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「便利さ」の支払う代償

2017.11.10日

先日の「AI(人工知能)は人か神か!?」の記事の中で、ここ数年でAIを活用した技術がどんどん進んできていて、今年の東京モーターショーでそれが競われているという内容をご紹介しました。


車の自動運転の実用化はもはや時間の問題です。
自動車はこれまでのように、単に人や物を移動させる昔の「馬車」に変わる「自動」で動く車ではなくなり、動くコンピュータのようになります。そのためには、AIだけでなく情報通信技術(ICT)がより大きな役割を果たすようになります。
一見とても便利なように見えてみんな憧れていますが、これがとてつもない危険性をはらんでいます。
下の図はIPAセキュリティセンターの「自動車の情報セキュリティへの取組みガイド」からのものです。


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これは現在の状況ですが、今後さらに複雑化していきます。
スマートフォンやタブレットPCなど、私たちが日常生活の中で当たり前に使っているものがネットワーク化されていくに従って、情報の漏えいやサイバー攻撃を受ける危険性がどんどん高まります。
ハッカーが電子システムのセキュリティを攻撃して、車両の窃盗が行われます。
ロンドン警視庁によると、昨年イギリス国内で盗難被害にあった車両の半分がキーレス車両であったと推定されています。


料金や高速料金の支払いに使用するモバイル決済システムも自動車への搭載が進んでいます。ドライバーの携帯電話と自動車が接続するようになると、自動車への攻撃を足場にして携帯電話の銀行アプリやその他の個人情報を攻撃することが可能になります。また、自動車の現在地を追跡すれば所有者の自宅を突き止めることはもちろん、いつ留守にしているかも分かるため、家屋への侵入も容易になります。


最近の自動車にはインテリジェントな運転支援機能が多数搭載されており、これらのサブシステムは車載ネットワークで相互に接続されています。しかしネットワーク接続はそれ自体が1つのセキュリティ・リスクとなります。つまり、車載ネットワークの中でさほど重要性の高くないサブシステムであっても、その部分のセキュリティが弱いとそこからの侵入を許し、車両全体に攻撃が広がる可能性があります。


すでに、2年前にセキュリティ研究者たちが、10マイル(約16km)離れた場所からノートPCと携帯電話だけを使って車両のオンボード・システムにアクセスして車両の制御を乗っ取ることに成功し、エアコン、カーラジオ、ワイパー、エンジン、ブレーキを乗っ取り、最後には車を減速させて路肩に停車させたといいます。
(出典:「家電や自動車がサイバー攻撃の対象になる時代の情報セキュリティを考える」 Enterprizine、「自動車のセキュリティに対する脅威と対策への提言」 シノプシス Mike Borza)


これは取りも直さず、近い将来、いつでも、どこでも、誰にでも起こり得るということです。
たとえセキュリティを何重にしても、人が作るものですから必ずそれを解くハッカーが現れます。
このような危機と私たちは隣り合わせに生きています。
「便利さ」の支払う代償はあまりにも大きいです。


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