学院長元気の出るブログ

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夏休み、今日で終わり

2014.08.31日

 <先生にみつからないようにすりゃいいんだ>。小学5年生タケシの一言が、会社設立のきっかけだった。6月に亡くなった児童文学者、古田足日(たるひ)さんの名作「宿題ひきうけ株式会社」。タケシと同じ年代に夢中で読んだ記憶がある
◆タケシの企たくらみはしかし、すぐ先生にばれてしまう。会社も解散させられるが、最近は、さほど後ろめたいことでもないらしい
◆宿題代行業者なるものが、ネット上に堂々と看板を掲げている。料金は、算数ドリルが「1冊5000円」、読書感想文は「原稿用紙1枚3000円」。頼めば、筆跡も似せてくれるそうだ
◆夏休みが終わる。新学期開始を早める学校が増えているが、宿題に追われている家庭も少なくはないだろう。業者は、一番のかき入れ時かもしれない
◆古田さんは、まえがきにこう記す。<もし、きみがニンジンがきらいだとしても、ニンジンはたべなければならぬ。でも、もし宿題がきらいだとしたら、考えなければならぬ。なぜこの世の中に宿題があるのかということを>。幸い、きょうは休日だ。愛息愛娘(まなむすめ)を手伝いつつ、両者の違いを話し合ってみてはいかがだろう。

(2014年8月31日付 読売新聞 1面「編集手帳」より)


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古田 足日(1927-2014)は、日本の児童文学作家・評論家。
この『宿題ひきうけ株式会社』は、古田さんが52歳の時の作品で、今から35年以上も前に今日の日本の教育産業を見越して書かれたような気がしなくもありません。
しかしそれにしても、それを小学5年生のタケシを始めとする少年仲間が株式会社を設立して、先生にばれないようにやろうとした、というのはユーモアのセンス抜群で実に面白い。タケシたちの一団はきっと優秀な切れる子たちだったのでしょう。


それに対して、「宿題代行業者なるものが、ネット上に堂々と看板を掲げて」やっている、しかもかなりの高額な料金を取って、となると話は違う。「頼めば、筆跡も似せてくれる」というおまけつき。これには呆れてものも言えない。
つい2日ほど前にニュースで、お隣の中国では大学の卒業証書を売買しているというのを見て驚いたばかりですが、これもそれほど変わった話ではありません。
こういうことをやる業者も業者であれば、それを利用させる親も親(オヤオヤ...というジョークも虚しい)。


それこそ、上の「編集手帳」の中に引いてある古田さんのまえがき、
「もし、きみがニンジンがきらいだとしても、ニンジンはたべなければならぬ。でも、もし宿題がきらいだとしたら、考えなければならぬ。なぜこの世の中に宿題があるのかということを」
これを本当に親子で真剣に考え、話し合って欲しいものです。


そういえば、大きい声では言えませんが、うちでも今から何十年前だったか、子どもたちの夏休み最後の日の8月31日は徹夜に近い状態で子どもたちに付き合って宿題をさせていたなぁ...。


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