学院長元気の出るブログ

日々の随想。教育問題、子育て、英語、積極思考、人間関係、霊想等など。
読む人に元気を注入します。

ジョージ学院長 元気の出るブログ

ブログに関するご意見・ご感想は、こちらのフォームからお気軽にどうぞ

社会が求める21世紀型スキル

2015.09.14日

昨日は4時間半におよぶ塾関連の研修会に参加してきました。
アカデミーで今年の4月から導入したガウディア「最高の喜び、楽しみを子どもたちに」)の教室運営者のための研修会です。
とてもたくさんのことを具体的に学ばせていただきましたが、特に2020年度(本格実施は2024年度)からの大学入試改革に関連した話がとても充実していました。


ちょうどアカデミー通信の9月号でもこのトピックを扱った記事を書いたばかりだったので、ベストタイミングでした。
そのうちの一部を下にご紹介させていただきます。教育や大学入試改革などに直接関係のない人にも、日本の将来を左右するとても大切な問題ですので、是非お読みください。


最初に興味深いデータが紹介されました。
日本の大学生が1週間あたり授業以外で勉強している時間は:
0時間 10%
1〜5時間 57%
6時間以上 33%
これに対してアメリカの大学生は:
11時間以上 58%
6〜10時間 26%
1〜5時間 15%
0時間 0.3%

日本とアメリカの大学生の勉強時間数はほとんど真逆じゃないですか。
私自身、日本の大学を卒業後、アメリカの3つの大学院で7年間学んで両者を体験してきているので十分に予想できたことでしたが、ここまで見事な結果が出るともう笑ってしまいます。


「教育先進国といわれる北欧諸国のフィンランド、ノルウェイ、スウェーデンや、デンマークアイスランド、アイルランドなどの国々と比べると日本の教育レベルは100年遅れているとも言われ、教育にかける国家予算はOECD先進国中下位に位置しています。
これまでは社会のニーズや、進学塾・予備校など受験産業の後押しもあって、テクニックで受験し、得点し、志望校に合格することを至上主義としてきました。しかし、生徒や学生の人生に役立つ肝心の『考える力』や『判断する力』『表現する力』などがおざなりにされてきた事実は否めません。
このため、志望校に合格することが目標で、この目標が達成されるとあとは何もやる気がなくなってバイトに明け暮れ、いざ社会に出ると苦労するということが多く見られました。
本物の教育が人を作り、さらに国家を作るのです。これからは日本もこのような社会を目指して教育に本腰を入れるようになるでしょう」
とアカデミー通信に書いていたのですが、まさにそのとおりのことを昨日の講師の方がおっしゃっていました。


1990年代までの日本は、工業社会で大量生産、マニュアル通り早く正確に再現する力が求められ、正解主義だったのが、現在から未来にかけて求められているのは、知識基盤社会、イノベーション、持っている知識を活用して、主体的に考え判断し表現する力で、修正主義です。


学生が就職する際に求める自らの理想は、語学力(TOEICや日本語力など)、業界に関する専門知識、簿記などの資格であるのに対して、企業が学生に求める能力は、コミュニケーション力、主体性、粘り強さなどで、学生と企業の間ではまったく正反対と言っていいほど大きな隔たりがあります。


このようなことから、社会が求める21世紀型スキルが自ずと明らかになってきます。それは、
1.創造性とイノベーション
2.批判的思考、問題解決、意思決定能力
3.学び方の学習、メタ認知
4.コミュニケーション
5.コラボレーション(チームワーク)
6.情報リテラシー
7.ICTリテラシー
8.シチズンシップ(地球とグローバルのよい市民であること)
9.人生とキャリア発達
10.個人の責任と社会的責任(異文化理解と異文化適応力)
などです。


従来の「一方的な知識伝達型講義を聞く受動的学習」から
「書く・話す・発表するなどの活動への関与と、そこで生じる認知プロセスの外化を伴う」(京都大学 溝上慎一教授)
能動的な形への変化が求められているのです。
一人ひとりが積極的に頭をフル回転させた脳"働"的に参加する真のアクティブ・ラーニングです。
昨日の研修会では頭の学びだけでなく、実際に課題が与えられて、グループで人の考えを聞き、自らの意見を発表してブレイン・ストーミングして発表するというアクティブ・ラーニングを疑似体験することもでき幸いでした。


このような流れの中で、日本の大学の入試改革が求められるようになり、中教審は世界の趨勢や欧米の教育などを参考にしつつ、日本のこれからの少子高齢化を踏まえて、入試改革の道を模索しているわけです。
今後は小中高校の現場の教師だけでなく、塾や予備校などの講師も、生徒が社会に出てから役立てることができる本物の実力(思考力・判断力・表現力・実践力など)を育てていくことが求められるようになります。そして、ガウディアの教室でも、小学生にそのような人生の基盤作りのお手伝いをさせていただく尊い使命が与えられています。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったら下のにほんブログ村のバナー(マーク)をクリックして応援してください(IN ポイント)。
にほんブログ村の「人気ランキング順位」が出ますので、そこで同じ記事名、もしくはほかの記事で関心のあるものをクリックし、ブログが表示されたらお手数ですが再度下のバナーをクリックしてください(OUT ポイント)。


にほんブログ村 教育ブログ 塾教育へ
にほんブログ村


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メールマガジン登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスでき、とても便利です。