学院長元気の出るブログ

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おじさん運くれ!

2016.07.12日

「プレアーセ、おじさん運くれ!」⁉


何のことでしょう?
英語のスペリングを覚えるのに、uncle (おじ)をローマ字読みにして、日本語で語呂合わせにしたものです。
では、「プレアーセ」は何?
Please のローマ字読みです(笑)。


中学生や高校生は学校の試験のために、また高校・大学受験のために英語の単語を覚えることを避けて通れません。
そこで苦肉の策でありとあらゆる覚え方を考え出します。上のようなのがその一例です。
10年あまり前のことですが、生徒が「バセバ11」と言っているのを聞いて何のことかと尋ねました。
学校の英語の先生が教えてくれたスペリングの記憶法だそうで、ローマ字でバセバ(baseba)と書いて数字の11を付け足すと baseball (野球)になると言うのです。これには本当にびっくりぽん。
「英語の先生がこんなことを教えるの⁉」


小学校で学ぶローマ字は、英語学習には一長一短。
ローマ字のおかげで、ある程度英語の単語を読んだり書いたりできます。
しかし他方、邪魔にもなります。
たとえば、work を「ウォーク」、war を「ワー」、law 「ラウ」とローマ字につられて読む生徒はとても多いです。また、単語を書くときにもこのようにローマ字綴りをします。
こんなときに wor は「ワー」、war は「ウォー」、law 「ロー」と読むんだよと教えてもあまり意味ありません。ローマ字と違う読み方書き方が英語にはたくさんあり、きりがないからです。


そこで私は次のように教えます。
「homework を読んでごらん」
「ホームワーク」
「じゃあ、work を読んでごらん」
「ワーク」


「Star Wars って何?」
「スターウォーズ」
「じゃあ、War を読んでごらん」
「ウォー」
「warm は何て読む?」
「ウォーム」


「LAWSON は何て読む?」
「ローソン」
「じゃあ、law は?」
「ロー」


というふうにです。
英語の複雑なスペリングと発音の関係をこのように教えます。これをフォニックスといいます。
フォニックスで学んだ英語のスペリング・発音の基本的なルールは他にも応用できるので、これでほとんどスペリングの問題は解決できます。


私自身は中学生・高校生の頃、フォニックスなど学びませんでしたが、自分でこれらのルールを見つけ出して活用していたので、発音やスペリングで苦労したことは一度もありませんでした。
応用の利かない丸暗記や、上の「バセバ11」のような覚え方は意味がないばかりか、かえって勉強の妨げになります。


昨日の「アンコー、ハスペロー」には多くの方がコメントをくださいました。
記事の中にも書きましたが、uncle が「アンコー」のように聞こえるのには、ちゃんと理由があるのです。


物ごとには何でも理由、理屈、論理があります。
勉強に、さらには学問にこの理由・理屈・論理は不可欠です。
これをしっかりと教えない安直な丸暗記は正しい勉強法ではありません。


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