学院長元気の出るブログ

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かみさまへのてがみ

2016.12.17日

米国の子供たちが神様に手紙を書いた。例えば、〈かみさま、かぜを ひくのは なんの やくにたつのですか?〉(谷川俊太郎訳)。サンリオ刊『かみさまへのてがみ』には楽しい質問が並んでいる。
◆万物をこしらえたという創造主に、出来栄えの感想を尋ねた子供もいる。〈かみさま あなたは きりんを ほんとに あんなふうに つくりたかったの? それとも あれは なにかの まちがいですか?〉。長い首が不思議でならないのだろう。
◆動物園でおなじみの人気者に、絶滅の危険が増している。国際自然保護連合(IUCN)が最新版の「レッドリスト」で、キリンを絶滅危惧種に指定した。
◆違法な狩猟や環境の悪化などが原因という。アフリカに生息する個体数は、この30年間に約4割も減っている。「なにかの まちがいですか?」。絶滅なんて間違いですよね、と子供たちの声が聞こえてきそうである。
◆本田一弘さんにキリンの一首がある。〈見えずともいいところまで見えてしまふ淋さびしく長い麒麟きりんの首は〉(歌集『銀の鶴』)。その黒い瞳には、おのが種族のどんな未来が映っているのだろう。

(12月16日付 読売新聞 「編集手帳」より)


これを読んで、私も『かみさまへのてがみ』を読みたくなって検索したところ、「かみさまへのてがみ」のタイトルでいくつかの興味深いYouTubeの動画がヒットしたので、ついでに見てみました。
ひとつは「お涙ちょうだい」のとても感動的なものでした。



合唱曲もありましたが、アメリカで大ヒットしたと言われる同名の映画の短いプロモーションビデオ、これも感動的で実際のビデオを観てみたくなりました。



でも、やっぱり冒頭の谷川俊太郎訳の『かみさまへのてがみ』の中に紹介されている子どもの神様への素直な質問、「かみさま あなたは きりんを ほんとに あんなふうに つくりたかったの? それとも あれは なにかの まちがいですか?」が一番心にぐさりときます。


ちょうど昨日のブログ記事「地球の将来、人類の未来は」に書いたように、現在の子どもたちがこれからの時代に直面する「動植物の生態系の破壊」や「民族・国家間の戦争、テロ、地球温暖化など異常気象による大型台風・地震・火山爆発の多発」の問題など、子どもたちの「このままではいけない。なんとかしなければ...」という魂の叫び声のようなものが聞こえてくるような気がします。
このような質問を神様にぶっつけたくなる純真な想い、この答えを子どもたちは自ら探し求めていかなければならないのです。


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