうしてそんな馬を面倒見ているのだ?」。競走馬は一度骨折すると通常安楽死をさせるからです。ところが、そのとき調教師トムはこのように答えます。
“You don’t throw a whole life away just ’cause he’s banged up a little.”
「ちょっと怪我をしたぐらいで命まで捨ててしまうもんじゃない」


この言葉によって、金成さんはRioを手放す考えを改めて、家族に謝り、フードアグレッシブの矯正トレーニングを続ける決心をします。
このときトレーナーから教えられたレッスンは、
「犬の調教には愛と訓練の両方が欠かせない」
ということでした。


金成さんはほかにもいくつか大きな問題を抱えていらっしゃいましたが、不思議なようにすべての問題が解決し(全面解決ではなくまだ進行中のものもありますが)、私を迎えることができるようになった、とおっしゃっていました。


愛だけだと甘やかしてしまい、犬は飼い主の言うことを聞かなくなる。
かと言って厳しい訓練だけだと犬は飼い主の愛情を感じず、自ら進んで言うことを聞かなくなるのです。
これは私たちの子育てや教育にも共通する教えです。


知恵の格言集の真髄とも言える聖書の箴言は、イスラエルの王ソロモンによって書かれました。ソロモン王は古今東西を通じて世界最大の知者と言われています。
その中の1節に次のような言葉があります。
「若者をその行く道にふさわしく訓練せよ。
そうすれば、年老いても、それから離れない」
(箴言21:6)


この訓練は、子どもや金成さんの場合の犬にとっては当座は喜ばしいものとは思われませんが、愛の動機から出ていることが後になって本人にわかるようになるものです。
「なんである、愛である!」


話はここで終わりません。
明日のPart2に続きます。


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