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知られざる真実、208秒の決断

2016.11.03日

昨日、娘が映画『ハドソン川の奇跡』を観に行ってきました。
家に戻ってきた娘からそのことを聞いたとき、事故直後に機長が言った、
「訓練していたことをただ実践しただけです」
という言葉を思い出しました。
上の機長の言葉は私にとってものすごい大きなレッスンとなったので、その10日後にブログ記事「訓練していたことを実践しただけです」で取り上げました。
事故からわずか7年後にこれが実話に基づいて映画化されたということは、多くのアメリカ国民にとってもこの出来事が現代の「奇跡」として大きなインパクトがあったということを意味しているのでしょう。



Wikipediaから事故の経緯を引用します。
USエアウェイズ1549便はラガーディア空港離陸直後、カナダガンの群れに遭遇。両エンジンの同時バードストライクというレアケースによって両エンジンがフレームアウト(停止)し、飛行高度の維持が出来なくなった。即座に機長のチェズレイ・サレンバーガーは操縦を副操縦士から交代し、同時に空港管制に対し、この状況の報告と非常事態を宣言。操縦を交代した副操縦士は事態の改善すべくエンジンの再始動を試みていた。当初機長は空港への着陸を目指し、予定していたラガーディア空港か進行方向の延長上にあるテターボロ空港への着陸を目指していたが、高度と速度が低すぎるため機長は空港への着陸は不可能と伝え、ハドソン川への緊急着水を宣言した。これにより低高度でレーダーから消失してしまうため、空港管制は周囲の航空機へ1549便の目視チェックを要請し、観光ヘリ2機がこれに応じた。


その後、フォワードスリップにより急降下しつつ失速を避け、ジョージワシントンブリッジをギリギリで回避しながら高度上げで減速し、着水間近に客室に対して「衝撃に備えて下さい」とのみ伝えた。不時着まで数分の出来事のため客室に詳細を伝える猶予はなかったが、アテンダントらは事情を察して客に最善の指示をした。


発生から約3分後、1549便はニューヨーク市マンハッタン区とニュージャージー州ホーボーケン市の間に流れるハドソン川へ時速270km程で滑走路着陸時と同様の滑るような着水をした。不時着水決定後に高度を下げる経路を必要としたため旋回(進行方向反転)したが、偶然にも着水進入方向と川の流れが一致していた事で極僅かであるが機体の衝撃は抑えられた。機体の姿勢も水面に対し水平に近かったため片側主翼着水による機体分解も避けられた。スムーズな着水により機体損傷は尻餅による後部壁下部の一部だけで、乗客ら全員が迅速に機内から脱出シューター(着水時には救命いかだになる構造)及び両主翼に避難することが可能となった。


乗務員は、川へ着水させて市街地への墜落を防ぐ、着水後まもなく浸水が始まっていた機体後方のドアを開けないなど、エンジン停止と不時着水という非常事態に冷静に対処した。機長とアテンダントらは決められた手順に沿い不時着水後の機体内を見回り、既に浸水が始まっていた機体後方まで機内に残っている乗客が居ないか2度確認に向かっている。その後、乗員乗客全員が脱出したのを確認してから自身も脱出する、その際に機内の毛布や救命胴衣を回収しつつ客に配る等、手順通り冷静に事態の対処に当たった。


この最後の部分の「手順通り冷静に事態の対処に当たった」が、上の機長の「訓練していたことをただ実践しただけです」という言葉に集約されているのでしょう。


ところが実際には事故後、機長のハドソン川に着水するという判断が果たして正しかったのかどうか、空港に戻ることはできなかったのか、ほかに選択肢はなかったのか、と奇跡の英雄だったサレンバーガー機長は容疑者として調査委員会で追及されることになります。
鬼才監督・クリント・イーストウッドが暴く疑惑と舞台裏。
どのような美談、奇跡のわざにも常にこのような裏話があるものです。


「知られざる真実、208秒の決断、そのとき何が起こったのか?」
見応えのある映画のようです。


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