学院長元気の出るブログ

日々の随想。教育問題、子育て、英語、積極思考、人間関係、霊想等など。
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ジョージ学院長 元気の出るブログ

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知識だけでも、意思だけでも十分ではない

2017.09.30日

"Knowing is not enough; we must apply. Willing is not enough; we must do."
--Johann Wolfgang von Goethe – 1749-1832, Writer and Statesman
「知識だけでは十分ではない。それを生かさなければならない。
意思だけでは十分ではない。実行しなければならない」

--ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ、作家・政治家


厚生労働省は29日、20〜74歳の約320万人(3.6%)が、生涯でパチンコや競馬などのギャンブル依存症が疑われる状態になったことがあるとする2017年度調査結果を発表した。16年度調査と比べ0.9ポイント増加。前回は都市部に限った調査だったが、今回は地方も含み国内の実態をより正確に反映している。諸外国と比べ日本の割合は高く、対策が急務になっている。
過去1年以内にギャンブルに使った平均額は月約5万8千円だった。
ギャンブル依存症が疑われる人の割合を諸外国と比較すると、生涯でみた場合は、オランダが1.9%(06年)、フランスが1.2%(11年)、スイスが1.1%(08年)であり、日本の割合の高さが目立つ。

(9月29日付 日本経済新聞WEB版より一部抜粋)


ギャンブルがいけないことも、また酒やタバコその他の依存症が良くないこともみんなわかっています。
でも、「知識だけでは十分ではない。それを生かさなければならない」のです。
多くの人が何度も「やめよう」と決意します。
しかし、「意思だけでは十分ではない。実行しなければならない」のです。


これはなにもこれらの依存症に限ったことではありません。
私たちも身の周りを見渡すと、また自分自身の生活を見直しても、結構似たり寄ったりのところがあるのではないでしょうか?


ゲーテは若いときから老いるまで、年上の人妻を始め、多くの女性に燃えるような恋愛をしてはその都度失恋に終わりました。しかし、その経験がすべて『若きウェルテルの悩み』など彼の作品に生かされました。


ゲーテはまた次のような名言も残しています。
「私たちは高いところに憧れるが、歩き始めることには無関心だ。
山々を望みながら、平らな道を歩きたがるものだ」


「私たちは」と一般化して言っていますが、おそらくゲーテ自身、自分がそうだったことを悟っていたのではないかと思います。
そして、これは私たちみんなに当てはまることです。
すなわち、楽なほうに流されるのです。
だから、ゲーテは自身を含め、私たちみんなに忠告の思いを込めて、冒頭の言葉を語ったのではないでしょうか。
「知識だけでは十分ではない。それを生かさなければならない。
意思だけでは十分ではない。実行しなければならない」と。


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アンビリーバボー!

2017.09.29日

"People get so used to the dark that they think it's growing brighter."
--Vance Havner – 1901-1986, Author
「暗さに慣れてくると明るくなってくるように感じるものだ」
--ヴァンス・ヘイナー、作家
(訳 舟田譲二)


今日はちょっとしたカッコいい英語の発音の裏技をご紹介します。


第18講 「暗い L の発音で明るくなってくる」


「アンビリーバボー」と言えば、そう、あのテレビの人気番組。副題は「奇跡体験!」
英語の発音でもこのアンビリーバボーな奇跡体験ができます。


昨年、あれほど大ヒットしたピコ太郎のPPAP。今年になってすっかり姿を消してしまいました。


20160928121029.jpg


あの歌声が聞こえてきそうです。
"I have a pen
I have a apple
oh!
Apple pen!"


実際にはピコ太郎は
「ディスイズアペン ディスイズアアポー アポーペン」
とまったくのカタカナ英語で、しかも a apple と文法もすべてでたらめ。
それであれほど大人気になったのですが、じつはここに今日の「アンビリーバボー」が隠されているのです。


発音記号は apple【ǽpl】、unbelievable 【ʌ`nbəlíːvəbl】ですが、じっさいには〔アップル〕〔アンビリーバブル〕ではなく、〔アッポー〕〔アンビリーヴァボー〕のように聞こえます。
この apple とか unbelievable の最後の【pl】【bl】のLの音は音声学では「暗いL」 (dark L) と言い、発音記号【ɫ】(小文字の l の上に ̴ がついた形)を使います。
「明るいL」 (clear L) については、「ライト(右)にライト(光)を当てろ!?」の中に書きました。舌先をしっかりと上の歯茎にしっかりとくっつけたまま離さないで発音します。
しかし、【pl】【bl】などでは舌先をしっかりと上の歯茎につけて発音するのが難しいので、舌のちょっと奥の部分が歯茎よりも後ろの部分に軽く触れて「暗いL」【ɫ】で間に合わせます。これが日本人の耳には〔アッポー〕〔アンビリーヴァボー〕と聞こえるわけです。
実際にはuncle【ʌ'ŋkɫ】、pencil【pénsɫ】、hospital【hɑ'spitɫ】と最後の l のところで舌先を上の歯茎の後ろにつけて発音しますが、アメリカ人の幼児など、まだ正確な発音ができない子どもや英語を学んでいる日本人の小学生なども耳で聞いた音を真似ようとするので、〔アンコー〕〔ペンソー〕〔ハスペロー〕のように言うのです。


「暗い L の発音で明るくなってくる」というのは、カタカナ式で〔アップル〕〔アンクル〕〔ペンスィル〕〔ホスピタル〕などと言うよりも〔アンコー〕〔ペンソー〕〔ハスペロー〕のほうがよほどネイティブのような響きで、上手く聞こえるということす。
「アンビリーバボー!」


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トマス・エジソンの失敗は...

2017.09.28日

"I make more mistakes than anyone else I know. And, sooner or later, I patent most of them."
--Thomas Edison – 1847-1931, Inventor and Businessman
「私は知っているほかのだれよりも多くの失敗をする。しかし、遅かれ早かれ失敗のほとんどで特許を取る」
--トマス・エジソン、発明家・起業家
(訳 舟田譲二)


エジソンは電球を作るときに1万回実験に失敗したけれども、「失敗だって?とんでもない。1万通りのうまくいかない方法を見つけたんだよ」と言った、という有名な逸話がありますが、上でエジソンは自分の失敗を認めています。


ただ、その失敗をも生かして成功に結びつけているというわけです。
これはとても大切なレッスンです。
「失敗は成功のもと」
とよく言いますが、まさにそのとおりです。


人はだれでも失敗します。失敗しない人などひとりもいません。
失敗に打ちのめされて「もうだめだ」と思うことこそが、本当の失敗なのです。
私もこれまで数えきれないほど多くの失敗をしてきました。
ときどきその時の思い出が甦ってきて、冷や汗をかいたり、胸が苦しくなることさえあります。


しかし、そのようなときには、「いや、あのときの失敗があったからこそ今の自分があるのだ」と思い直すことによって失敗のトラウマから解き放たれます。
いつまでも過去の失敗に捕らわれていることこそが失敗です。
たとえ何度失敗しようともあきらめなければ成功する、ということは人類の歴史が証明しています。
「成功とはあきらめないこと」は私の固い信念でもあります。


私はこれまで健康をないがしろにしてきたため、そのツケが回ってきてここ7〜8年さまざまな病いで苦しんでいます。
でも、これでもう終わりではありません。
今、食生活を始め、運動や睡眠などあらゆる生活習慣を点検し直し、改めるべくできる限りのことをしています。
私は何度転んでも、いつも石でも拾って立ち上がります。そしてそれを成功へとつなげる決意をしています。


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クエスチョン スイーツ ツイッター の共通点は?

2017.09.27日

「クイーン」「クイック」「クエスチョン」「クエスト」(ドラゴンクエスト)「スクワット」などすっかり日本語になったものがたくさんあります。
ほかに、「スイーツ」「スエットパンツ」「スイッチ」「スイング」「ツイン」等など。
これらの共通点はなんでしょう?


この「クイ〜」や「クエ〜」「スエ〜」「スイ〜」「ツイ〜」で始まる言葉も日本人にとっては発音がちょっと難しく、「hat に『ハッと』する」の中に書きましたように、正確な発音を身につけておかないと、「ついうっかり」といつもの癖が出てしまいます。


第17講 「qu sw tw の発音」


英語の勉強をしていて、q で始まる単語が全部 qu になっていることにお気づきになった方もあるかと思います(一部 qa qi qo もありますが、これらはイスラムやアラブ系、中国系の地名・人名など固有名詞の独自の発音を英語表記したもの)。
昔の英語(5c〜12c頃)では cw と綴られていましたがこんにちの qu と同じ音です(c k q は親戚の文字)。
イングランドは昔いろいろな国に征服されました。その都度、その国の言語の影響を大きく受けました。
もともと話されていたイングランドの言語はゲルマン民族の制服によりドイツ語に近い言語に取って代わり、後にノルマン民族に征服された際にはラテン語系のフランス語にも影響されました(当時、支配階級がフランス語を話し、庶民は英語を話していました)。
この結果、英語にはいろいろな言語の語彙やその発音が残り、現代英語になったのです。また、その過程で、ヨーロッパの多くの言語に見られる複雑な、名詞・形容詞・動詞の格変化の屈折が英語になくなり、わずか「3単現のs」が残っている程度になりました。


さて、qu- で始まる単語の発音は、「クイーン」「クイック」「クエスチョン」「クエスト」のような〔ク〕ではなく、【kw-】と〔クウ〕という音です。【w】〔ウ〕と言うとき、日本語の普通の〔う〕の音ではなく、唇を丸めて突き出して強く〔ウゥ〕と発音します。
ですから、
queen【kwíːn】 〔クウィーン〕, quick【kwík】〔クウィック〕, question【kwéstʃən】〔クウェスチュン〕, quest 【kwést】〔クウェスト〕, squat【skwɑ't】〔スクウァット〕(スクワットではない)
のようになります。
ときどき Kwik のようなスペリングを見かけることがありますが、これは英語の綴り字法ではなく、 quick をもじって商品名にしたもので、発音は quick と同じです。


このほか上の例では、、
「スイーツ」は sweets【swíːts】〔スウィーツ〕, 「スエットパンツ」の「スエット」は sweat【swét】〔スウェット〕, switch【swítʃ】〔スウィッチ〕, swing【swíŋ】〔スウィンく゚〕, twin【twín】〔トゥウィン〕
のように発音します。
そうそう、ついでに日本語の「セーター」は英語では sweater【swétər】〔スウェター〕(「汗をかかせるもの」の意味)です。


なお、「ツイッター」は英語では twitter【twítər】〔トゥウィッタ〕、「ツイート」は tweet【twíːt】〔トゥウィート〕で、日本語とは似ても似つかない発音です。もともと tweet は鳥のさえずりの「ピーピー」「チュッチュ」というような擬音語で、 twitter はピーチクパーチクしゃべる「おしゃべり屋」のような感じの意味です。当初、日本語では「ツイート」を「つぶやく」と言っていましたね。


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発音のセオリーと実践

2017.09.26日

"In theory, there is no difference between theory and practice. But in practice, there is."
--Yogi Berra
「理論上、理論と実践に違いはない。しかし、実践においては違いがある」
--ヨギ・ベラ、MLBプロ野球選手
(訳 舟田譲二)


ヨギ・ベラ(1925-2015)はメジャーリーグ選手としては、身長172.7cmと超小柄でしたが、アメリカ野球殿堂博物館入りしている名プレーヤー。
「メジャーリーグ屈指の「バッドボールヒッター」(悪球打ち)と呼ばれ、日米野球で金田正一が投じた頭の上の高さの悪球をバットを立てて大根切りで右翼スタンドへ叩き込んだそうです。
(Wikipediaより)


ヨギ・ベラの人生が上の名言を証明しています。
先日シェアしたバスケットボールのおもしろ動画をもう一度ご覧ください。
これは理論上の話で、実践ではまずこううまくいかないでしょうが。



第16講 「理論と実践」


「理論」を英語で theory と言います。最近はカタカナ語がやたらと多く、普通に「セオリー」と言われるようになりました。
「理論上、理論と実践に違い」はなく、日本では日常の生活で「セオリー」で事欠くことはまずありません。
「しかし、実践においては違いがある」のです。
どういうことかと言うと、この theory という言葉をいつでも「セオリー」と言っていると、英語を話しているときにも無意識のうちに〔セオリー〕と言ってしまうのです。これが理論と実践の違いの現実です。
私はこれまでそのような状況を数えきれないほど見てきました。これが、日本人の英語が外国人に通じない理由のひとつだと言えます。


高校時代、夏休みにアメリカからひとりの高校生が我が家にホームステイに来ました。
私の小中高校時代の友人がたくさん遊びに来て、みんな英会話の実践を試みたのですが、なかなか彼らの話す英語が通じません。
そのひとつの例を「エピソード」の中で以前ご紹介しました。


さて、 theory ですが、英語では【θíːəri】と発音します。
この【θ】はギリシャ語の「シータ」といい、見た目も形が少し似ていますが、口の中で上の歯と下の歯の間に舌先を少し出して〔す〕という音を出します(〔 〕内のひらがな表記は日本語にない音だということを意味しています)。英米人の中には舌を歯と歯の間にはさまず、上の歯の裏に当てて発音する人もいますが、下の図のような舌の位置で th の音を練習することをお勧めします。


th.png


英語によく出てくる th の綴りは、無声音では theory のように【θ】、有声音では【ð】と発音します。
ですから、英語の the, this, they, there などを日本語式に〔ザ〕〔ズィス〕〔ゼイ〕〔ゼア〕と発音したら絶対に通じないのです。
〔アイ スィンク〕と言ったら、英語では I sink と聞こえます。
〔ゼン〕は zen (禅)と聞こえます。then は正しくは【ðén】です。


英語に限らず語学の学習はたとえどの言語でも必ずそれぞれ独自の音があります。それを自国語の似た音で間に合わせようとすると、絶対に上達しません。
そういう意味で、まだ頭が柔らかい幼い子どもほど先入観や恥ずかしさ、癖などがないので楽に新しい言語の正しい音を身につけることができるのです。


でも、これは私の持論ですが、何事にも手遅れということはありません。今からでもしっかり練習すれば必ず正しい発音をすることができるようになります。カタカナ英語だった大勢の人を綺麗な発音ができるよう指導してきたので確信を持って言うことができます。


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愛の輪を広げよう

2017.09.25日

"Spread love everywhere you go. Let no one ever come to you without leaving happier."
--Mother Teresa – 1910-1997, Nun and Missionary
「あなたが行くところどこででも愛の輪を広げなさい。あなたのところに来る人が、もっと幸せな気持ちになってあなたのもとを去ることができるように」
--マザー・テレサ、修道女・宣教師
(訳 舟田譲二)


昨日はとても嬉しいことがふたつありました。
毎日、一日に何度もお祈りしている人が何人かいるのですが、そのうちのひとりの方が半年ぶりぐらいで教会に来られました。
前回久しぶりに来られたときには体調が思わしくないようで、言葉数も少なかったのですが、昨日は目が合うなりその表情からすっかりお元気になられている様子がすぐにわかりました。
お互いににっこりと笑顔を交わすなり、こちらに飛んできて両手を広げてハグしてくださいました。
ハグして背中をさすりながら私は嬉しくて涙が出てきました。
「毎日お祈りしていましたよ」
と言うと、
「はい、ありがとう。わかっていました」という返事。


礼拝中はとても美しい、大きな声で賛美され、牧師のメッセージにはひと言ひと言大きくうなずいてメモを取っていらっしゃり、その姿を後ろから見ていて何度も何度も涙が出てきました。
礼拝後もしばらくお話ししましたが、自ら進んでいろいろなことを話してくださり、何年も昔に戻ったような気持ちになりました。


午後からは別の方ふたりが遠くからうちを訪ねてきてくださいました。
このおふたりのためにも毎日お祈りしているのですが、とても元気で明るく、いろいろな話に花が咲き、祈りが聞かれていることを目の当たりにして、嬉しくて仕方ありませんでした。


ふたりが帰られてから、私は冒頭のマザー・テレサの言葉をしみじみとかみしめました。
まるで天使が朝は教会に、午後には家を訪ねてきてくれたような感じでした。
私の一番の喜びは、人が幸せになっているのを見ることです。
人の幸せが私の幸せです。
マザー・テレサのように、私自身も幸せを持ち運ぶ器になりたいと心から願わされました。


そもそも私たちはみんなそのために生かされ、この地上に置かれているのではないか、それこそが私たちの使命なのではないか、と強く思わされた一日でした。
神様、感謝いたします。


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hat に「ハッと」する

2017.09.24日

昔は「帽子」というと hat 〔ハット〕、と学校で習っていましたが、こんにち hat はほとんど見かけなくなり、今や帽子は cap 〔キャップ〕となりました。お年寄りから子どもまでみんな cap を愛用しています。私自身もそうです。4年前には hat をかぶっていましたが今は cap です。最初はちょっと抵抗があったのですが、今ではこのように後ろ向けにかぶったりするようになりました 笑。(次男夫婦から今年の誕生プレゼントにもらった愛用のキャップで、つばは後ろについています)


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第15講 「hat hut hot  の発音」


一般に日本では hat は〔ハット〕と発音するものと思っている人が多いと思いますが、実は cap 〔キャップ〕と同じ母音です。
cap とか cat だとちゃんと発音できるのに、hat になるとたちまち〔ハット〕になってしまいます。
同じ a のスペリングなので【æ】という音ですから、【hǽt】は〔ハット〕というより、むしろ〔ヘァット〕に近い発音です。
そもそも cap も【kjǽp】〔キャップ〕ではなく【kǽp】〔ケァップ〕なのです。(【j】の音については「i と j」を参照)


基本的に、アクセントのある a は【ǽ】〔エァ〕と発音されます。
アクセントがほかの母音にある場合には、 a は【ə】〔あ〕というあいまい母音になります(「『アァー』『あぁー』、ため息が出ますね」)。
たとえば、cap は【kǽp】ですが、-ity という名詞を作る接尾辞がつくとアクセントはその直前に移動するので、capable (能力のある)の名詞形 capacity (能力)を日本語で最近よく「キャパシティ」と言いますよね。しかし、正確には【kəpǽsəti】〔かペァスティ〕のようになります(カタカナ表記に少し無理がありますが)。


本題に戻りますと、日本語で〔ハット〕と言うと、アメリカ英語では「小屋」を意味する hut 【hʌ't】〔はット〕と聞こえます。(ここでひらがなで〔は〕と表記したのは下の【ɑ】の発音と便宜上区別するためであって、音を表しているわけではありません。日本語は一般にあまり口を大きく開けて発音しないので、〔あ〕はこの【ʌ】に近い暗い音です)
スペリングは cut, sun のように u で綴られることがほとんどですが、次のようなケースもあります。
come, love, won, country, trouble, young, blood, flood


【ʌ】と【ə】は非常によく似ていますが、上で述べましたように【ə】はアクセントのない弱い音で、【ʌ】はアクセントがあるはっきりした音です。
「しかし」という意味の but は普通の会話の中では【bət】と弱く発音しますが、強調するときには【bʌ't】と言います。


これに対してよく似た音で hot 【hɑ't】の【ɑ】は口を大きく開けてはっきりと発音します。
(イギリス英語では、コーヒーの「ホット」のような【hɔ't】の音になります)


ということで、日本語ではみんな同じ〔ハット〕になる言葉ですが、英語ではhat【hǽt】(帽子)、hut【hʌ't】(小屋)、hot【hɑ't】(熱い、暑い)で、全部まったく違う音なので、発音する際には気をつけなければなりません。
本当に hat の音には「ハッと」しますね (笑)


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英語をネイティブのように発音したかったら

2017.09.23日

singer は日本語では「シンガー」。
youg の比較級は younger 「ヤンガー」。
と思うでしょう。
残念でした!


第14講 「英語の【ŋgər】〔ンガ〕 と 【ŋər】〔ンか゚〕いう音」


日本語にはガ行の鼻濁音というのがあります。
「私行きます」
の「が」を「か゚」【ŋa】と発音する地域が東日本を中心にあります。もともと東京方言なのですが、NHKのアナウンサーなどは標準語として訓練されているので「か゚」と言っています。
鼻から息を抜いて〔か゚、き゚、く゚、け゚、こ゚〕と言います。
最近ではだんだん聞かれなくなってきており、やがて日本語から完全に消えてしまうと思います。
ちょうど「ヱ」〔ウェ〕とか「ヰ」〔ウィ〕、「%82%A2.jpg」〔ィイ〕、「%82%A6.jpg」〔ィエ〕のように(「『ちょっと贅沢なビール』と言えば...」「ウヰスキーを飲む」「イースト菌?」)。


さて、今日の本題です。
英語の sing を【siŋg】〔スィング〕と発音するものと思っている人がほとんどだと思います。
これは正確には【siŋ】〔スィンく゚〕というふうに、語末の g は発音しません。
したがって、 singer も【síngər】〔スィンガ〕ではなく、【síŋər】〔スィンか゚〕になります。
えっ、なにが違うの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、じつはこれが大きな違いで、アメリカ人のネイティブスピーカーは文脈で singer って言いたいんだろうなと理解はしてくれるでしょうが、アメリカ人が「ワターシノ ナマーエワ ジョン ホワイト デース」と言っているように訛って聞こえるのです。


「〜する人」を表す英語の接尾辞 -er は、全部 singer【síŋər】同様、【-ŋər】〔ンか゚〕と発音されます。


ところが、ここで大問題。
young【jʌ'ŋ】〔ヤンく゚〕の比較級(もっと若い)は、【jʌ'ŋər】〔ヤンか゚〕にならず【jʌ'ŋgər】〔ヤンガ〕なのです。
なぜだかわかりますか?


これはかなり高度なレベルで、大学の英語専攻の学生や学校の英語の先生でも区別できないほどです。
答えは、上の「〜する人」という場合は鼻濁音の【ŋər】〔ンか゚〕ですが、形容詞(ものの様子を表す言葉)の比較級・最上級では【ŋgər】〔ンガ〕という音になる、です。アメリカ人が発音しているのをよーく聴いていたらわかります。
この発音の区別ができるようになったら、もう一人前、ネイティブ並みです。
ちょっと(じゃなくてたくさん)練習してみてください。


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噂が噂を呼んで

2017.09.22日

昨日は秋晴れの清々しい好天に恵まれました。
久し振りに体育館のプールにスイミングに行きました。
あまり頑張りすぎると後で反動が来ますので、今回は水中ウォーキングを中心にクロールは500mほどにとどめておきました。
じつはここ最近、「完璧すぎるDIY」「♪たったらたったたー どこでもドア...!」に書いたように、教室の階段踊り場のカーペットの張替えをしたり、ドアホンを付け替えるのに電気ドリルを使って固いタイルに穴を開けたりして頑張りすぎた結果、その後1週間ほどは疲れが出て体調を崩し、いつもの1万歩ウォーキングができないでいたのです。


昨日はとても気持ちよく泳げました。
隣で泳いでいた男性の方のクロールがあまりにも派手で、バシャッ、バシャッと大きな音を立てて足でも腕でも周りに水しぶきを上げるので、ちょっとお節介かと思いましたが声をかけました。
「水泳はこれまでどこかで習われたことがあるのですか?」
「いいえ、今日が5回目ぐらいで、最初は水が怖かったのですが少しずつ慣れてきました。人の泳いでいるのを見様見真似でやっています」という返事。
そこで、素人ながら足のキックの仕方や腕の廻し方・水のかき方、息つぎの仕方などを教えてさし上げたら、早速試され見る見るうまくなられて、褒めてあげるととても喜ばれました。
身体が大きく、胸板も厚い立派な体格をしていらっしゃるので、次回お会いしたときにはきっと私よりもうまくなっていらっしゃるでしょう (笑)。今度は私が教えていただかなければ...


さて、今日は午前中に教室に行って電気工事屋さんをします。
近々内装工事を業者さんにしてもらうのですが、その前にちょっとした作業が必要です。業者にやってもらうと3万円もかかります。
DIYが好きなので、台所の流しや洗面所のシンクの詰まりもシンクの下にもぐリ水道屋さんになって直しますし、電気屋さんもなんとなくできちゃうのです。


そこで、昨日はウォーキングを兼ねて近所のホームセンターに必要な材料を買いに行きました。
気温はまだ29℃以上あったのですが、涼しい海風が吹いていて体感温度は23℃くらいでちょっと寒いぐらい。
いつものサイクリングロードを気持ちよく歩きながらちょっと大回りして行きました。
途中、真っ青な空に秋の季語でもあるうろこ雲が空いっぱいに広がっていました。その隣には飛行機雲。
確かめると、夜半から低気圧が近づき、今日は雨の予報。


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ホームセンターから家に帰る道、ちょうど5時半の「夕焼け小焼けで日が暮れて」の街のチャイムが鳴っていました。「サギにあいました」に書いた川の中の島の反対側のほうを通ると、なんとこちらのほうもサギがいっぱい。どんどん増えてきているようです。
しかも、水の中にもサギの大群が。寝る前の夕食どきのようです。
「カラスと一緒に帰りましょー」のメロディーに合わせるかのように、空にはたくさんのサギがこの寝床を目がけて飛んできます。
噂が噂を呼んでか、あちらこちらから仲間が集まってきているようです。
うちもこのサギのように「噂が噂を呼んで」、生徒がたくさん集まってくれるといいのですが (笑)
昨日のウォーキングは12,500歩、7.4kmでした。


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「アァー」「あぁー」、ため息が出ますね

2017.09.21日

第13講 「英語の〔アー〕という音」


英語には、〔アー〕の音に2種類あります。
イギリス英語も入れると厳密には3つになりますが、ここでは一般によく使われているアメリカ英語を扱います。
この区別がけっこうやっかいで、学校の英語の先生でも正確にできる人はあまりいないんじゃないかと思います。
ましてや生徒にしてみれば、発音どころでなくスペリングの段階で「アァー」「あぁー」と、ため息が出てきます。


そこで、今日はこの発音とスペリングを取り扱い、皆さんのため息をなくすお手伝いをさせていただきたいと思います。
(〔 〕内のカタカナ・ひらがな表記は音を区別するための便宜上のものでとくに意味はありません)


1.澄んだきれいな【ɑːr】〔アァー〕という音


これは日本語の「ア」よりも口を大きく開け、舌の位置をできる限り下げて、はっきりと「アー」と言います。
アメリカ英語では「アー」の後ちょっと巻き舌にして r の音を響かせるので、発音記号では r が少し右に傾いた形(イタリック体)で【ɑːr】と記されています。日本語表記の〔アァー〕の小さい ァ がそれを表しています。
(イギリス英語では【ɑː】と発音され、この r の音が入っていません。イギリス人が
I can't. を〔アイ カーント〕と発音しているのをよく聞くことがあると思いますが、この音です)


この【ɑːr】という r が聞こえる音は、通常 -ar と綴られます。
たとえば:
car【kɑ'ːr】〔カァー〕, park【pɑ'ːrk】〔パァーク〕、large【lɑ'ːrdʒ】〔らァーヂ〕(ひらがな表記のラ行は便宜的に L を表しています。〔ジ〕と〔ヂ〕については「第5講 「ジ と ヂ 」を参照のこと)


<例外>
w の後の ar は【wɔ'ːr】〔ウォー〕と発音する。(Star Wars 〔スターウォーズ〕)
award【əwɔ'ːrd】〔アウォード〕(日本語で「賞」を意味する「アワード」は間違い。アメリカ人タレントのデーブ・スペクターさんは、日本人になりきってわざと「アワード」と言っています。日本語になった外来語には、このようなスペリング・プロナンシエーションがたくさんあります)


2.口の中でこもった感じの【əːr】〔あぁー〕という音


この【əːr】という音はほとんどの場合、a 以外の母音、i, e, u などが r と一緒に綴られます。
口は小さく開けて、巻き舌で重い感じで〔あぁー〕と発音します。(【ə】はあいまい母音と呼ばれ、あいまいな音です。ここではひらがなで〔あ〕と表記します)
たとえば、
bird【bə'ːrd】〔ばぁード〕
her【hə'ːr】〔はぁ〕
surf【sə'ːrf】〔さぁーフ〕(サーフィンする)


ほかに w の後の or や ear で綴られることもあります。
例:
work【wə'ːrk】〔わぁーク〕
world【wə'ːrld】〔わぁーるド〕
heard【hə'ːrd】〔はぁード〕(hear「聞こえる」の過去形)
pearl【pə'ːrl】〔ぱぁーる〕


<例外>
heart の ear は【hɑ'ːrt】〔ハート〕のように【ɑːr】と発音する。
ハート(心、心臓)は濁っていてはだめだから (笑)


ミニマルペア(最小対語)で比較すると:
star【stɑ'ːr】〔スタァー〕(星)−stir【stə'ːr】〔スたぁー〕(かき混ぜる)
heart【hɑ'ːrt】〔ハァート〕(心、心臓)−hurt【hə'ːrt】〔はぁート〕(傷つける)
carve【kɑ'ːrv】〔カァーヴ〕(彫る、刻む)−curve【kə'ːrv】〔かぁーヴ〕(カーブ、曲線)
farm【fɑ'ːrm】〔ファーム〕(農場)−firm【fə'ːrm】〔ふぁーム〕(堅い)
barn【bɑ'ːrn】〔バァーン〕(納屋)−burn【bə'ːrn】〔ばぁーン〕(燃える)


このように、英語には日本語にない音があるので、学び始める最初にその発音とスペリングの区別をしっかり身につけておかないと後で「アァー」「あぁー」と、ため息が出ことになるのです。


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「ベース」はひらがなでは「べえす」それとも「べいす」?

2017.09.20日

第12講 「ベースは『べえす』それとも『ベイス』?」


日本語のカタカナ表記は主に外来語や動物の鳴き声、音などに使われます。
たとえば、「ベースボール」、「ワンワン」、「カタカタ」のように。


小学1年生でカタカナを学ぶとき、ひらがな表記と比較しながら学びます。
「ケース」はひらがなでどのように書くと思います?
「けーす」はだめです。なぜならひらがなには音を伸ばす「ー」はないからです。
そこで、〔ケ〕の音を伸ばしたときの母音「エ」を使って、「けえす」と書くのです。
「ゲーム」も同様に「げえむ」です。
このひらがな表記に違和感を感じるのは私だけでしょうか?皆さんはいかがですか?


それでは、「ボール」はどう書くかといえば、「ぼおる」となるのです。
サラダボウルは「ぼうる」になります。
これはball 【bɔ'ːl】〔ボール〕、bowl【bóul】〔ボウル〕で英語の発音に近いです。


しかし、英語で「ゲーム」は game 【géim】〔ゲイム〕で、〔ゲーム〕でも〔ゲエム〕でもありません。
ところで、英語には
【aː】〔アー〕、【iː】〔イー〕、【uː】〔ウー〕、【ɔː】〔オー〕という長母音はありますが、【eː】〔エー〕という音はありません。
全て【ei】〔エイ〕なのです。
ですから、本当は日本語の表記も「ベース」よりも「ベイス」、「エース」→「エイス」、「テープ」→「テイプ」、「レース」→「レイス」、「ペースト」→「ペイスト」、「ゲート」→「ゲイト」、「デート」→「デイト」のほうが、もとの言葉の発音に近いですし、そのように変えればいいと私は思うのですが。
というのは、こんにち「メイン」、「ヘイトクライム」など、〔エイ〕という音の言葉が日本語にも定着してきているからです。


そうであれば、カタカナ語のひらがな表記を「べえす」、「ええす」「てえぷ」などとこだわる必要もなく、ひらがなでもカタカナ同様、「べいす」、「えいす」、「ていぷ」とすればいいじゃありませんか。
というのが、私の考察で提言です。
また、英語を話すときには決して【eː】〔エー〕とは言わず、【ei】〔エイ〕と発音してくださいね。


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ジョンはハゲだ

2017.09.19日

音声学シリーズの第6講で取り上げた、「ライト(右)にライト(光)を当てろ!?」のように、日本語では英語のRとLの発音の区別がないので日本語の【ɾ】音〔ラリルレロ〕を当てて同じように発音する人が多いのです。そのためRとLのスペリングが苦手になる、という結果になります。
英語学習の初めにRとLの発音の区別をきちんと学習しておけばそれで済むことなのですが、これまでの日本の英語教育が読み・書き・文法中心で、発音を軽視してきたためそのツケが回ってきたのです。


第11講 「I bought a boat. (私は舟を買った)」


英語で bought【bɔ'ːt】〔ボート〕と boat【bóut】〔ボウト〕はまったく違う音なのですが、日本語になるとカタカナ表記が「ボート」となってしまうため、英語の発音がおろそかになってしまいます。
上のタイトルの場合は、
〔アイ ボート ア ボウト〕(実際には〔アイ ボータ ボウト〕のように聞こえる)
のように言わなければ通じません。


このようなものをミニマルペア(最小対語)と呼びます。
ほかにいくつか例を挙げると、
chalk【tʃɔ'ːk】〔チョーク〕 - choke【tʃóuk】〔チョウク〕(息を詰まらせる), call【kɔ'ːl】〔コール〕(呼ぶ、電話する) - coal 【kóul】〔コウル〕(石炭), bald【bɔ'ːld】〔ボールド〕(禿げている) - bold【bóuld】〔ボウルド〕(勇敢な)


上の例からもわかるように、じつは発音とスペリングには関連性があります。
たとえば、al や ough, augh は〔オー〕と発音され、 choke のように 母音+子音+e で終わる単語は子音の前の母音の音、ここでは〔オウ〕、oa や o も〔オウ〕と発音します。これをフォニックスと言い、これを英語学習の初期段階で教えることがとても大切です。


ですから、「ジョンは勇敢だ」(John is bold.)と言うつもりで、
〔ジョン イズ ボールド〕
と言ってしまったら、
John is bald. と聞こえ、「ジョンはハゲだ」という意味に取られ誤解されてしまいます。


ちなみに、最近、日本の一女性政治家が言った
「このハゲーッ!」
の暴言が大問題になっていますが、これは日本独自のもののようで、外国では一般にハゲを揶揄(やゆ)するような習慣はないようです。少なくとも私は聞いたことがありません。欧米では20代や30代で禿げる人はいくらでもいて当たり前のように受け取られているので、偏見がないのだと思います。


話が脱線しましたが、日本人にとっては〔ボールド〕も〔ボウルド〕も大差ないように思われますが、英語を学ぶ場合はこのような基本をきちんと押さえておくことがとても大切です。
あっ、そう言えば、テレビのCMでよく見る液体洗剤「ボールド」も正確には〔ボウルド〕です。(ハゲではありません 笑)


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「白いキリン」 神獣?

2017.09.18日

2年前の記事、「ピンクの象」は大反響を呼びました。
「自分もピンクの象だ」と共感を覚えた方がたくさんいらっしゃいました。


しかし、今日は「ピンクの象」ならぬ「白いキリン」のお話です。しかもこれは実話です。
以下は9月16日付 「HUFFPOST」および「NATIONAL GEOGRAPHIC」(日本版) からのシェアです。


「完全に神獣だ」 世にも珍しい“白いキリン“の親子(動画)


whitegiraffe.jpg


アフリカのケニアの保護区で8月下旬、なんとも珍しい全身が真っ白なキリンが見つかった。
あまりにも神々しい姿に、Twitter上では「完全に神獣だ」といった声が上がっている。



動画を撮影したのは、アンテロープ(レイヨウ)の一種「ヒロラ」の保護活動をしている「ヒロラ保護プログラム」のパトロール隊員。Youtubeで公開したところ、たちまち世界中に拡散された。


ヒロラ保護プログラムによると、白いキリンの存在はこれまでも知られていたが、実際に確認されたのは、たった2回だけ。初めての報告は、2016年のタンザニアのセレンゲティ国立公園で、2016年3月には、ケニアのイシャクビニ保護地区でも確認された。


このキリンは、皮膚の細胞が色素を作ることができない「白変種」で、白くなってしまったよう。目が赤くないことなどから、全ての器官で色素を作り出すことができない「アルビノ」ではないという。


動画や写真を見た人からは、「完全に神獣」「めっちゃ綺麗だ」といった声が相次いだ。
このタイプの動物は、皮膚細胞で色素を作れないこと以外には、生存に不利になるような遺伝的問題はない。ただ、白い色のせいで望ましくない注意を引いてしまうことはある。


保護団体のキリン保護基金によると、キリンの赤ちゃんはライオンやハイエナなどの捕食者の標的になりやすく、生後半年以内に半数以上が死亡するという。ヒロラ保護プログラムが投稿した動画のコメント欄には、生息地についての情報も記されており、世界中に拡散したことで密猟の標的になってしまうのではないかという懸念の声も寄せられている。


白く珍しい体でニュースになる動物はキリンだけではない。8月にはスウェーデンで、珍しい白いヘラジカが草むらの中を歩いている様子が撮影されている。同じく白変種と考えられる白いライオンや白いペンギンも目撃されている。


胸を張って歩くお母さんキリンの姿はまるで優雅な伯爵夫人のよう。
でも、「ピンクの象」や「白いキリン」だけでなく、人間でもちょっと見慣れない変わった人がいると特別扱いしたり差別したりすることがありますが、これらは個性のひとつです。お互いありのまま受け入れ合いましょう。


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♪たったらたったたー どこでもドア...!

2017.09.17日

ドラえもんの秘密道具で私の一番のお気に入りは「どこでもドア」です。
もしもひとつだけドラえもんにおねだりできるとしたら絶対にこれです。
「♪たったらたったたー!」


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「どこでもドアー」
(例のドラえもんの声で)


これが、な、なんとすでに5年前に発売されていたのです!しかもたった64万円で。



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これさえあれば車はいらない。友人に会いにアメリカにも瞬時に行ける。ローマやパリやロンドン...世界中どこへでも行ける。
地震や津波が来ても、富士山が爆発しても、どこかの国からミサイルが飛んできてもその瞬間に安全な場所に避難できる。
しかもたったの64万円で!
しまった!ちょっと遅かったか。


調べたところ、買った人がオークションにかけていて、これもすでにたったの16,001円で売れていた!
ざ、残念!気づくのが遅かった!



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いや、待てよ。よーく見ると、「自作のどこでもドア譲ります」とある。なあーんだ本物じゃないんだ...


しかし、「♪たったらたったたー!」
3日前に我が家にも「どこでもドア...ホン」がやってきたのです。
築20年になる我が家は、今年はエアコンからキッチンのガスコンロ、ほかにもここ数年で寿命が尽きたものが次から次へと出てきています。
先週からはドアホンが故障してしまい、チャイムが鳴ると慌てて玄関のドアに駆けつけなければなりませんでした(宅配便の配達の人が留守だと思って行ってしまうので)。
そこで、ネットで「どこでもドアホン」を注文して、私の得意技、DIYで自分で付けちゃいました。


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ワイヤレスの子機がついているので、2階にいても(トイレの中でも)どこにいても本物の「どこでもドアホン」です。
ほんのちょっとだけ生活が向上しました 笑
22世紀なっても「どこでもドア」はやっぱり夢物語だろうなぁ。


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映画『十戒』のシーンをを彷彿とさせる光景

2017.09.16日

去る9月10日、バハマ諸島からキューバ、そしてフロリダを直撃し、各地に大きな爪痕を残した超大型ハリケーン「イルマ」。
その威力は最大風速85mといい、バーブーダ島では島の建物の95%が倒壊・損傷したそうです。
最近、日本を含め地球の至るところで異常気象による大災害が頻繁に起こっています。地球温暖化の影響を受けた海水温の上昇が原因と考えられています。
下はキューバの街の写真ですが、もうこのような光景は見慣れてしまいました。


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しかし、次の写真にはちょっとビックリ!
バハマの美しいエメラルドグリーンの海が消えてしまったのです。


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なんと低気圧によって海水が上空に吸い上げられてしまったというのです。
このような現象は理論上は起こりうるが、実際に発生した例はほとんどないと気象学者らもびっくりしたそうです。
これがその様子を撮った動画です。



見渡す限り乾いた海底でその上を人が歩いています。
そして13時間後には水が元に戻ったそうです。それが次の動画。



チャールトン・ヘストン主演の映画『十戒』(1956年作)の中で、モーセが杖を振り上げると紅海が真っ二つに割れて乾いた地が現れ、そこをイスラエルの民が渡ってエジプトを脱出し、その後を追ってきたエジプトの軍勢が戻ってきた海の水に飲まれる名シーンを彷彿とさせます。映画では特撮のものすごい劇的なシーンでしたが、今回のイルマの実例で実際には超自然の力が働いて似たような状況が起きたことは想像に難くありません。


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どなかた教えてください!

2017.09.15日

去る9月4日の記事、「ぬかづけ」の中でぬか漬けにチャレンジしたことを書きました。
その後、何度かうまく漬けることができて、とてもおいしく手作りの漬け物をいただくことができました。


と、ところが...
家人が容器を保温ジャーの横に置いておいたことと、私が1日かき混ぜるのを怠ったためぬか床がセメダインのような臭いがするようになりました。
ネットで調べたところ、温度が高くなったことと水分が増えたことにより雑菌が増えたのが原因とのこと。
冷凍庫に入れて冷凍した後、自然解凍すると臭いが取れる、と書いてあったのでそれを2回繰り返したのですが臭いは取れません。
また、殺菌するためにからし粉を入れると良い書いてあったのでそれもやったのですが、変化ありません。


尋ねた妹も、ぬか漬けは難しい、自分も何度も失敗したと言っています。
一番簡単なのはこの臭くなったぬか床を捨ててもう一度やり直すことなのでしょうが、つい1週間前に「いつまでも若くい続ける秘訣のひとつは、やり方を知らないことをいつもやり、学び続けること」と書いたばかりなので、この際きちんとこの問題を解決しておきたいのです。
そして、ぬか漬けのプロになりたいと思っています。


どなたかご存じの方教えてください。
いったん臭くなったぬか床を上のような方法で復活させることはできるのでしょうか?
それとも、いちからやり直すほうが早いのでしょうか?
そのほか、ぬか漬けに関する情報、どんなことでもお教えいただければ感謝です。


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今日は気分転換

2017.09.14日

ここしばらくちょっと難しい話が続いていたので、今日は気分転換です。
面白い動画を見つけましたので、シェアさせていただきます。
大いに笑ってお楽しみください。



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「一線を越える」ではなく「線を越える」

2017.09.13日

"You can waste your lives drawing lines. Or you can live your life crossing them."
--Shonda Rhimes – Television Producer and Author
「自分の人生に線を引くことによって人生を無駄にすることもできれば、その線を越えることによって人生を生かすこともできる」
--ションダ・ライムズ、テレビプロデューサー、作家
(訳 舟田譲二)


「これは無理」
「私にはできない」
などと、私たちはとかく自分の人生に「境界線」を引いて、初めからあきらめていることが多いのではないでしょうか?


プロスキーヤーであり登山家でもある現在84歳の三浦雄一郎氏は、37歳のときエベレストのサウスコル8000m地点からの滑降を成功させ、その後54歳で南アメリカ大陸最高峰アコンカグアからの滑降を成功させたことにより、世界七大陸最高峰全峰からの滑降を成功させました。
しかし、その後不摂生な生活を送った結果、60歳を超えてから体はどんどん太って血圧は200近くまで上がり、不整脈が出、糖尿病と診断されて、医者からは3年も持たないと言われました。


そこで、65歳のとき一念発起して再び体力づくりに励み、70歳でエベレストを登頂、さらに、75歳、80歳と3度のエベレスト登頂を果たし、90歳で再度エベレスト登頂を目指していらっしゃいます。


三浦さんは自分の人生に「不可能」という境界線を一旦引きましたが、65歳にしてその線を越える決意をされ、以来5年ごとにエベレスト登頂というとてつもない目標をこれまで達成してこられたのです。


かたや若干67歳の私は、過日天に召された日野原重明先生を人生のお手本にしていると言いながら、昨日の記事で「残りの人生を考えると、よくて10年、下手をすると5年単位。正直なところ20年という先までは見えません」と弱音を吐いています。
まことにお恥ずかしい限りです。
人生の先輩の方々からお叱りを受けそうです。


じつは先週の土曜日、「完璧すぎるDIY」の中に書きましたが、4時間半かけて中腰になりながら階段踊り場のカーペット張替え作業をして以来昨日まで、その疲れからまた体調を崩し、ちょっと無理をしすぎたと後悔していました。
それで、昨日の記事のように弱気になっていたのです。


睡眠障害を逆手にとって毎朝早起きし、体操やストレッチ、ウォーキングなどをして頑張っていたのですが、ここ数日は歩数計が1000歩台を示しています。


でも、自分でも納得がいく残りの人生を送るためには、ただおとなしくしているのではなく、もっといろいろなことに果敢にチャレンジしなければなりません。
Comfort zone(居心地のいい安全地帯)の境界線を越えるのです。
「不可能を可能に」は私の人生のモットーではありませんか。
最近よく耳にする「一線を越える」のではなく(笑)、「線を越える」決意をしました。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。


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残りの人生をいかに生きるか

2017.09.12日

"I choose to make the rest of my life the best of my life."
--Louise Hay – Author and Publisher
「私は残りの人生を、自分の人生で最高のものにすることにした」
--ルイーズ・ヘイ、作家・パブリッシャー
(訳 舟田譲二)


この名言に出会ったのは昨日のことです。
じつは、私自身最近ずっとこれとまったく同じことを考えていたので、ちょっとびっくりしました。
まるで私の気持ちを代弁してもらったような気がしています。


ここ数年、身近な人、愛する人の死が続き、これからの自分の人生について考えざるを得ません。
残りの人生を考えると、よくて10年、下手をすると5年単位。正直なところ20年という先までは見えません。
ちょうど1年前に「人生という砂時計」という記事を書いていたのですが、「人生の砂時計」をより一層強く実感しています。


地上での残された人生をいかに悔いなく生き、最高のものにするか、毎日のように考えています。
過去を振り返れば失敗したことが思い出され、後悔することはたくさんありますが、それにもかかわらず私は神様にあって今日あるを得ていることに対して感謝の気持ちでいっぱいです。


残された人生を後悔しながら生き続けることも、逆に最高のものにすることもどちらでもできます。
私は後者を選択します。
そして、その決断をすると自然と毎日そのような生き方ができるようになってきます。


つい2日前、アメリカのindividualogist.comというところから"What Your Archetype?"という、無料で私のタイプをオンラインで診断するというものが送られてきました。いわゆる怪しげな性格診断アプリなどではないので、私は試してみることにしました。
10問の質問に答えてわずか1分ほどで、「クリエイター」(創造者、考案者)タイプという結果が出ました。
5ページにわたるかなり詳しい診断が送信されてきましたが、読んでいて一つひとつ納得のいくことばかりで、長所・短所も含めこれを生かして残りの人生を送りたいとさらに願うようになりました。


読者の皆さんは、これからどのような人生を送りたいと願っていらっしゃいますか?


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殺人事件が予想外の展開に

2017.09.11日

2015年5月、米ミシガン州で起きた殺人事件。


マーティン・デュラムさんが自宅で射殺された。マーティンさんの体には5発の弾が撃ち込まれており、そのうちの1発は頭部へのものだった。また、現場にいた妻のグレナも撃たれて重傷を負っていた。
ところが、数日後に自宅内で遺書が見つかり、凶器と思われる銃も見つかったことから、この事件はマーティンさんの自殺として処理された。


マーティンさんが飼っていたペットのオウムのバドは、マーティンさんの前妻に引き取られたのだが、それから2週間後、バドは何やらわけのわからない鳴き声を発するようになった。しばらく叫んだりわめいたりした後、最後には必ず「撃たないでくれ!」という言葉で終えていたという。


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(イメージ画像)


前妻は何度もこの言葉を聞くうちに、これは死んだマーティンさんの最後の言葉ではないかと信じるようになった。そこで彼女は警察に通報。警察は再捜査を開始した。
ともに再婚である夫妻にはそれぞれ連れ子がいたが、子どもたちは夫妻が金のことでよく口論をしていたことや、ともに怒りやすい性格だったと証言。さらに、残された夫の遺書は、実はグレナが書いたものであることが判明したことなどから、犯人は妻のグレナだと断定するに至った。


8月末、米ミシガン州の裁判所で、陪審員らはオウムの証言を信じる判断を下し、裁判長はグレナ・デュラム(49)に殺人と武器所有の罪で終身刑を言い渡した。この判決の鍵となったのは、オウムが証言した被害者の最期の“声”であった。
(9月10日付 日刊サイゾー 「殺人事件の一部始終を目撃! オウムの“証言”で、被告に終身刑判決が下る」を一部改編)


ペットには飼い主の愛情が伝わり、ペットもその愛情に応えようとするものです。
近年は空前のペットブームですが、一方でペットに対する虐待や遺棄なども大きな社会問題になっています。
ペットは家族の一員です。一旦飼い始めたら、最後までしっかり世話をするのが飼い主の責任・義務であり、さらに愛情を注いで飼うことによってペットからも愛情が返ってきて、お互いに幸せになれるのです。


あっぱれバド! マーティンさんに対するきみの愛の恩返しが実を結んだね。


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完璧すぎるDIY

2017.09.10日

DIY(Do It Yourself 「自分でやろう」)。
最近は日本でもすっかり根付いて、お父さんたちだけでなく、お母さんも、また子どもも一緒に家のちょっとしたリフォームなどの大工仕事をするようになりました。


今から44年前、留学でアメリカに行ったとき非常に驚いたもののひとつが、巨大な倉庫のようなホームセンターでした。当時、日本ではスーパーがようやくでき始めたぐらいで、ホームセンターなど見たことも聞いたこともありませんでした。
天井近くまでうず高く積み上げられた大工道具、自動車修理用工具や庭仕事の芝刈り機などの道具類等々、何でもありました。


アメリカでは西部開拓時代以来、DIYは生活の一部になっています。こんにちでも数年に一度は家の内外のペンキ塗り替えや、建て増し、ウッドデッキやジャクージー作り、庭やフェンス作り、リフォームなど、多くの人が当たり前のようにやっています。


私は小さい頃から、祖父や父が日曜大工で掘りごたつを作ったり、いろんなものを修理しているのを見て育ちました。
高校生のときには父と一緒に裏庭に物置小屋を建てて、その横には池を作ったりしました。犬小屋は自分ひとりで作りました。


アメリカ留学中には仏教に凝った時期があり、ホームセンターで材木や大工道具を買ってきて、自分でデザインした仏壇を作ったこともあります(「生まれ変わり」) 笑。


割と器用なところがあり、しかも凝り性なので、今でもちょっとしたことは自分でよくやります。
家具や電化製品の修理もしますし、家の前の私道に穴が開いたらホームセンターでセメントと砂を買ってきて綺麗に直します。
趣味のマジックのネタ作りもよくします。
一昨日もひとつ作りました。今度それを披露するのが楽しみです。


昨日は半日がかりで、塾の階段踊り場のカーペットの張替え作業をしました。これまでもほぼ毎年やっていて慣れているのですが、今回はかなり気合を入れて取り組みました。
凹凸やカーブがあり形状がけっこう複雑で、二日前から1時間以上かけて採寸したり、それを元に型紙を作たりして、昨日は4時間半かけて仕上げました。
とても暑い日だったので、この夏ウォーキング用に使っていたアイスタオル(「詐欺にあいませんでした」)を水に濡らして首にかけてやったお陰で楽にできました。
腰痛の持病を抱えているため休み休みやっていましたが、それでも最後のほうはもう駄目というぐらい限界まできました。5分ごとに床に横になりましたが、どうしても仕上げたくで歯を食いしばって頑張りました。


ジャーン!
リフォームしたばかりの階段の色と、教室のフローリングとを合せた、爽やかなブルーのトータルカラーコーディネートです。


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作業が終わるや否や生徒たちが階段を上がって来始め、踊り場に着くなりみんな一瞬ハッとした表情。
これが見たかった!
腰が痛くなり、2万歩ウォーキングした以上にぐったり疲れましたが、寸分の狂いもない完璧すぎるものが出来上がり、大満足、大幸せでした。


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ストレス

2017.09.09日

「最近ストレスを感じる」
現代の日本はよく「ストレス社会」と言われます。
私はストレスを感じなくて良い、どうでもいいようなことでも自分からストレスを背負ってしまうほうで、気をつけなければなりません。
しかし、今日のテーマは:


第10講 「英語のストレス」


「英語の勉強がストレスになる」人もいるかもしれませんが、そういう意味ではありません。
音声学で「ストレス」というのは、日本語で言うところの「アクセント」のことです。
英語で accent と言うと、人が真っ先に考えるのは「訛(なま)り」のことです。
He speaks English with a Japanese accent.
(彼は日本語訛りで英語を話す)


日本語には高低アクセント(Pitch Accent)があります。たとえば下のように。


photo.jpg

(「日本語のアクセント 〜日本語の音韻(3)〜: 日本語への想い」から)


しかし、英語の場合は強弱アクセントがあり、それをストレス(Stress Accent)と呼びます。
さて、この「ストレス」という言葉ですが、日本人が発音すると、〔スレス〕のようになりますが、英語では【strés】と発音し、日本語式に言うなら〔ストス〕のように、「レ」の部分を強く言います。なぜなら、stress には t のあとに母音がないので、子音のみを強く発音することはできないからです。


私の愛車「プリウス」は、日本語では〔リウス〕と、「プ」の部分を強く発音しますが、アメリカでは【puríus】〔プウス〕と「リ」の部分が強く発音されます。スペリングが Prius で、P のあとに母音がないからです。ですから、アメリカ人が〔プウス〕と言ったら日本人には訛っているように聞こえるのです。
逆に、日本語では〔プ〕は p u のように子音のあとに母音がくっついているので、日本人にとって英語のように母音がついていない子音が発音しにくいわけです。


日本語になってしまった外来語(カタカナ表記の言葉)を発音するときには、とくに注意が必要です。
男性用ヘアケア用品の「サクセス」はテレビのCMで〔クセス〕と言っていますが、英語の正しい発音は【səksés】〔サクス〕です。


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MEIDI-YA

2017.09.08日

今、オーストラリアに短期留学中の甥っ子の玲音(レオン)と一昨日スカイプで話しました。
ホストファミリーはどんな人と尋ねたら、ホストマザーに代わると言われて、ジュディさんと話し始めたら、玲音のことを Reon と発音しています。
「あなたは Reon とR で彼のことを呼んでいるのですか? Leon て言わないのですか?」と尋ねると、
「そう、書類に Reon って書いてあったから。最初、英語式の Leon かなと思ったんだけど」という返事。
横にいる玲音が彼女と英語で話しているのが聞こえてくるとけっこうペラペラと話していて、ジュディも彼のことをとてもほめているので嬉しくなってきました。


日本では、パスポートを取るときに名前を原則ヘボン式ローマ字表記するよう定められています。そのため、ラ行は「R」と決められていて、Leon とは綴れないのです。私は Leon を使えるようにしてもいいと思うのですが。
まあ、これぐらいはまだいいのですが、小学校ではいまだに19世紀に発案された訓令式ローマ字という時代遅れの、外国では通じないものを教えています。なぜなのか?ただ単に規則的で覚えやすいという理由からです。


第9講 「ローマ字表記のなぞ」


缶詰で有名な「明治屋」ってご存じですよね。この名前のローマ字表記は MEIDI-YA です。
「あれっ?」と思われた方もあるのではないでしょうか。
これだと発音すると〔メイディヤ〕になります。
普通だったら MEIJI-YA と綴るはずです。


slide-02-1708.jpg


昔、「日通」のトラックには全部 NITTU と書いてありました。
発音すると〔ニットゥ〕です。おそらく人からそのように指摘されたのでしょう、もうずいぶん前に表記を NITTSU に変えました。
この NITTU が訓令式ローマ字です。
今では「明治屋」の「ジ」は訓令式ローマ字では ZI になります。
ザ行は za zi zu ze zo で、ダ行は da zi zu de do となっていますが、昔は日本式ローマ字の表記で da di du de do でした。
明治屋は明治時代創業なので、 MEIDI-YA と綴ったのでしょう。
タ行は ta ti tu te to なので、 NITTU だったのでしょうね。
訓令式ローマ字は、上のザ行のように規則正しく綴っているかと思えば、ダ行のように zi zu が入ったりでかなり混乱しているように思われます。


訓令式ローマ字とヘボン式ローマ字で異なるのは以下のものです。
〔シ〕si→shi、〔チ〕ti→chi、〔ツ〕tu→tsu、〔フ〕hu→fu、〔ジ〕zi→ji、〔シャ シュ ショ〕sya syu syo→sha shu sho、〔チャ チュ チョ〕tya tyu tyo→cha chu cho、〔ジャ ジュ ジョ〕zya zyu zyo→ja ju jo
音はヘボン式のほうが日本語発音に近いです。訓令式だと、〔スィ〕〔ティ〕〔トゥ〕〔ズィ〕〔スャ〕〔スュ〕〔スョ〕〔テャ〕〔テュ〕〔テョ〕というとても奇妙な発音になります。
小学生にとってローマ字を覚えるのはけっこう大変なようですが、学校での指導時間はほとんどありません。
そして、中学生になったら英語の時間に最初にヘボン式ローマ字を学び、それを使わなければ☓になります。
パスポートを申請するときにもヘボン式が必要で、外国で通じるのもヘボン式です。
どうしてこんな複雑で面倒なことをしているのでしょうか。


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今日はお料理教室♪

2017.09.07日

"One of the secrets to staying young is to always do things you don’t know how to do, to keep learning."
--Ruth Reichl – Chef and Food Writer
「いつまでも若くい続ける秘訣のひとつは、やり方を知らないことをいつもやり、学び続けること」
--ルース・ライシル、シェフ・フードライター
(訳 舟田譲二)


クリスマスの商戦がもう始まっているそうです。
今年はクリスマスイブが日曜日ということもあって、パーティーを狙っているとか。
中でもクリスマスケーキはこれまでのようなデコレーションケーキではなく、1人か2人分の小さなおしゃれなケーキを詰め合わせにする仕掛けだそうです。
確かにそのほうが、一人ひとり自分の好みのケーキが選べていいですね。パティシエはいろいろ考えるものです。
シェフも同じ。今までのようにありきたりのメニューではなく、最近は次々と新しいメニューが生み出されてきていて、食文化の花が一斉に咲いたかのような感じです。


今日の言葉、
「いつまでも若くいる秘訣のひとつは、やり方を知らないことをいつもやり、学び続けること」
はルース・ライシルというシェフが語っていること。確かにそうですね。


私も常にいろいろなことにチャレンジしています。
9月4日の記事、「ぬか漬け」の中にも書きましたが、生まれて初めての漬け物作りに挑戦しました。
知らないことばかりで、いりぬかを買ってきて、パッケージの裏にあるぬか床の作り方やネットで調べた漬け物の作り方を参考にしながら作ってみました。


翌朝、早速食べてみたところ、「しょっぱい!」。漬ける前に野菜を塩もみするとありましたが、塩の量が少し多すぎたようです。
でも、自分で漬けた漬け物なので美味しかったです。
昨日も夕方、ウォーキングに出かける前にまた新しいのを漬けました。塩加減を調整しながら、よくこねたぬかの中に漬け込みました。また朝食が楽しみです。


毎週作っているゆで卵は、もうプロ級の腕前です😇
初めの頃は何度か失敗しましたが、今では毎回作る1ダースのゆで卵は、殻が簡単にむけて、
手軽に食べられるようになりました。


「♫チャンチャカチャカチャカチャンチャンチャーン!」
英語と日本語の音声学の勉強はちょっと飽きた、という方のために、今日はゆで卵の作り方講座です。


卵は優れたタンパク質源。
かつて悪玉コレステロールの親玉の汚名を着せられましたが、今では「食事で摂ったコレステロールのうち吸収されるのは、体内でつくられるコレステロールの3分の1〜7分の1程度にすぎず、食事からの影響は少ない」ということがわかりました。
さらに、卵黄に含まれるレシチンに、LDL(悪玉)コレステロールを減らして、HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあり、余分なコレステロールが血管に沈着するのを防ぐ、ということも明らかになりました。
老化防止、ボケ予防にもおススメです。


さて、それではゆで卵の作り方をご紹介します。
私はいつもスーパーで2ダース買ってきて、1ダースは生で保存してさまざまな料理に使い(私が料理するわけではありません)、残りの1ダースをゆで卵にします。ゆで卵は保存がきき、いつでも、どこでもどんな料理にも合せて手軽に食べることができ、とても便利です。


まず、パッケージの中に入っている卵の上に目打ちで小さな穴を開けます。


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ちょうど12個が入る大きさの鍋に入れて水をひたひたにし、コンロで強火で沸騰させます。


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沸騰したら少し火を弱めて、吹きこぼれないように蓋を少しだけ開けます。タイマーを7分30秒にセットします。
タイマーが鳴ったら火を止め、流水で冷やします。何度か水を入れ替え、ある程度冷めたら大きめの深皿に移してすぐに冷蔵庫に入れます。
はい、安価で簡単、美味しくて、良質なたんぱく質源のゆで卵の出来上がり。



IMG_1638.jpg


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いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように?

2017.09.06日

「いつ?」、「どこで?」、「だれが?」、「何を?」、「なぜ?」、「どのように?」
と言えば、おそらく誰でも知ってるあの5W1Hの "When", "Where", "Who", "What", "Why", "How" です。("Which" 「どちら」が含まれていないのは、通常 "Who", "What" で間に合うからです)
えっ、なんでひとつだけ仲間はずれの "How" が入ってるの?って。
実は逆に "how" だけが正統派で、あとの5Wが仲間外れなのです。
英語の本国、イギリスでは5世紀〜11世紀頃の古英語時代には、それぞれ "hwenne", "hwær", "hwa","hwæt", "hwi", "hu" と綴られていたのです。それが時代の変遷とともにスペリングが変わって現在のものになりました。発音は古英語時代からさほど変わっていないようです。
(「ヘェー!」「ヘェー!」「ヘェー!」で3ヘェー!)


ちなみに、日本語も平安時代にはハ行がこんにちのように〔は ひ ふ へ ほ〕とは発音されず、なんと〔ふぁ ふぃ ふ ふぇ ふぉ〕と発音されていたそうです!
「ファイト」「フィールド」「フェーン現象」「フォント」など、最新の外来語が平安時代にすでに正しく発音されていたとはびっくりぽん!
(「ヘェー!」「ヘェー!」「ヘェー!」「ヘェー!」「ヘェー!」「ヘェー!」「ヘェー!」「ヘェー!」「ヘェー!」「ヘェー!」で10ヘェー!!)


なぜこのようなことを書くのかと言うと、実はこの Wh- で始まる単語の発音が、簡単そうでけっこう難しく、間違えて発音している人がたくさんいるからです。(学校の英語の先生でさえ)


第8講 「Wh- の発音の仕方」


日本語には世界でも珍しい〔ふ〕という音があります。外国人にとってはこれが発音しづらく、【f】の音で代用するケースが多いです。ですから私の名前「ふなだ」もローマ字綴りだとFunadaになり、Hunadaとは書かないのです。
この日本語〔ふ〕の音は、IPA(国際音声記号)では【ϕ】(ギリシャ語の〔ファイ〕の文字)を当てています。


日本人が英語を発音をするとき、自然と日本語にある音を代用しようとするので、Wh-疑問詞に無意識のうちにこの【ϕ】という音を入れてしまいます。
たとえば、"When"を【ɸwén】〔ふウェン〕、 "Where"を【ɸwéər】〔ふウェア〕、 "Who"を【ɸúː】〔ふウー〕、 What を【ɸwɑ't】〔ふワット〕、 "Why"を【ɸwái】〔ふワイ〕のようにです。


正しくはそれぞれ次のように発音します。(〔 〕内の日本語の発音表記はあくまでも便宜上で、正確ではありません)
【(h)wén】〔(ホ)ウェン〕、 "Where"を【(h)wéər】〔(ホ)ウェア〕、 "Who"を【húː】〔フー〕、 What を【(h)wɑ't】〔(ホ)ワット〕、 "Why"を【(h)wái】〔(ホ)ワイ〕。
英語の【(h)】と日本語の〔(ホ)〕が( )に入っているのは、ほとんど聞こえないか発音しない、という意味です。
"Who"【húː】はカタカナ表記で〔フー〕と書いたのは、日本語の「ふ」の音である【ɸúː】〔ふウー〕と区別するためで、口を丸めて突き出しロウソクの火を消すときのように「フー」と言ったら【ɸúː】〔ふウー〕になってしまいます。あくまでも【h】の「はー」と軽く息を出すときの音です。


微妙な違いで大したことないと思われるかもしれませんが、たったこれだけのことで日本人の訛りか、ネイティブの発音の違いになってしまいます。


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ぬかづけ

2017.09.04日

数日前のテレビ番組で、「林修の今でしょ!講座【長生きの秘訣が分かる3時間SP】健康長寿まとめ」をやっていました。最近はこの手の番組がとても多く、健康志向の人が増えてきたことと、今ひとつはやはり高齢化社会を反映しているのでしょう。
そう言う私も、こういった番組はほとんど欠かさず毎回観ています(笑)。


さて、その中で発酵食品がいいと言っていました(これはいつも聞いていることですが)。
納豆は常連で、いつも必ず出てきます。
味噌やヨーグルトもよく出てきますし、私も納豆、味噌汁、ヨーグルトは毎日食しています。
しかし、私にとって盲点だったのは、「漬け物」でした。
それで、何でも新し者屋の私は早速、漬け物を作ろう!と言いました。
そうしたら、言いだしっぺの私が作ることに相成りました。
スーパーで日曜日の食料品のまとめ買いのときに「いりぬか」を買ってきました。


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そして、昨日、生まれて初めての試みで、パッケージ裏に書いてある「ぬかみその漬け方」という説明とネット検索した「糠漬け」のサイトを見ながらチャレンジしました。
昨日は午後から雨が降り始め、いつものウォーキングに出かけられなくなったので、その時間を利用して作りました。なんと、いつもの1時間半ほどの1万歩のウォーキングのほうがよっほど楽で、ぬか床作りと野菜の材料を切って漬け終ったときには、もうくたくた。十分すぎるほど運動できました(笑)。
朝にはできているそうなので、楽しみです。
さて、この糠漬けが今日の音声学のテーマです。


第7講 「ず と づ の区別 」


去る3日の記事、「私の名前は〔ジョージ〕それとも〔ヂョーヂ〕?」を読んだ方から次のようなご質問をいただきました。
では、ずとづの発音は英語ではどうなりますか?私の名前は香鶴子ですがかづこと読みます。づにこだわりを持っています‼人からかずこと書かれたら少しムッとします。笑。両親がつけてくれた名前のづにこだわっています。


まず、日本語では書き方と発音の仕方が必ずしも一致しません。下がご質問に対する答えです。
「ず」は「す」の濁音。「づ」は「つ」の濁音。〔す〕と言いながらその舌の位置のままで濁らせると〔ず〕になりますし、〔つ〕を濁らせると〔づ〕になります。
ですから、「つづき」と言うときには、〔つ〕につられて〔づ〕になりますし、「すずめ」も同様に〔す〕に引きずられて〔ず〕と自然と発音しています。これを逆に、〔つずき〕とか〔すづめ〕と発音するのは至難の業です。
香鶴子さんの場合は、「鶴」の字が使われているので「かづこ」で正解です。和子だと「かずこ」となります。


上の答えで「かづこ」というのは書き方です。発音する際にはおそらく〔かずこ〕とご本人も知らないうちに言っていらっしゃることと思います。
発音はあくまでも〔つ〕が濁った音が〔づ〕で、〔す〕が濁った音は〔ず〕で、〔づ〕の発音は語頭(単語の初め)かまたは、「つづく」のように「つ」の文字に続くときに自然と使いますが、それ以外ではほとんどの場合〔ず〕と言っていると思います。ですから、今日のタイトルの「ぬかづけ」も、ぬかにつけるので「づ」の文字を使いますが、発音すると〔ぬかずけ〕になっています。
昨日、ネット上のニュースを見ていたら、「気ずかない」云々とありましたが、正しくは「気づかない」です。記者が「気づかない」ぐらいですから、日本語は難しいですね(笑)。


これが英語になると、発音は明らかに異なります。
たとえば、car の複数形 cars は【kɑ'ːrz】〔カーズ〕ですが、card の複数形 cards は【kɑ'ːrdz】〔カーヅ〕となります。
ネイティブの人たちは小さい頃からまったく意識せずに、当たり前のこととして自然と区別していますが、日本人にとっては聞き分けるのも、発音し分けるのも非常に困難です。
皆さん、試してみてください。
これをクリアすると英語の発音は飛躍的にうまくなり、ネイティブの発音に一歩近づけます。


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ライト(右)にライト(光)を当てろ!?

2017.09.04日

第6講 「英語の R と L の発音の区別 」


4年前の記事、「一石三鳥」の中に登場した卒塾生のAさんは中学生時代、英語がダントツによくできました。
法学部を出たあと就職したのですが、自分には合わないと言って仕事を辞め、通信教育で教師になる資格を取るための勉強をしていました。おそらく今はどこかの中学校で英語の先生になっていることでしょう。


この子は、どの教科もとても良くできたのですが、特に英語が得意で、高円宮英語弁論大会に出たいと言ってきたので、発音の特訓をしました。
学校のテストでは英語は毎回満点かそれに近い得点でした。いつもミスするのは、RとLのスペリング間違いでした。しかし、弁論大会の練習のとき徹底してRとLの発音の仕方を教えたところ、それからスペリング間違いはしなくなりました。
英語の学習で一番大切なのは、スペリングを丸暗記することではなく、発音を正確に身につけることです。そうすれば、外国人に通じる綺麗な正しい発音になりますし、スペリングで間違えることもなくなります。


Rの発音
下の図のように、Rを発音するときには、口の中で舌は上顎(あご)にくっつかず、ちょっと後ろに反ったような感じになります。
この状態で、何度もrightと言ってみてください。


r.jpg


Lの発音
Lを発音するときには、舌の先を上の歯茎にしっかりとくっつけたまま離さないで喉から空気を流します。
舌を上の歯茎にできるだけ長くくっつけてlightと何度も言って、違いを確かめてみてください。


l.jpg

これに対して、日本語のラ行は英語のLよりももう少し後ろに舌の先が触れて、その次の瞬間「ら」と言うとき舌を弾いて上顎から離します。(そのため専門用語で「弾音」といいます)


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自分で声を出して、「ら り る れ ろ」と言ってみてください。
口の中で、上顎に舌が触って発音する瞬間に離れるのがわかると思います。
英語の【r】【l】と区別するため、日本語のラ行は【ɾ】という発音記号を用います。小文字の「r」の上の棒が消えたような文字です。


ですから、right【rait】(右、正しい)は舌の先をどこにもつけずに発音し、light【lait】(光)は舌の先を上の歯茎にしっかりとくっつけたまま発音しながら覚えると、どのような単語でもRとLを正確に発音できるようになり、同時にスペリングも正確に覚えられます。
これを両方とも日本語で【ɾait】〔ライト〕と言うから、RとLを間違えるのです。


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私の名前は〔ジョージ〕それとも〔ヂョーヂ〕?

2017.09.03日

第5講 「ジ と ヂ 」


今日のテーマである「ジ と ヂ 」に入る前に、8月31日の「ウヰスキーを飲む」の中に書いたワ行についてひと言付け加えておきます。これも大切な英語の発音に関することですので。
この中に次のように書きました。
ワ行にはかつて、「わゐうゑを」「ワヰウヱヲ」と、ひらがな・かたかなともにイ行の「ゐ」「ヰ」、エ行の「ゑ」「ヱ」があり、昔は[wa, wi, wu, we, wo]と発音されていたものと思われます([wu]に当たる文字がありませんが)


[wu]に当たる文字がないばかりか、この【wu】の音もおそらく日本語には昔から今日までありません。
英語を始めとする他の言語にはあるものが多いのですが。
ですから、日本人はwoman【wúmən】の発音が苦手で、〔ウーマン〕と日本語式に言ってしまうのです。
この英語の発音を正確にする秘訣は、「イースト菌?」の中に挙げた
〔アー エー イー ウー エー オー、アオ〕の発声練習の続きで、ワ行も同様に
〔ゥアー ゥエー ゥイー ゥウー ゥエー ゥオー、ゥアゥオ〕
と練習すると、唇をすぼめて〔ゥウ〕と言うことができるので、woman【wúmən】と正しく発音できるようになります。


さて、「ジ と ヂ 」の区別ですが、実は日本人は知らないうちにきちんと発音できています。
たとえば、「しじみ」と言うときいくら頑張っても「しぢみ」と発音するのは非常に難しいです。
同様に、「ちぢむ」と言うところを「ちじむ」と発音するのも困難です。
今日の日本語では「ジ」も「ヂ」も同じように発音するものとほとんどの人が思っていますが、実はそうではありません。
〔ジ〕は〔シ〕の音が濁った音ですから、〔シ〕の口の構え・舌の位置をそのままで〔ジー〕と言えばいいのです(摩擦音)。
〔ヂ〕も同じで、〔チ〕の口の構え・舌の位置をそのままで〔ヂー〕と伸ばせばできます。
つまり、〔シ〕〔ジ〕の音を出すとき、舌の先はどこにも触りませんが、〔チ〕と言うときには舌の先が上の歯茎に触れて下がはねます。ちょうど「ちぇっ!」と舌打ちをするときのように。ですから〔ヂ〕の音も同じように舌の先が上の歯茎に触れます。これを破裂音と摩擦音が一緒になっているので破擦音と言います。
ですから、「しじみ」と言うときには自然と同じ舌の位置で発音するので自然と〔ジ〕になりますし、「ちぢむ」も同様に、自然と〔ヂ〕になるのです。


ところが、これが英語の発音になると、pledge【plédʒ】〔プレッヂ〕(誓約)の〔ヂ〕とplesure【pléʒər】〔プレジャー〕(楽しみ)の〔ジ〕が区別ができなくなります。
コツは、発音記号で【dʒ】となっているものは舌先を上の歯茎につけて〔ヂ〕と言い、【ʒ】のときには舌先をどこにもつけずに〔ジ〕と言うのです。
私の名前を英語で言うとGeorgeですが、これは【dʒɔ'ːrdʒ】となり〔ジョージ〕ではなく、正確には〔ヂョーヂ〕です。
厳密に言うと、日本語の「ジョージ」は〔ジョージ〕と〔ヂョーヂ〕の中間のような音です。
同じGeorgeでもフランス語では【ʒɔ'ːrʒ】〔ジョルジュ〕と発音し、摩擦音の〔ジ〕の音になります。
フランス人が話す英語に訛りがあるように聞こえるのは、このように英語の音がなく、フランス語の音で代用するからで、日本人の英語に訛りがあるのも同様の理由によります。


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ij

2017.09.02日

第4講 「 ij


昨日の記事、「イースト菌?」の中で、英語で「東」を表すeast〔イースト〕と「イースト菌」のyeast〔ィイースト〕の発音が違うことを書きました。
この発音の区別は日本人にとっては至難の業です。
ear【íər】〔イア〕、year【jíər】〔ィイア〕も同様です。この簡単な発音区別の方法は、earのときには〔イアリング〕と言って、そこから〔リング〕を取ると〔イア〕になります。これがearの発音です。日本人はどうしても「耳」は〔イヤ〕だと思っているので、year〔ィイア〕の発音と紛らわしくなってしまうのです。yearの【j】の音は、思いっきり舌に力を入れ上あごに近づけて〔ィイ〕と言うのがコツです。


さて、この英語の発音記号【j】はの文字なのに、なぜ「ジ」と言わずに〔ィ〕と発音するのでしょうか?
多くの人が疑問に思っています。これまでこの質問を何度も受けました。
実は ij がもとは一緒だからなんです。
そう言えば形がちょっと似てますよね。i がちょっと伸びると j になるでしょう。
もともと i だったのが異体字として j になりました。
ですから、 j i の音があり、それが発音記号に残って【j】となったのです。
今からおよそ700年ほど前に ij が区別されるようになり、 i が母音として残り、 j が半母音、すなわち【j】という音となりました。
ですから、Jesus(イエスさま)のことをイタリア語で〔イエスース〕と言いますが、 英語では 〔ジーザス〕と発音するのです。カトリックの「イエズス会」というのはここから来ています。
そして、この【j】という音がさらに y という文字に変化したのです。


次回は、これまた日本人にとって難しい「ジ」と「ヂ」の違いについてお話します。
たとえば、「しじみ」と「ちぢむ」の違いです。これは単に文字が違うだけでなく、みんな無意識のうちに発音でも区別しているのです。これがわかると、英語のpledge【plédʒ】〔プレッヂ〕(誓約)とplesure【pléʒər】〔プレジャー〕(楽しみ)の発音の違いもできるようになります。


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イースト菌?

2017.09.01日

第3講 「イースト菌?」


ワ行に古くは「わゐうゑを」「ワヰウヱヲ」と、ひらがな・かたかなともにイ行の「ゐ」「ゑ」〔ウィ〕、ウ行の「ヰ」「ヱ」〔ウェ〕があったというのは、とても面白いです。
昨日の記事の中に書いた「ウヰスキー」の表記について、お友達のTakamiさんが再度、素敵なコメントをくださいました。
幼少の頃より、両親が社交ダンス教師だった私は、ダンス教室の入り口に掲げてあるダンスのメニュー?の中に「クヰックステップ」というのがあったのです。
これを発見したのも、もう50年以上前です。
「クイックステップ」というダンスがあることは子供ながら知っていましたので、なんで「イ」じゃなくて「ヰ」なんていう変な形で書くのだろうかと思っていました。
両親は、「これはウィと発音するのだよ」とは教えてくれませんでした。
まさにこれが quickにより近いカタカナ表記なのですね。
ウィスキーは、たいていの日本人は「ウイスキー」といいます。これもマッサンが「ヰ」の前に「ウ」をつけて商標登録したからなのかも…


もしも、「クヰック」という表記と〔ウィ〕という音が今日残っていたら、「クイック」よりも英語のquickの発音に近いので、日本人の英語の発音ももうちょっとうまくなっていたかもしれません。
「ウォーター」もきっと「ウヲーター」と表記され、発音も〔ウウォーター〕となっていて、よりwaterの発音に近かったことでしょう。
実際のところ、「ウォーター」があまりにも根付いているため、日本人で正確にwaterを【wɔ'ːtər,wɑ't-|wɔ'ːtə】〔ウウォーター〕と発音できる人はあまりいません。


雑誌『わかさ』10月号の特集は「のど」です。


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私は幼少の頃から喉が弱く、小学生時代劇団に入っていて発声練習をするとすぐに声がれして、親に吸入器を買ってもらってしょっちゅうそれで喉を潤していました。こんにち耳鼻咽喉科で喉が痛いと言うと、口に当てて蒸気が出てくるネブライザーです。
この『わかさ』の表紙に「かすれ声はのどの老化のサイン!」とあったので、1年以上前からかすれ声で授業ができなくなっていた私は、さっそく買ってきて読み始めました。
「高低をつけて声を出しのど仏を上下に動かす[のど仏スクワット]なら、起動も広がり[発声機能]がみるみるアップ」(p.26)には次のような喉の運動が載っています。


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いいことは何でもすぐに実行する私は、これをウォーキング中に(近くに人がいないのを確かめて)やっています(笑)。
昔、劇団でよくやった〔アー エー イー ウー エー オー、アオ〕の発声練習です。
これで喉仏を上下させて喉を鍛えるというわけです。
〔カー ケー キー クー ケー コー、カコ...〕
とずっとやっていくと、ヤ行にきます。
〔ィヤー ィエー ィイー ィユー ィエー ィヨー、ィヤ ィヨ〕
普通は、〔ヤー エー イー ユー エー ヨー、ヤヨ〕となるのですが、これは今日ヤ行が「ヤイユエヨ」になっているからです。
でも、正確には[ィヤ ィイ ィユ ィエ ィヨ]です。英語の発音記号では【ja ji ju je jo】となります。
この発音記号の【j】についてはよく〔ジ〕と発音するものと思っている人がいますので次回扱います。


ワ行には「わゐうゑを」「ワヰウヱヲ」があるのに、ヤ行にはなぜか「イ」と「エ」がありません。
ところが、実は昔あったのです。
画像としてしか残っていませんので、それを下に載せます。


%82%A2.jpg

これは漢字の「以」から作られた〔ィイ〕に当たる文字で、ひらがなの「い」の原形になりました。


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これは漢字の「江」から作られた〔ィエ〕に当たる文字で、かたかなの「エ」の原形になりました。


さて、前置きが長くなりましたが、第2講「イースト菌」の「イースト」は英語ではyeastと綴り、「東」を意味するeastと発音が明確に違います。
east【íːst】、yeast【jíːst】で、イースト菌には【j】の文字がついています。これが〔ィイ〕という音です。
ですから、正確には「イースト菌」ではなく、「ィイースト菌」です。
日本人にとって発音の区別が一番難しいものです。
同様に、ear【íər】、year【jíər】で、yが先頭に付くときには、舌を思いっきり上あごに近づけて強く〔ィイ〕と発音します。
この項、次回に続きます。


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