学院長元気の出るブログ

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教育とは手間と時間がかかるもの

2014.11.25日

人類は未熟に生まれてきたからこそ生き残れた。科学ジャーナリストのチップ・ウォルター氏が、『人類進化700万年の物語』(青土社)で説いている。
◆人の子供は無力で生まれてくる。生後すぐに歩ける動物と違い、長期間、保護されないと生きていけない。この長い幼少期に人は教育を受け、環境の変化に対峙たいじできる順応性や社会性を学べる。現代人とは別の人類とされるネアンデルタール人が滅んだのは、多くの子孫を残すため、早く大人になろうと進化したからだという。
◆破綻した銀行の経営者から、「異なる価値観を持つ人を育ててこなかったのが敗因だった」とかつて聞いたことがある。教育の手間と時間を惜しんだため、時代の荒波に立ち向かえる、視野の広い人材がいなかったと悔いていた。
◆1859年の今日11月24日は、ダーウィンが『種の起源』を出版した日だ。子孫が多様になればなるほど、その種が生存競争で勝ち残る機会は増す、と彼は唱えた。
◆大切なのは、逆境を生き抜く柔軟さを備えることだろう。人と企業は同一視できないが、盛衰の背景には共通する物語があるのかもしれない。

(11月24日付 読売新聞 「編集手帳」より)


この「編集手帳」を昨日とても興味深く読みました。
前半部分のネアンデルタール人云々など進化に関する部分が、あたかも歴史上真実であるかのように書かれていますが、これはあくまでも推論であり、仮説に過ぎません。
そもそも155年前にダーウィンが『種の起源』を出版した時点から、いわゆる「進化論」と呼ばれるものはどんどん変化(進化?)してきており、これからも変化し続けるでしょうから、これをまるで事実であるかのように学校の歴史や理科の授業で教えること自体に問題があります。
私がかつて中学生の頃は、ネアンデルタール人は人類の先祖である、とはっきり教えていましたから。
(進化論については、「進化か創造か」および「進化論 vs 神」をご覧ください)


しかし後半部、すなわち「異なる価値観を持つ人を育ててこなかったのが敗因だった。教育の手間と時間を惜しんだため、時代の荒波に立ち向かえる、視野の広い人材がいなかった」と言う銀行経営者の話は、さもありなんとまことに納得のいく言葉です。
現に、つい20〜30年ほど前までは、就職するなら絶対につぶれない銀行が一番などと言われていたのですが、その後バブル崩壊やリーマンショックなどで、多くの銀行が実際につぶれたり経営統合や大幅なリストラをしたりしました。全国のあちらこちらで、かつて銀行だった建物が取り壊されて、今や公園やドラッグストア、コンビニに変わったりしています。


上の銀行経営者が語っていることは、私たちへの警鐘となるもので、日本人特有のなんでもかんでも人と同じ、右に倣え式の教育をしていたのでは、これから先日本は立ち行きません。
今回のノーベル賞受賞となった青色ダイオードの発明や、あるいはホンダとトヨタが相次いで発表した「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車(FCV)など、世界をリードする先進的な技術も、みんなから不可能と言われていたところに敢えて挑戦したことによって得られた画期的な結果です。人と同じことをしていたら絶対に達し得なかったことです。


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私たち塾業界を含む教育者も、これまでのような暗記中心で、試験で点を取らせるテクニックを教え、合格実績を競い合うような教育をしていて、「教育の手間と時間を惜しまず、時代の荒波に立ち向かえるような視野の広い人材」を育てる、手間暇かけた真の教育をしていかなければ、中国を始めとする周りの新興国にどんどん負けていくことになるのは火を見るより明らかです。


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