学院長元気の出るブログ

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なんでだす?なんでだす?

2016.01.13日

NHKの朝ドラ『あさが来た』の主人公、あさが子どもの頃からいつも言っていた言葉、「なんでだす?なんでだす?」。
すると、あさの子ども千代も同じように「なんでだす?なんでだす?」と事あるごとに尋ねる。
やっぱり「蛙の子は蛙」なのでしょうか。
でも、この「なんでだす?」は学びにおいて一番大切なキーワードです。
今日の「舟田式ひも勉強法 その9」。テーマは「なぜ?」です。


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 12. 「なぜ?」という疑問を持つ
小さな子どもは好奇心のかたまりです。
しばしば「なぜ?」「どうして?」という質問を連発して親を困らせます。
最初のうちは「それはね...」と親は丁寧に答えて付き合っているのですが、そのうちにだんだん面倒くさくなって、
「だから、さっき言ったでしょ!」
「もういい加減にしなさい!」
と怒ってしまったり、無視したりするようになります。


小学校でも低学年の間、生徒は先生に「どうして?」とよく質問しますが、そのうちに質問しなくなります。
質問するとうるさがられ、嫌われると思ってしまうからです。


中学や高校、大学になると、授業の終わり近くに教師が、
「何か質問はありますか?」
と尋ねると、生徒はみんなバタンバタンと大きな音を立てて教科書を閉じ、カバンに片づけ始め、もう授業になりません。


日本では質問することは一種のタブーのような雰囲気があるようです。
中央大学で教えていた時、授業中よく質問する学生がいて、その学生を褒めたところ、自分はよく質問するので、他の学生から変わり者と見られていると言っていました。


この夏、アメリカの高校の歴史の授業を見学した時、生徒が次々と質問していました。
この時、とても興味深いシーンに出くわしました。
ひとりの生徒が、太平洋と大西洋の英語名(The Pacific Ocean, The Atlantic Ocean)の由来を尋ねました。
私はその答えを知っていたので、「はい」と手を上げて答えを言いたい欲求に駆られましたが、教師がどのように答えるか見ることにしました。
教師の答えは意外なものでした。
「それはいい質問だ。だけど、先生は今までそのことについて考えたことがなかった。君たちの今日の宿題だ。調べてきた人にはエクストラポイント(おまけ)をつけてあげるよ」(「アメリカ滞在1日目(パート2)」)。
この答えは実に見事だと思いました。
もし、私のようにその場で答えを与えていたら、生徒たちは「ふーん」と言ってそれで終わり、ほとんどの生徒はしばらくすると忘れてしまっていたことでしょう。
ところが、「自分も知らない、いい質問だ」と答えることによって、生徒にプライドを持たせると同時に、みんなに調べてこさせる宿題を出して生徒全員を巻き込むことに成功したのです。
(ということで、今、この記事を読んでいて、「?」と疑問を持った皆さんには、日本名「太平洋」と「大西洋」の「太」と「大」の漢字がなぜ違うのか調べる宿題を出します)


勉強というのは、いろいろなことに興味を持ち、「なぜ?」と疑問を持って、そこから次々と新しい世界が開けていくことに意味があるのです。
「答えが出たらそれで終わり」ではないのです。勉強とは、ひものようにつながっているものだからです。


昔、アメリカに留学していた時、カウンセリングのクラスで、90分間学生からの質問と教授の応答、またそれに対して「なぜですか?」という質問、他の学生の意見、コメント、とそれだけでほとんど終わったことがありました。
途中で教授が「お願いだからもう質問はストップしてくれ。私の言いたいことも言わせてくれ。今日の予定の授業が全然できないよ」と言い、みんな大笑いしました。


日本の教育には、この「なぜ?」が欠けているように思います。
「つべこべ言わずに黙って聞け」「教えたことを覚えればいいのだ」「教師にたてつくのか?」という姿勢です。
日本人でノーベル賞を受賞する研究者の多くが海外在住ということもこれに関係していると思います。


質問から質問へとひものようにつながってどんどん展開、発展していくような授業があったら、楽しくなって生徒はもっと一生懸命勉強に取り組むようになっていくことでしょう。


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