学院長元気の出るブログ

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きょうを最高の日にするために

2017.06.01日

"Today, give yourself permission to be outrageously kind, irrationally warm, improbably generous. I promise it will be a blast."
--Sasha Dichter – Acumen’s Chief Innovation Officer
「きょうは、誰彼かまわず考えられないぐらい親切に、なりふり構わず温かく、あり得ないぐらい気前よく振る舞ってごらんなさい。最高の日になるの間違いなしです」
--サーシャ・ディヒター、アキュメン社チーフ・イノベーション・オフィサー
(訳 舟田譲二)


すごくいい言葉ですね。
大いに啓蒙されました。
みんながこれを、家族や身近な人でできるところから実践していくなら、私たちの日々の生活は間違いなく変わり、身の周りが、そして社会が変わり、やがて世界が変わることでしょう。


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サーシャ・ディヒターはある12月の寒い日、ニューヨークの地下鉄で家路を急いでいました。
地下鉄の中でそれまで何度も見かけたことのあるひとりの男が、ホームレスの人に寄付を、と言っているのを耳にしつつも、彼は手に持つiPhoneに没頭している素振りをして、男の言葉を無視していました。きっと自分がホームレスで人のお金を無心しているのだろうと自分を正当化していました。
しかし、その日は地下鉄を降りて歩いていて、なにか引っかかるものを感じていました。


彼は勤めていた世界的な一流企業を辞めて、非営利団体のアキュメン社で働き始め、あるバレンタインデーの日に”寛容の日”と名づけた運動を起こします。
その日には、ホームレスであろうが親しい友人、あるいは通りがかりの見知らぬ人であろうと、たとえ誰であろうとも、頼まれたことにはどんなことでも寛容に「OK」と答えるという運動です。
この運動はやがて社会改革の引き金となり、慈善事業でなくビジネスとして、インドの田舎の何百万人もの人々に安全な飲み水をもたらし、ケニヤの何千もの貧しい農民がより多くを稼げるようにし、パキスタンのスラムの人々に住まう家を与えることになります。


この人が勧めているのが冒頭の言葉
「きょうは、手当たり次第に考えられないぐらい親切に、なりふり構わず温かく、あり得ないぐらい気前よく振る舞ってごらんなさい。最高の日になるの間違いなしです」
です。
これが単なる観念的な、かっこつけの言葉でなく、地に足の着いた真意のこもった言葉であることがわかります。


私自身、これまで街頭募金を訴える人の呼びかけに対して、「あれはひょっとしたら某宗教団体がやっている資金集めかもしれない」などと自分の考えを正当化して足早にその前を通り過ぎたり、助けを必要としている人を見て見ぬふりをしていることがしばしばありました。
でも最近は、気がついた時にはできる限り手を伸べて助けるようにしています。


2か月ほど前のことです。駐車場から車を出そうとしていた時、少し離れたところを杖をついて歩いていたひとりのお年寄りが仰向けに倒れるのが目に入りました。起き上がろうとするのですが身体の自由が利かなくて立ち上がれません。
人を待たせていて急いでいるのだ、と一瞬自分を正当化しようとする考えが頭をもたげたのですが、車のエンジンを切ってその老人のところに駆け寄りました。
起こしてあげようと何度試みても体重が重すぎて私の力ではどうしても無理です。しばらく格闘しているうちに、その方が身体を横に倒して手をついて自分で起き上がりかけました。手を貸してやっとの思いで立たせてあげることができましたが、足取りが怪しくまたいつ倒れるかわからない状況です。
私はしばらくその方の手を支えながら一緒に歩き、「家までお送りしましょう」と声をかけましたが、いやすぐそこだから大丈夫、と答えてひとりで歩いて行くその方が駐車場を出るまでひやひやしながら見送りました。
汗びっしょりになり、気づくと駐車場の土が、服やずぼんについて泥だらけになっていましたが、小さな人助けができたことでちょっぴり嬉しくなりました。サーシャ・ディヒターには遠く及びませんが。


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