学院長元気の出るブログ

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水を得た魚 vs 陸に上がった河童

2017.05.22日

昨日はウォーキングを兼ねて教会へ歩いて行ったので礼拝の後、教会とは目と鼻の先にあるアカデミー元講師の家に立ち寄りました。
Sさんは大学生の4年間、アカデミーで講師を務めてくださいました。
もともと国語が得意で、お父さんも学校の先生、校長だったということもあって、昔から先生志望でした。それで塾での講師経験が役立つということで、アカデミーに応募してこられました。
案の定、素晴らしい講師となり、生徒の間では名物先生、アカデミーの看板講師のひとりとして大活躍してくださいました。


ところが大学卒業後、都内の大企業に就職。その後地元の企業に転職し、そこで編集長という得意の国語力を活かした仕事に就いて7年間活躍しておられたのですが、どうしても教師になりたいという夢が忘れられず、足かけ12年かけて教員免許を取得。そして、次の就職先が決まらないまま惜しまれつつも退職されました。
いくつかの会社からお呼びの声がかかり、政治家からは市議選へのお誘いがあったりしたそうですが、それらすべてを蹴って教師の道を追い求め、去年めでたく公立中学校に国語教諭として採用され、今年は2年生の学級担任とサッカー部の顧問を務めていらっしゃいます。


卒塾生や元講師の結婚式ではしょっちゅう顔を合わせているのですが、お仕事のことなど直接お話を伺いたく思い、教会の帰り道Sさん宅を訪れたのです。
あいにく朝から部活で出かけていらっしゃるということで、奥さんと玄関先で立ち話をしました。
学校の先生は部活など忙しくて大変でしょう、と言ったところ、以前は朝なかなか起きられなかったのが、今では毎朝6時起きで、体育祭の日など4時に起きて5時に学校に行くほど、今の仕事を楽しんでいらっしゃるとのこと。
アカデミーでの昔のSさんの楽しい授業を思い出し、一度授業見学に行きたいです、と言ったところ、ご自身も高校英語教師を務めていらっしゃる奥さん、「私も見てみたいんです」と。
まさに「水を得た魚」です。
Sさん、夢がかなって良かったですね。


そう言えば、アカデミーでこの4月から正社員として働いてくださっている孝太先生に先日尋ねました。
「アカデミーに来て1か月になるけど、どう?」
戻ってきた返事は、
「めっちゃ楽しいです」。
ここにも「水を得た魚」がもう一匹いました。
彼も大学卒業後大手金融会社に勤めていたのですが、やり甲斐のない仕事に辟易(へきえき)としていました。大学生の4年間と卒業後の1年間、アカデミーで講師として働いて、その時の楽しさが忘れられなかったのです。


ちなみに「水を得た魚」に当たる英語表現は、
"a duck in water"
と言います。
"The way you dance, you are like a duck in water."
「きみの踊り方を見ていると、まるで水の中のアヒルのようだ」
アヒルは陸上でも生活しますが、水の中に入ると生き生きする、というところから来たのでしょう。
英語では「魚が水の中にいるのは当たり前」というところから、敢えて"a fish in water "とは言わず、代わりに、"a fish out of water"と言って、これは日本語の「陸(おか)に上がった河童(かっぱ)」に当たります。


あなたは「水を得た魚」ですか?
それとも「陸に上がった河童」ですか?


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