学院長元気の出るブログ

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ジョージ学院長 元気の出るブログ

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感動小話

2016.06.11日

小学生のとき、少し知恵遅れのA君がいた。
足し算、引き算の計算や、会話のテンポが少し遅い。でも、絵が上手な子だった。
彼は、よく空の絵を描いた。抜けるような色遣いには、子供心に驚嘆した。
担任のN先生は算数の時間、解けないと分かっているのに答えをその子に聞く。
冷や汗をかきながら、指を使って、ええと、ええと、と答えを出そうとする姿を周りの子供は笑う。
N先生は答えが出るまで、しつこく何度も言わせた。私はN先生が大嫌いだった。
クラスもいつしか代わり、私たちが小学6年生になる前、N先生は違う学校へ転任することになったので、全校集会で先生のお別れ会をやることになった。生徒代表でお別れの言葉を言う人が必要になった。
先生に一番世話をやかせたのだから、A君が言え、と言い出したお馬鹿さんがいた。
お別れ会で一人立たされて、どもる姿を期待したのだ。


私は、A君の言葉を忘れない。
「ぼくを、普通の子と一緒に勉強させてくれて、ありがとうございました」
A君の感謝の言葉は10分以上にも及ぶ。水彩絵の具の色の使い方を教えてくれたこと。
放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。
その間、おしゃべりをする子供はいませんでした。N先生がぶるぶる震えながら、嗚咽を食いしばる声が、体育館に響いただけでした。

(kokoro堂より)


小学5・6年生のときの同級生に、上の話のAくんほどではありませんが、勉強ができず、不器用で、スポーツは何をやってもだめなSくんという子がいました。
いつもクラスのみんなから冷やかされ、馬鹿にされていました。
私も何度かクラスの仲間につられてSくんを冷やかしたことがありました。
卒業後私は引っ越し、二度と顔を合わすことがなくなったSくんに対して「あのときは悪かった」と、機会があったらお詫びを言いたい、とずっと思っていました。


十数年ぶりに会った別の同級生にSくんのその後のことを尋ねました。
返ってきた答えに私は唖然としました。
あれほどドジで「丸出ダメ夫」だったSくんが、なんとプロのバレエダンサーになったというではありませんか!
私は頭をガーンと殴られたように感じました。そして、心の中でSくんに「ごめんね。そして、おめでとう!」と言いました。
人生、どうなるかわからないものです。


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