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英語学習の秘訣 その8 (英会話)

2014.02.02日

英語というと、一般の日本人の間ではどうしても「英会話」のイメージがとても強いようです。
ちょっと大きな街では駅前に必ずと言っていいほど、英会話教室の看板が目に入ります。
かつて駅前留学で名を売り、どこでも必ず見たこの看板。


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さて、英会話というと、その類(たぐい)のテキストを見てもそうですが、シチュエーションを設定して、
「◯◯へはどのように行けばいいですか?」「この先、二つ目の信号を左に曲がり、...」
「どこの出身ですか?」「◯◯から来ました」
「あなたの好きな食べ物は何ですか?」「◯◯が一番好きです」
などといったパターンが延々と続きます。


この「英語学習の秘訣」シリーズで毎回取り上げている千野栄一著の『外国語上達法』(岩波新書)の中にも「会話」の章があります。
その中で著者が次のように語っています。
ところで、この人たちの習う英会話なるものは日本の会話学校で習う限り、ごく一部の例外を除いて英語で若干の文を交換するという程度で、会話集の中にあげられている句の繰り返し以外の何物でもない。会話というものは自分が相手の人に伝えたいことを伝え、相手の人が伝えたいと思っていることを聞くことであって、自分がたまたまその外国語で知っている句を使ってみることではない。ここに、会話集や会話学校のもたらす危険がある」 (上掲書p.171〜172)


この類の、英会話学校で教えているような内容をいわゆる「英会話」と思っていらっしゃったなら、それはとんでもない誤解で、こんなものを英会話とは言いません。
まあ、初期の段階での練習として、上のような定型にはまった会話があってもいいのかもしれませんが、これは本物の英会話ではありません。
本当の英会話とは、自由にお互いの考えや気持ちを語り合い、交流することで、私たち日本人が普段の生活の中で日本語を使って周囲の人たちとごく普通に、なんでも話し合うのと同じようなものであるべきものなのです。


それでは、このレベルまでいくためにはどうすればいいのか。これは決して簡単なことではありません。
この「英語学習の秘訣」シリーズで扱ってきた一つひとつのポイントがここで役立ってくるのではないか、と私は思うのです。
やはり、何事も根底にしっかりしたフィロソフィー(哲学)がないと、表面的になってしまいます。
ですから、まずは言語学習の基盤となる基礎語彙と基本的な文法をしっかり身につけることの大切さを強調しました。次に、文法は会話を助け、会話は文法を助けるという、文法か英会話かの二者択一ではなく両者の共存共栄(?)を訴えました。


次に、今後ますます熾烈になる国際競争において、日本が勝ち残るためには本物の英語力が不可欠だと述べました。また、それが同時に日本が今、抱えている少子化の問題の解決の道でもあることを示しました。


また、英語学習において、特に日本人が苦手とする英語の発音の問題にも触れました。学校や塾の英語の先生の発音が上手いとは限りません。
ならば、映画や歌や英語のテキストをネイティブの人が吹き込んだ音声CDやファイルなどを活用して、多聴、多読(お手本を真似て発音練習する)などでカバーすることだってできます。
要するに、いざやろうという気になりさえすれば、道はいくらでも開かれるということです。


最後に、このシリーズを終えるに当たり、次の話で締めくくりたいと思います。
英語のことわざに次のようなものがあります。
How do you eat an elephant?
(まるまる一頭の象をいかにして食べるか)
答えは簡単。
One bite at a time.
(ひと口ずつ)


One%20bite%20at%20a%20time-001.jpg


我々日本人ならば、象なんて食べられないという頭があるので、クジラにした方がピンと来るのですが、反捕鯨の英語圏では象を例に挙げています。
これが教えているのは、あまりにも大きな目標が目の前にあると、私たちはつい諦めてしまいがちだが、小さな一歩一歩で、どんなことでも成し遂げることができる、ということです。


英語の学習も同様です。
今回、このシリーズを書き始めて、多くの読者の方から、「自分は英語が苦手だった」という反応が返ってきました。
ひと口ひと口、一歩一歩です。
これで、できないことはありません。
ヒマラヤ登頂でさえも一歩一歩の積み重ねで可能になるのですから。
たとえ小さくても一歩一歩前進していきたいものです(「小さな負荷をかけよ!」)。


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