学院長元気の出るブログ

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ジョージ学院長 元気の出るブログ

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子どもは将来の財産

2014.11.29日

社会科授業。教員のジェームス・テイラーさん(31)が、第2次世界大戦で日本への原爆投下を命じた大統領について英語で問いかけた。
"Was Truman guilty of war crimes?"
(トルーマン米大統領は戦争犯罪で有罪か?)
生徒たちは肯定と否定に分かれ、英語で議論した。


これは大学の授業ではなく、なんと中学3年生の授業なのです。
大学生でもこれだけの討論が英語でできる学生がいったいどれだけいることでしょう。私は今から40年ぐらい昔、中央大学で英語専攻の学生を教えていた時、このような討論会を何度か催しましたが、発言することができたのはごく数人の学生。そしてその英語力も怪しいものがほとんどという状況でした。
上のは、群馬県太田市の小中高一貫校「ぐんま国際アカデミー」(GKA)の9年生の授業のひとコマです。
同校は、2005年、国語など一部を除き授業を全て英語で行うイマージョン(英語漬け)教育を掲げて開校。授業時間数の7割が英語による授業で、小学校6年間で計約4900時間、中学校3年間で計約2200時間に上り、英語の議論で批判的思考力や課題解決力を育むのが目的といいます。
昨年11月に中等部(7〜9年生)生徒249人が団体受験した英語力テストTOEIC(990点満点)の平均点は577点。大学生平均449点を上回り、8人は900点を超えたそうです。


ところがなんでもそうですが、いいこと尽くしではなく問題もあります。一つは学力間格差。もう一つは日本の大学受験の際に不利なこと。
開校時、小4で入学した1期生59人が今春高等部を卒業しましたが、卒業生は17人。うち一人はアメリカの私立大学に進学、4人は国内の国立大、9人は私立大に進学し、3人が浪人中。親も生徒本人も、大学進学のことを考えると不安になるとのこと。
グローバル人材育成の理想と、大学合格という現実のギャップにGKAは直面しています。
しかし、東大などが国際バカロレア(IB)の成績を評価する入試改革を進めており、GKA初等部の井上春樹副校長は、「グローバル社会で生きる力を身につける教育が、認められてきた。真価は卒業生が社会に出てからわかるでしょう」と語ったそうです。
(以上、11月28日付 読売新聞27面 「教育ルネサンス」より一部抜粋)


上の記事の中で紹介されている英語漬けにするというイマ―ジョンメソッドは、そのようなニーズや希望を持っている親や子どもにとっては理想的な環境なのですが、なんでも右に倣え式の日本の教育システムや社会構造の中では確かに不利になることも多々あることと思います。
我がアカデミー学院においては、一般の進学塾がやっているようにただ単に生徒に試験で点数を取らせるための暗記教育を行ったり、進学実績を競い合ってそれで生徒集めをするというようなことは行っていません。


むしろ、上のイマ―ジョンメソッドまではいかないまでも、幼児・小学生対象のKids Club Englishでの英語による読み・書き・会話の授業、「わくわく発見クラブ」のような自分たちで仮説を立てて実験したり、もの作りをしたりしてその過程や結果を分析して学ぶという授業、中高一貫校対策クラスでの教科の枠を超えた授業や思考法の訓練、新聞記事を読んでのグループ討論を行うクラス。
中学部では、暗記中心でなく「なぜ?」というプロセスを大切にした授業、そして集団授業と個別授業を生徒一人ひとりのニーズやご家庭の事情に合わせて自由に組み合わせることができるコースを設け、高校生には全教科に対応した個別のクラスなど、よその塾にないオリジナルのきめ細かいサービスをしています。
しっかりとした教育哲学に基づいて幼稚園から高校生まで一貫教育を行っているのです。
でも、今の社会ではなかなか認知してもらえないようです。要するに手っ取り早く、結果の見えるものを一般の人々は求めているのです。


しかし、教育で一番大切なこのところをはしょって、手間暇かけずに安易にやっていると、「教育とは手間と時間がかかるもの」に書いたようなつけが後になって必ず回ってくるものです。
このことはずっと以前から繰り返しこのブログで述べてきているのですが、周囲の公立の小中高校や学習塾などでは一向にそのような問題意識すら生まれていず、事なかれ主義、商売主義であるのが現実です。
日本の将来を担う子どもは財産であり、その意識をもって私たちは産・学・社会・家庭共同で子どもの教育・育成に取り組んでいかなければなりません。


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