学院長元気の出るブログ

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鬼怒鳴門

2016.06.06日

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ドナルド・キーンさんが、京都に留学生として下宿していたときのこと。


「或る晩のことです。十五夜で、それはそれはきれいな月の晩でした。
私は大学からの帰り途、その月を見上げて、惚れ惚れしながら京都の町を歩いておりました」


キーン博士は思いました。
こんな月の光に照らされた竜安寺の石庭はさぞ美しかろう。
是非見てみたい。
博士はその足で竜安寺へ向かいました。
当時(大戦前)の京都の寺はいずこも終日門が開いていて、人の出入りも自由だったといいます。


「私は竜安寺の門をくぐって本殿に入り、あの有名な石庭を前にした縁側に座り込みました。
月光に照らされた石庭の美しさ。
私はしばらく身動きができませんでした。
三十分、いえ小一時間ほども私はぼんやりと庭を眺めていました。
もう十分すぎるほど石庭に見惚れた後です。
ふと傍らへ目をやると同時に私は驚きました。


「いつの間にか私のそばに、一杯のお茶が置いてあったのです。
誰が?いつの間に?どうして?
想像するしかないのですが、おそらくお寺の誰かだったのでしょう。
外国人の若い学生が石庭に見惚れているのを見て、邪魔をしないように、そうっとお茶を置いていってくれたのです。
私は、とても感激しました」


こんなもてなし方ができる民族は日本人だけだ、
と博士は思ったそうです。
「そして、だからこそ私は日本のことが大好きになりました」
と博士は結びました。

(「おっちゃん、おばちゃんのゆるゆる倶楽部」より)


竜安寺の石庭は、京都育ちの私にとってはまさに魂のふるさとのようなところです。
中学生の頃からいったい何度足を運び、ドナルド・キーンさんのように石庭を前に座り込んで、目を閉じて聴こえない波の音に耳を傾け、何時間も過ごしたことでしょう(「懐かしい!」)。
「魅死魔幽鬼夫さま」の中にも書きましたが、私は学生時代以来のドナルド・キーンさんファンのひとりです。
そのキーンさんの若かりし頃の京都の思い出話と巡り合って感動しました。


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