学院長元気の出るブログ

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母親版「メシ、フロ、ネル」

2014.08.03日

[子供の貧困 SOS]シリーズ第3回です。


(前略)
 貧しさから、子供があたり前の生活や体験をあきらめざるを得なくなることを、教育や児童福祉の専門家は「剥奪」(はくだつ)と呼ぶ。
 「剥奪によって子供は自信や将来への希望を失い、学校に行けなくなったり、問題行動を起こしたりする。不登校やいじめの背景には、剥奪が隠れていることが多い」。道中隆・関西国際大教授(社会福祉学)は指摘する。東京都板橋区の06年の調査では、生活保護を受給している家庭の中学生449人のうち、不登校になったのは11.58%の52人。これに対し、生活保護や就学援助を一切受けていない家庭では2.41%と、その差は4.8倍にも上った。
 道中教授は「貧困による悩みや苦しみは、親には相談しづらい。学校で相談員を増やすなどして悩みを聞き出し、心の負担を軽くすることが重要だ」と話す。

     ◇

 大阪府の少年(15)は6月下旬、入学したばかりのパソコンの専門学校を退学した。登校したのはわずか2日。辞めた理由を尋ねる母親(46)に「今さら勉強したってしょうがない」と吐き捨てた。
 小学2年のときに両親が離婚。生活保護を受給していたが、母親は3人の息子を養うため、機械部品工場で夜の9時、10時まで働くようになった。帰宅後のわずかな時間も弟たちの世話に追われ、母親が口にするのは「ごはん」「お風呂」「寝なさい」だけ。
 「お金がないから」と洋服もおもちゃもゲームも買ってもらえず、母親への不満ばかりが募った。勉強する気もなくなり、授業についていけなくなった。
 5年生になって熱心な担任の女性教師と出会い、放課後に勉強をみてもらった。初めて「勉強したい」と思い、母親に頼み込んで週に1度だけ塾に通ったが、6年生で担任が代わると、また授業から取り残された。
 中3の秋、同級生が受験勉強に没頭する姿を見るのがつらくて、学校に通うのをやめた。そのまま卒業し、高校には進めなかった。
 母親の勧めで専門学校に入ったが、かけ算や割り算すら満足にできないままでは、授業についていけるはずもなかった。「したいことは何もない。もう、どうでもいい」と少年は言う。
 「ほかの子と同じように、勉強できる環境すら作ってやれなかった。息子たちの将来を思うと、胸が張り裂けそうになる。できることなら、人生をやり直したいぐらいです」。母親は深いため息をついた。

(8月1日付 『読売新聞』 31面)


これを読んでいて、それこそこちらの方が「胸が張り裂けそうに」なりました。この子の将来はどうなるんだろう、と。


学習塾という子どもと接する仕事をしてきて、子どもになにか問題があるケースというのは、ほとんどの場合、原因はその家庭環境にあるように思われます。
頭はものすごく切れるのに集中力のない子どもなどの場合、家で夫婦喧嘩が絶えず、毎日のように自分の目の前を皿やその他の物が飛び交う、と言っている小学低学年の生徒がいました。話を聞いていて本当に心が痛みました。


夫婦仲が悪い例としてよく言われる「メシ、フロ、ネル」ですが、これが親子の間でも同様に「ごはん」「お風呂」「寝なさい」だけというのはとても大きな問題です。
これで子どもがまともに育つわけがありません。


学校では結婚前の望まない妊娠を避けるために、と言って避妊法を道徳の時間に実際に避妊具を用いて教えているそうです。しかし、これだと避妊さえしっかりやっていれば、婚前のセックスも認める、と言っているようなものです。


本当に必要なのはそんなことではありません。
結婚とはどういうものか、なぜ結婚するのか、結婚したらどんな責任が伴うのか、子どもに大きな影響を与える離婚を避けるためにはどうすれば良いのか、等など教えるべきことはいくらでもあるはずです。


今はあまりにも安易に離婚するカップルが多く、その結果犠牲になるのはいつも子どもです。
この問題は夫婦の間でもゆっくり時間をかけて、しっかり話し合っておく、そして離婚は選択肢に入れないというぐらいの決意が必要がです。


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