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うんこ漢字ドリル大ヒット

2017.05.27日

すべての例文に「うんこ」を取り入れた小学生向け『うんこ漢字ドリル』(文響社)が絶大な人気を博している。子どもたちが喜ぶ「うんこ」を巧みに取り入れ、“面白く学ぶ”ことに成功したこの教材には教育界からも称賛の声が上がる。


今週発表の最新5月29日付けオリコン週間“本”ランキングでは、初の「学習参考書による総合1位獲得」ならびに「TOP3独占」をダブルで達成。3週連続で全6作がTOP10入りを続けているということで、どこの書店でも平積みされているそうです。


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昨日、朝のテレビ番組でこの『うんこ漢字ドリル』なるものが紹介され、このドリルを使って小学生たちが大笑いしながら勉強している塾の様子が放映されていました。
インタビューされた子どもたち曰く、
「楽しい」
「面白い」
「一日中うんこのことばかり考えてる」


これがその話題の『うんこ漢字ドリル』の中の一部です。


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ほかにも1年生から6年生まで「うんこ」の言葉が延々と続きます。
「起きると のすぐ横に うんこが おかれていた」
「おでこに うんこがついてしまったので せんしてきます」
「うんこがの間につまってしまった」
「すもうの対相手がまわしにうんこを付けている」
「パン食いきょうの パンを うんこに かえておいた」
「リレーの 者が バトンの 代わりに うんこを にぎって いる」
とうんこをまぜてハンバーガーを作った」


見ていて、正直気持ち悪くなってきます。
こんな例文を読んで笑いながらドリルをやっていて、果たして漢字の読み書きができるようになるのかはなはだ疑問です。
さらに、頭の中がうんこのことでいっぱいになっていて、学校のテストでもおふざけで「うんこ」を使った例文を書かないか心配です。


冒頭の記事の続きの一部を下に載せます。


元国立市教育長で教育評論家の石井昌浩氏も、こう警鐘を鳴らすのだ。
「『三つ子の魂百まで』です。このドリルで育ち、果たして自分の核となるものを持ち得るかどうか。品性のない大人に育ってしまわないか心配です。何でも『うんこ』を媒介にするのは、子どもの未熟な感性に迎合することに他なりません」
さらに、全く正反対の観点から憂慮するのは、評論家の唐沢俊一氏である。
「机に向かうのが楽しくなるという点では、教育界に一石を投じたと思います。ただ、子ども時代の勉強とは概して“嫌なもの”に向かう行為でもあるはず。大人になれば、たとえ嫌でもつまらなくても、仕事ならば取り組まねばならない。勉強には、その“予行演習”という側面があります。今から楽しい勉強を身につけてしまうと、『楽しくないから働かない』という大人が増えないだろうか。そんな一抹の不安を覚えます」


一般の人もネット上にたくさん投稿しています。
「こどもが楽しく勉強できるならいいと思います。真面目にかたくるしくやっても退屈でつまらなくていやになるだけだから、勉強やらないよりはそういうのでやるほうが何倍もいいと思います。なので多少下品さはあるけどめのつけどころとしてはうまいって感じます」


まあ、何ごともそうですが賛否両論あり、このドリルがとても気に入っている人もいれば、非常に不快に思っている人もいます。(私は後者です)
勉強と言うと、「真面目にかたくるしくやっても退屈でつまらなくていやになる」と思い込んでいる人が大勢います。
この意見に対して私の考えは、勉強とは決して子どもにとって”嫌なもの”ではない、ということ。
昨日も小学2年生のMちゃんがガウディアで国語の漢字を勉強していましたが、新しい言葉を学び、それを漢字で書いていくことがとっても楽しい、といつも言っています。
ナンセンスなこじつけのうんこの例文を使わなくても、子どもたちは自然なコンテキストの中でしっかりと楽しみながら漢字を勉強できます。
下はMちゃんがやったプリントの中の1枚です。


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『うんこ漢字ドリル』が楽しい、役立つ、素晴らしい、と考えられるなら実際に買って使われたらいいでしょう。
私自身は不快になって「うん」ざりです。
これは、単なる「おもしろい」であって、勉強の本来の「楽しさ」とは似ても似つかぬものです。最初のうちは物珍しさでウケるかもしれませんが、子どもたちはすぐに飽きてしまうと思っています。


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