学院長元気の出るブログ

日々の随想。教育問題、子育て、英語、積極思考、人間関係、霊想等など。
読む人に元気を注入します。

ジョージ学院長 元気の出るブログ

ブログに関するご意見・ご感想は、こちらのフォームからお気軽にどうぞ

いろんなことがありましたよ

2010.12.31日

2010年、この1年間を振り返ると、本当にいろんなことがありました。
この歳になると、物忘れがだんだんひどくなっていくのですが、ブログを書いていると都合のいいことに、ときどき過去の記事を読み返すことによって、この1年間がどのような年だったか思い出すことができます。
記事を見直していると、いろんなことがあったなぁ、と改めて思わされます。


なんと1年間、ほとんど欠かさずに毎日記事を書き続けることができました。
感謝なことです。


お休みしたのは3月の3日間だけでした。
それは、肩に激痛が走りダウンしたときのことです(「骨肉腫になった!?」)。
今、これを読み返すとその時の状況がありありとよみがえってきます。
このとき、健康が急に不安になって、留学中の正人に日本に戻ってきてもらったのでした(「アカデミー学院テレビ国際会議」)。
正人には無理を言ったので、本当に申し訳ないと今でも思っているのですが、もし正人が帰ってきてくれていなかったら、今時分は本当にダウンしていたと思います。


6月には還暦を迎えました(「神様からのプレゼント」)。
私は子どもの頃から、自分はきっと若死にするだろうと思っていたので、ここまで長生きできたことは驚きと感謝でした。


7月には無呼吸症候群だったことがわかりました(「ショック!」)。
それ以来治療用のマウスピースを寝るときにつけて、状態は少し改善したように思われます。


10月には急に声が出なくなりました。
原因は加齢による声帯の衰えだと耳鼻咽喉科で言われショックを受けました(「『加齢』という言葉」)。
また、記憶力も不安になりました(「怖い夢」)。


こうして見ると、今年は還暦という人生の節目を迎え、やはり健康が大きなテーマになっていました。
ほかにもいくつか健康に関する記事を書いていました。
そして、健康に不安を覚えつつも、このブログを書くことによって、自分自身を励ましている姿に気づきました。
そして、毎日接する生徒たちや先生たち、家族からたくさんのエネルギーをもらっていることを心から感謝した次第です。
そのほかの記事はほとんどが私の日ごとの随想で、心の軌跡が綴られていました。
読み返すと、その時どきにどんなことを考えていたのかがよくわかり、これも記憶保持の助けとなります。


最後に長男、直人が先日送ってきてくれたYouTubeをここに載せさせていただきます。
直人がギターを弾き、同時にハーモニカを吹きながら歌っているビデオですが、タイトルが
「いろんなことがありましたよ」。
この歌の歌詞はまさに私自身の人生の証しそのものです。
これを聴くたびに、過去を振り返って目頭が熱くなります。



皆さんにとっても、きっといろんなことがあったことでしょう。


1年間ブログのご愛読をありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
どうぞ皆さん、良いお年をお迎えください。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

考える力を養う

2010.12.30日

今日の読売新聞25面に次のような記事が載っていました。


「『自分の考えを書きなさい』 。昨今の高校入試では、図や世論調査の結果をもとに、生徒自身の考察力を見る問題が目立つようになった。
12月上旬に公表された経済協力開発機構の国際学力調査(略称PISA)で、15歳の『読解力』に回復傾向がうかがえたが、こうした受験環境の変化を理由に挙げる識者もいる。『自分の考え――』は、来春入試のキーワードになるかも。
(中略)
こうした入試の先駆けとなったのは、中高一貫校の入試だ。文部科学省によると、1999年から設置が認められた公立中高一貫校では、知識を見る学力試験ではなく、応用力を見る問題が多かったという」


私は以前から、日本の知識偏重の教育システムに疑問を感じ、上の記事にあるような考える力を養う教育の必要性を訴えてきました。
ですから、このPISA型入試問題の導入に心から賛成です。
実際のところ、これまでの暗記中心の知識偏重教育を1日も早く脱して思考力重視の教育に生まれ変わらないと、日本の将来は希望が持てないと思っています。


ただ、ひとつ問題なのは、普段そのような訓練をまったくしていずに、急に入試で力を試すと言われても、困るのは受験生です。
ちょうど、普段の英語の授業でリスニングをまったくやらずに、定期テストや入試でリスニング力を問うのと同じです。


読売新聞の記事は次のようにしめくくっています。
「ベネッセ教育研究開発センターの鎌田恵太郎・主席研究員はPISA型の高校入試問題について、『全体から見るとまだ少ないが、数年前よりは増えている。文章から抜き出すのでなく、自分の言葉で書かせるのが特徴で、入試が変われば授業も変わる。今後はもっと、思考力や表現力を育てるような授業が広がっていくのではないか』と話している」


確かにその通りだと思います。
でも、本当は入試に合わせて授業を変えるのではなく、思考力を養う授業は教育の本来の目的であるべきだと思うのですが。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

仕事納め

2010.12.29日

例年30日まで冬期講習の授業が入っているのですが、今年は今日が仕事納めでした。
もうすでに昨日から、あるいは今日から家族旅行に出かけている生徒もいます。
やはり年末年始ぐらいは、生徒にも先生たちにも家族や友人とゆったりとくつろいで楽しみ、気分転換を図ってもらいたいと思います。


今年は春に体の調子を崩し、アメリカに留学していた次男、正人に急きょ帰国してもらって、以来随分助けてもらっています。
とくに、秋からは喉を壊して声が出なくなるというハプニングもあり(「怖い夢」)、今まで教えていたいくつかのクラスを正人を始めほかの先生たちに代わってもらうようになりました。
大きな声を出さないで個別で教えていても、声が出なくなることがいまだに時々ありますが、それでも随分楽になりました。
助けてくれているみんなに心から感謝しています。


冬期講習開始の数日前から昨日まで、個別部の時間割作成やキッズクラブ クリスマス会の準備、年賀状の作成などで、連日寝るのが3時、4時になり、体がくたくたになっていました。


授業後、先生たちに給料を渡して、
「1年間ありがとうございました。どうぞ良いお年を」
と声をかけて塾をあとにし、生徒をバスで送って帰宅して、今ようやくほっと一息ついたところです。
今時分先生たちは、みんなで打ち上げをやっているのでしょう。
そういえば先日、先生たちが忘年会か新年会の打ち合わせをしていましたが、ほとんど毎晩仕事が終わってみんなで食事に行っているほど、うちの先生たちは仲がいいです(「仲良き事は美しき哉」)。


私はこの年末年始は家族・親族孝行に徹します。
とは言っても、この正月休みの間に1月からの個別部の時間割を組んだり、ほかにもいろいろな仕事が待っていますが。


生徒や先生たちの正月休みも有意義な時となるよう心から祈っています。
このブログの読者の皆さんも良い年末年始をお過ごしください。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

死んだ少年の話

2010.12.28日

小学生の頃住んでいた家の近くに大谷大学がありました。
近所には大学生が下宿していて、よく学生の下宿を訪ねて遊んでもらってました。
烏丸通りを隔てて向かい側には大谷大学のグランドがありましたが、ここは公園のようにして私たち子ども達によっていつも使われていました。
ある日曜日の朝、いつものようにこのグランドで遊んでいたら、何人かの大学生に呼び止められて、誘われるままについて行きました。
すると、グランドの片隅で何かお話が始まりました。
聞いていてさっぱりわかりませんでした。
家に帰って親にどこに行っていたのか尋ねられたので、大学のグランドで遊んでいたら学生に声をかけられて話を聞いてきた、と答えました。
何の話だったの、と聞かれて答えに困りました。
正直なところ、何も覚えていなかったのです。
そこで言いました。
「死んだ少年の話だったよ」
両親は???
私自身も???


この出来事はその後すっかり忘れていたのですが、何十年も経ったつい最近急によみがえってきたのです。
よくよく考えたら、「死んだ少年の話」はなんと「親鸞聖人の話」だったのです。
大谷大学は仏教大学で、今から思えば、多分学生達がグランドで仏教の日曜学校のようなものを青空教室でしていたのでしょう。
「親鸞聖人」「死んだ少年」。
似ているでしょう?


小学3年生ぐらいの頃のことです。
それぐらい私は小学生の頃はボケッとしていました。
勉強などはしたこともなく、テストがあるといつも初めて見るものばかりで、ぶっつけ本番でした。
小学2年生のときだったと思いますが、反対語のテストがありました。
「大きい」の反対は?という問いに対して、普通は誰でも「小さい」と書くのですが、私は「大きくない」と答えました。
このようにして、私はほとんど「〜ない」と答えて、0点ではなかったですが、それに近い点数を取りました。


中学でも、高校でも勉強はほとんどしませんでした。
そんな私が勉強に目覚めたのは、大学に入ってからです。
勉強が楽しくて仕方なくなりました。
英語を専攻していて第2外国語としてフランス語を学んでいましたが、自分の趣味で、履修していないドイツ語、ロシア語、中国語、スペイン語などのクラスにももぐりこんで、専攻の学生と一緒に勉強しました。
卒業に必要な単位の2倍近くを取りました。
そして、卒業後アメリカに留学し、大学院3つで7年間学びました。
あんなに勉強嫌いで、頭の悪かった私が。


今日、小学5年生のWちゃんに社会を教えていて、この子が「社会が嫌い」と言ったので、社会の面白さを話しました。
そして、「嫌い」と思っていたら勉強は苦痛になるけど、理屈がわかって、「楽しい」と思っていたら、本当に楽しくなって好きになるよ、と言いました。
一緒に教えていた小学4年生のYちゃんは、ついこの前まで漢字が大嫌いだったのに、今年の8月に漢検を受けて以来、漢字が好きになり得意になりました。
学校の漢字のテストで、クラスでただひとり満点だったと今日言っていました。


勉強ができるかどうかは、生まれつきの頭の良さではありません。
面白さを発見し、それにハマると、誰でもできるようになるものです。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

海外留学減少

2010.12.27日

今日の読売新聞「USO放送」に面白いことが書かれていました。
「海外留学生減少
日本が心配で
―若者」


去る23日の新聞に「海外留学生11%減  内向き志向影響か」という記事が載っていました。
それを受けてのジョークですが、実にうまいですね。
本当にそうだったら、つまり、日本の若者が「日本のことが心配で」留学を控えているのだとしたら、これは見上げたものです。
確かに、今の日本を見ていて、将来安泰とは言い難く、若者でなくてもみんな不安に感じています。


しかし、日本のことが心配だからこそ、若者にはもっと積極的に海外に出ていろいろなことを学び、視野を広げ、それを日本に持ち帰って将来の日本を担うようになってもらいたいものです。
かつて、江戸幕府の鎖国が215年に及んだあと、明治時代が幕開けしたたとき、大勢の若者が海外に出て、あるいは国内において外国から来た宣教師などに師事して貪欲に学び、日本の社会を改革していきました。
そのお陰で今日の日本があると言っても過言ではありません。


読売新聞の上の記事によると、1983年当時年間18000人ほどだった海外留学生の数は、その後どんどん増えて、ピーク時の2004年には82000人を超えました。
ところが、翌2005年から減少し始め、2008年の留学生の数は6万7000人(ほぼ10年前の水準)になったということです。
少子化や学生の内向き思考が影響し、さらに厳しい就職戦線に乗り遅れまいとする学生の思惑が反映されているそうです。
この間に、中国や韓国、香港、台湾、シンガポール、フィリピン、インドなどアジアの国々はどんどん海外に留学生を送り、それが国の経済的・技術的発展に大きく寄与しています。


私がアメリカに留学したのは大学卒業後の1973年のこと。
その当時、どれぐらいの留学生が海外に出ていたのか統計がないのでわかりませんが、おそらく1万人もなかったのではないでしょうか。
卒業した高校に英文の成績証明書の発行を依頼したところ、これまでそのようなものを作ったことがないのでわからない、自分で英語に訳して持ってきてくれたら判を押す、というような状況でした。
新幹線の京都駅まで見送りに来てくれた友人達が、大声で「舟田君、バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ!」と言ってくれて、電車の中で恥ずかしい思いをしたのがまるで昨日のことのように思い出されます。
そして、アメリカ留学の7年間に数え切れないほど多くのことを学び、素晴らしい出会いがたくさん与えられ、その結果、今日の自分があると、いつも感謝しています。


このようなことから、今の日本の若者にももっと積極的に海外に出て行って、いろいろな経験を積み、視野を広げてもらいたいといつも思っています。
若いときの数年間の留学経験は、将来何倍にもなって戻ってきます。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

年末ジャンボ宝くじ

2010.12.26日

国民的人気の年末ジャンボ宝くじ。
みんな楽しみを買っているのだ、と。
でも、当たればいいなと期待しながら。


昨日まで、連日テレビで1日に何度も何度も「当たるー!当たるー!」とCMをやっていました。
このCMがようやく終わって少し静かになったような気がします。
ところで、宝くじが当たる確率はどれぐらいかというと、雷に打たれるのと同じぐらいとか、東京ドームの巨人戦に5万人の観客が入るとして、100試合の合計入場者数の中からひとりが1等に当選するぐらいとか言われています。
また、東京ドームに新聞紙を敷き詰め、天井から針を落として、新聞紙の一番小さい1文字に当たるのと同じぐらいの確率とも言われ、つまりは極限にゼロに近いそうです。


別のテレビCMでは、香取慎吾が「ロトで人生変えたロット」とダジャレを言っています。
もしも、宝くじやロトで人生が変わるとしたら、それは決して良いほうにではなく、9割9分9厘悪いほうに変わるのではないでしょうか。
誰でも自分の考えを持っていますし、それを否定するつもりはありませんが、私自身は宝くじやロト、競輪・競馬・競艇などが好きではありません(「お金を得たければ」)。


人生を変えるのは、宝くじやロトに頼るのではなく、自分の努力です。
自分の考え方、生き方、行動を変えれば、その結果として望むものはむこうから自分のほうにやってくる、というのが私の人生哲学です(「Be→Do→Have」)。
そして、このことをこれまで数え切れないほど体験してきているので、自信を持ってそう断言できます。


夢は何も宝くじやロトで買わなくても、ただで、しかももっと素敵な夢をいくらでも持つことができます(「夢を描く」)。
しかも、こちらのほうが実現する確率は比較にならないほど高く、しかも確実に「人生は良いほうに変わります」。
お試しあれ。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

仲良き事は美しき哉

2010.12.25日

中学生の頃、武者小路実篤の額縁に入った色紙が家に飾ってありました。
「開運! なんでも鑑定団」に出そうにも、その後何度も(数え切れないほど)引っ越しをしたので、どこかに行ってしまいました。
しかし、うちにあったぐらいですから、おそらく複写したもので本物ではないでしょうが。


この色紙にかぼちゃか何かの絵が描いてあって、そこに武者小路実篤の直筆で、
「仲良き事は美しき哉  実篤」
とありました。
強烈な印象がいまだに残っています。


最近、この言葉をよく思い出します。
昔、オーストラリア人の友人から「幸せな結婚生活を続ける秘訣はいつまでも友達同士でいること」という素晴らしいアドバイスをいただきました(「夫婦円満の秘訣」)。
私たちはこのアドバイスを肝に銘じてきました。


アカデミーの先生達はみんなとても仲がいいです。
イベント前になると、何週間も前から連日連夜打ち合わせで、みんな午前様です。
つい先日も、授業後、S先生が塾に残っていた先生達に尋ねていました。
「おれクリスマスイブは仕事がないんだよ。暇なんだけど、Kは暇?」
「おれは授業が入っています」
「Nはどう?」
「おれは授業が入っていません。空いています」
「N、クリスマスイブは一緒に星空でも見に行こうか?」
「えっ!?」


昨日のクリスマスイブ、S先生とN先生が一緒に星空を見に行ったかどうかは聞いていません...。


先生と生徒もまるで友達のような感じです。
生徒に注意しても、まるで友達に接するかのような感じで先生達に話しかけています。
先生達が生徒のことを心にかけてくれているからです。
生徒が出演する吹奏楽のコンクールを見に行ったり、運動会の応援に行ったり、文化祭に行って生徒に声をかけたりします。


そしてもちろん生徒たちもみんな仲良しです。
学校、学年、男女を越えてみんな仲がいいです。
いわゆる「塾友」がたくさんいる塾です。


昨日は中1の冬期講習初日でしたが、新しい男子生徒がバスに乗ってくるなり、中2の女子たちが声をかけていきなりノリノリの雰囲気になっていました。
先月末の中間試験対策補習には連日大勢の生徒が塾に来て勉強していましたが、仲のいい友達同士で一緒に座ろうとしたので、私は言いました。
「仲のいい子同士で座るとしゃべりたくなるから、仲の悪い子と一緒に座りなさい」(もちろん冗談)
「仲の悪い子なんかひとりもいません」
「じゃあ、今から喧嘩しなさい」
「無理ですっ!」


「仲良き事は美しき哉」
家族、友人、先輩・後輩、上司・部下、同僚などあらゆる人間関係において、この武者小路実篤の言葉どおりにいったら、この世の中どれほど住みやすくなることでしょうか。
そして、国家間においてもこれが実践されたら、地上から醜い戦争は消えるのに、と韓国・北朝鮮や、あちらこちらで現在も続いている戦争やいがみ合いを見て、心から平和を望むものです。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

キッズクラブ クリスマス会

2010.12.24日

昨日のブログには、キッズクラブ クリスマス会で話したメッセージの内容をご紹介しました。
読者のひとりから、早速「すごくいい内容!」とメールをいただきました。
このような感想をいただくと、とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


今日は、昨日のクリスマス会の様子を写真入りで少しご紹介します。


オープニングは、先日ロサンゼルスで行われた市民クリスマスで歌われたオーケストラ付きクワイヤの「ハレルヤコーラス」(息子が送ってきてくれたもの)でした。
(iTunes が必要ですが、よろしければBGMにして聴きながら続きをごらんください)
続いて、キャンドルをともしての私のクリスマスメッセージ


続いて生徒全員によるキャンドルライトサービスでみ言葉暗唱と賛美歌 Joy To The World。


IMG_1463.jpg


次はゲーム。
2つのチームに分かれて、クリスマスにちなんだ絵を描いた紙の上に卵の形のプラスチックを投げて、卵が通ったところの絵に当たる英語の質問に英語で答えるというものです。
みんな大いに盛り上がりました。


IMG_1465.jpg


次に、各クラスによる英語の歌の発表。


IMG_1484.jpg IMG_1489.jpg


ほかにもアンスクランブルやビンゴゲームをして、それから集合写真撮影。


IMG_1491.jpg


これが終わると、みんなのお楽しみ、サンタクロース登場とリフレッシュメントタイム。
そしてチームごとにプレゼントをゲット。


IMG_1509.jpg IMG_1513.jpg


そして最後はみんなで We Wish You A Merry Christmas を大きな声で歌いました。


帰りのバスの中で、生徒に何が楽しかったか尋ねました。
ひとりは「リフレッシュメントタイム」。
別の子は「プレゼント」。
ひとりの男の子は「大声で歌った We Wish You A Merry Christmas 」。
最後のひとりがようやく期待していた答え「初めの学院長のお話し」。


ありがとう。やった甲斐がありました。
準備に何日もかけて、あっという間に終わり、最後の後片付けがまた大変。
でも楽しかった。
また来年もやるぞ!みんなも楽しみにね!


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

クリスマスの心

2010.12.23日

今日はキッズクラブのクリスマス会でした。
50人近くの小学生が参加し、一人ひとりが手に持つキャンドルライトで Joy to the World (もろびとこぞりて)をアカペラで賛美しました。
すごい迫力でした。


このあと、恒例の学院長のクリスマスメッセージが続きました。
先日中3生に、私立の過去問を使って英語を教えていたときに出てきた心温まるストーリーを小学生にシェアしました。


アメリカのオハイオ州で本当にあった話です。
毎年7月15日にマジソン郡の小さな田舎町では子どものための動物オークション(競り市)が行われていました。
17歳のケイティ・フィッシャーが会場に着いたとき、人々は驚きました。
癌(がん)で何か月も入院し、化学療法を何度も受けてきたため、髪の毛がなくなっていたからです。
ケイティは自分の子羊を少しでも高い値で売りたいと思っていました。
子羊を売ったお金で、病院の費用を少しでも払って両親を助けたいと願っていたのです。
オークションが始まりました。
「この女の子は、病気の治療費を少しでも支払いたいと思っています。皆さん、この子の子羊にいい値をつけてあげましょう。
1ポンド1ドルから始めましょう」
「1ドル」
「2ドルの人はいませんか?」
「2ドル!」
「3ドルは?」
このようにして、値がどんどん上がっていきました。
通常1ポンド(約450c)2ドルで売買されるところ、ケイティの子羊は1ポンド11ドル50セントで売れました。
なんと6倍近くです。
ケイティは買ってくれた人のところに子羊を連れていきました。
ところが、買い手が言いました。
「子羊は君のものだよ。もう1度競りに出しなさい」
次に競り落とした人も同じように代金を払ったあと、ケイティに羊を返して、また競りに出すように言いました。
このようにして、子羊は何度も何度も競りに出され、36回の競りが繰り返されてとうとう全部で16,000ドル(今日のお金で約150万円。当時はおそらく300万円〜400万円)にもなりました。
そして、最後に競り落とした人もケイティに羊を返しました。
ケイティは自分の羊を家に連れて帰り、病院の費用も全部支払うことができました。
こうして、ケイティだけでなく、ケイティの子羊を競り落とした人たちも、そしてこのオークションに参加した人たちも、みんながとても幸せな気持ちになることができました。


クリスマスは、人にプレゼントをもらうときではなく、プレゼントをあげて、人を喜ばせてあげるときです。
そもそも、クリスマスとは、神様が私たち人類へ最大のプレゼントであるイエス・キリストをくださったことを感謝してお祝いするものだからです。


私は子ども達に言いました。
「君たちはまだ子どもだから、誰かにプレゼントを買ってあげたりとかはできないかもしれない。
でも、お父さんやお母さんの言うことを聞いたり、お手伝いをしたり、兄弟に優しくしたり、困っている友達を助けてあげたり、君たちにもできることはたくさんある。
これがクリスマスの心だよ」


あなたにとって、今年のクリスマスの心は何ですか?


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

ハンカチ、はなかみ

2010.12.22日

小学生の頃、毎朝学校に行くとき母親から、
「ハンカチ、はなかみ持った?」
と聞かれました。
そこで両手でズボンの左右のポケットを触って、ハンカチ、はなかみが入っていることを確かめていました。
学校のトイレにはトイレットペーパーがなかったので、はなかみは必需品でした。
はなかみは数日ポケットに入れているとボロボロになって、使えなくなると捨てて新しいもの数枚に替えていました。
懐かしい思い出です。


当時、トイレットペーパーはまだなく、新聞紙を切ったものを「落とし紙」といって使っていました。
しかし、その頃、アメリカではすでに柔らかいトイレットペーパーがありました。
エンボス入りで、カラーで花柄が印刷されていて、しかも香水つきでした。
今日、日本でも売られている高級品のトイレットペーパーです。


やがて日本でもティッシュペーパーが広く使われるようになり、はなかみに取って替わりました。
でも、小さい頃ボロボロになるまではなかみを使っていた私たちにとって、ティッシュペーパーは贅沢品でした。
そして、いまだに私たちの世代はティッシュペーパーを無駄使いすることができません。
ティッシュペーパーの時代に生まれたうちの子どもたちは、ティッシュペーパーはあって当たり前だったので、「もったいない」という感覚がありません。


ティッシュペーパーに限らず、今のモノが豊かになった時代に生まれ育った人たちは、モノを大切にするといった感覚が鈍いようです。
道を歩いていると、使われていないポケットティッシュが捨てられていたり、そのほか手袋や使い捨てマスク、使い捨てホッカイロ等など、ありとあらゆるものが落ちています。
盗まれて乗り捨てられた自転車はいつまでも同じところに置かれたままです。

これからはエコロジーの時代です。
「もったいない」という気持ちはとても大切です。
無駄使いをやめて、もう少しモノを大切にしてもらいたいものだと日々考えるのは、年をとったせいでしょうか。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

感動のサックス四重奏

2010.12.21日

今日、K中学3年のY君が私にCDを貸してくれました。
去る12月19日に茅ヶ崎文化会館で行われた神奈川県アンサンブルコンテストの吹奏楽の演奏CDです。
Y君はテナーを、この冬期講習に参加しているK君はバリトンを、あとふたりの生徒がアルトのパートを担当しているカルテットです。
サックスが昔から大好きだったので、とても楽しみにして、帰りの送迎バスの中で早速聴いてみました。
「うわー!これはやばい!」
来年1月に東関東大会、そしてそれに勝ち進むと2月には全国大会出場というだけあって、すごいとしか言いようのない腕前です。
中学生が演奏しているとはにわかに信じられません。


あまりに感動したので、ひとこと声援を送りたくなりY君の携帯に電話しました。
「感動した!」
と感想を言ったところ、Y君は
「いいえ、まだまだです」。
「とても難しい曲だけど、どうやって練習したの?」
「先輩の残した音源を元に、あとは自分達でアレンジして曲を作りました」
それを聞いてまたまた感動。


Y君によると、吹奏楽部の部員はほとんどが中学に入って初めて楽器を触った者ばかり。
初めは音もまともに出なかったのに、それがこのように人に感動を与えるほどにまで短期間で上達する。
考えてみたら本当にすごいことです。


私がいつもこのブログで書いているように、もともとの音楽のセンスとか、遺伝とかではなく、やはり練習がものを言うのです。
ということは、音楽に限らず、スポーツでも、あるいは勉強でも、ほとんどの分野にこのことは当てはまり、持って生まれた才能よりも、練習量が何よりも大切だと言うことができるのです。


私の小学校のときの親友も、中学の吹奏楽で始めたトロンボーンでプロになりました(「婚活」)。
このように考えてみると、人にはみんな無限の可能性があるなとつくづく思わされます。


Y君も将来は音楽の道に進みたいと言っています。
私も陰ながら応援しています。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

取り扱い注意

2010.12.20日

昨日、郵便局本局へ郵便物を出しに行きました。
日曜日だというのに、駐車場は満車。
窓口はものすごい人で長い列ができていました。
待つこと15分。ようやく私の番が回ってきて、大量の郵便物(毎月送付する成績表と通信)を出したところ、担当の人が不慣れだったためまたまた長い時間待たされました。
その時間、なんと35分。
1時間ほど郵便局で立ちんぼでした。
待っている間、あとの人が次々と窓口に来て、用事を済ませていきました。
クリスマス前、年末ということもあって、小包を出す人、受け取りに来た人がとても多く、中にはフィリピンやカンボジア、アメリカなど外国宛の小包を出している人が何人もいました。
別に見ていたわけではないのですが、小包にはたいがい「取り扱い注意」、英語では Handle With Care と書いてあります。
大切なものが中に入っているからです。
そもそも大切でないものなんか送る必要がありません。


そう、「取り扱い注意」というのは、大切なものです。
しかし、考えてみれば、「人」ほど大切なものはなく、それこそ何よりも「取り扱い注意」しなければならないのに、どういうわけか「人」の取り扱いが、家庭内においても、学校や職場など、どこにおいてもぞんざいになされているように思われてなりません。


うちで飼っているラブラドールのラブでさえ、私たち家族に大切に扱ってもらいたいと願っています。
最近は毎日忙しくてここしばらくラブを散歩に連れて行っていません。
庭で放し飼いにしているのですが、犬ですから自分の健康管理のために庭をうろうろ歩いて運動しようなどと考えることはありません。
ですから、私の顔を見ると「散歩係り」と思い、散歩のおねだりをします。
体をすり寄せてきたり、ニコニコしたり(そう犬にも顔の表情があるのです)、暖かい日などは地面にゴロリと横になってお腹を出したりします。
このようにして、遊んでくれというメッセージを私に送ってきます。
それで、私が両手でラブの体をくすぐってやると、喜んで「ウーン、ウーン」とうなります。
犬でさえ、大切に扱ってもらいたいと思っているのです。


子どもはなおさらです。
しかし、多くの親が毎日の生活に追われ、疲れて、子どもに対して面倒くさそうにつっけんどんに接します。
子どもは「取り扱い注意」です。


子どもだけではありません。
夫も妻も、親も、友達も、親戚も、同僚も、上司も部下も、みんなだれでも大切に扱ってもらいたい、と思っています。
そもそも人はみんな「取り扱い注意」なのです。
ぞんざいに扱っていい人などどこにもいません。


客に対して丁寧に接する人は多いですが、家族や仲間内に対してはぞんざいというのは困りものです。
仲間内の人たちこそ、本当は一番大切なのです。


誰と接するにも、「取り扱い注意」を心がけましょう。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

できる人とできない人の違い

2010.12.19日

長年教育という仕事に携わってきて、見えてきたことがひとつあります。
それは「できる人とできない人の違い」です。
これは、小さな子どもから大人、お年寄りに至るまで、男女、国籍などを問わず当てはまります。
それは何でしょう?


普段、小中高校生を教えていて、「できる子とできない子の違い」はこれだ、と感じることがよくあります。
それは、ひとことで言うと、
「骨があるかないか」
です。
「骨」は「芯」と言い換えても、また「ガッツ」と言ってもいいでしょう。
どんなものでも「骨」や「芯」に当たるものがないと、フニャフニャになってしまいます。
人間も同じです。
いわゆる「しっかりしている子」というのは、この「芯」があるのです。


普段の授業において、また家庭学習においても、あるいは部活、生徒会活動、英検・漢検・数検などの資格試験、親子関係、友人関係等など、どれを取り上げても、「できる子」は一本骨が通っています。
別の言い方をすれば、少々のことではへこたれません。
負けても負けても、失敗しても失敗しても、テストで悪い点数を取っても、決して大きく落ち込んだり、あきらめたりしません。
「なにくそ!」という気概が感じられるのです。
また、他人のことも気遣いますが、しかし自分のことをはっきりと主張することを怖(お)じません。
そして、あらゆることに対して貪欲です。


こういう子は必ず伸びます。
そして、勉強もスポーツもできるようになり、リーダーシップも発揮できるようになります。
社会が必要としているのはこのような人です。
一昔前のように、なんでも「はい、はい」と、素直に人の言うことを聞く「イエスマン」ではなく、骨のある、独自性のある人材が今日、そしてこれからの社会で求められています。


人がこのように育っていくのに、大切なのはまず家庭環境です。
親の子どもに対する接し方、育て方が一番大きく影響します。
世間でよく言う「長男」「長女」、あるいは「末っ子」など、兄弟の間での位置関係で性格がある程度決まってくるのもそのためです。
子どもをどのように育てるかで、「骨」が入るかどうかが変わってきます。


次に、友人や教師など、家族以外の人との出会いです。
この出会いによって、人の人生は決まると言っても過言ではありません。
強烈なインパクトのある出会いがあると、そこで「骨」が入ります。
そして、この「骨」がどんどん太くなっていって、骨太のしっかりした人に育っていくのです。


自分が「できる人」になりたければ、いろいろなことにどんどんチャレンジし、失敗しても簡単にへこたれないようにすることです。
その繰り返しで「骨」はどんどん太くなっていきます。


子どもを「できる人」に育てたかったら、親はそのことを常に意識し、さまざまなことにチャレンジする機会を作ってあげることです。
そして、失敗しても決して叱らないで、ほめて、励まし続けることです。


「できる人」というのは、決して生まれつきのものではなく、成長する過程でそのような生き方を身につけていく人のことです。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

人間の幅を広げる

2010.12.18日

今日、中3のT君の国語を教えていたとき、太宰治の小説の一部が引用された問題が出てきました。
とても面白かったので、答え合わせと解説をしていたときに彼に言いました。
「面白いでしょう。さすが太宰治でしょ」
「ええ、まあ」
「これを読んだら、この小説を自分で買って残りを読みたいと思わない?」
「いいえ、別に」
「えっ!?君は国語がとてもできるから本をものすごくたくさん読んでいるのかと思ってたけど」
「いいえ、僕はこれまで本はほとんど読んだことないです」
「ホントに??この前、K高校2年の生徒を教えていたとき、シェイクスピアの名前も知らなくて驚いたんだけど...」
「僕も同じです。シェイクスピアがなんだか知りません」


シェイクスピアなんて誰でも知っていると思っていたのでショックでした。
しかも、T君にしても、上に挙げた高2のK君にしても、とても優秀な生徒なだけに、シェイクスピアを知らないというのは信じられませんでした。
T君に言いました。
「シェイクスピアは世界的に有名なイギリスの文学者・劇作家で、ハムレットとか、リヤ王とか、ヴェニスの商人とかたくさん書いているけど。
君は将来作曲家を目指している人だから、シェイクスピアは関係ないと思うかもしれないけど、たとえ自分の専門に関係なくても、人間の幅を広げるためにいろいろな本を読んだり、いろいろな国の人や文化に触れたりすることは必要だよ。
人が経験できることには限りがあるから、読書は大切なんだ。
本をたくさん読んで、自分の世界を広げる。そうすれば、君の専門の作曲にも奥深さが出てくるようになるんだよ」
「はい。わかりました」


直接的に必要ないといえばそれまでですが、バランスの取れた人となり、そして人間として幅を広げるためにいろいろな分野に興味を持ち、触れておくことはとても大切だと思います。


常にアンテナを広げておき、自分の専門外のことにも触れる機会を持つように心がけると、人生がもっと有意義に、そして楽しくなります。
そして、それは必ずいろいろなところで実を結ぶようになります。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

イノベーション

2010.12.17日

「壁掛け式テレビ」
そう、今はやりの液晶テレビ、プラズマテレビなどの薄型テレビのことです。
20年にもならないと思いますが、この「壁掛け式テレビ」という言葉を初めて聞いたときには、まだ夢のような話で、いつかそんな時代が来るのだろうか、などと思っていました。


昨日、この夢物語だった「壁掛け式テレビ」が遅まきながら我が家にも届きました。
32インチ シャープ アクオス。
それが、何と無料!
えっ?なぜって?
先日書いた「iPhoneキャンペーンのいい条件」のひとつです(「最強の秘書を雇いました!」)。
無料でしたが、クォリティが劣るわけでもなく、十分に満足しています。


壁に掛けてはいませんが、まさにあの「壁掛け式テレビ」です。
これは本当にイノベーション(革新)です。
だんだん使い慣れてきたiPhoneもイノベーションそのものです。
これひとつあれば、iPadもiPodもパソコンも新聞も要らないというぐらいとても役立っています。
こんなすごいものが出るとは、つい数年前まで夢にも思いませんでした。
プリウスもイノベーションです(「白い貴婦人来る!」)。


「正直者は〇〇を見る」の中に書いた Success Through a Positive Mental Attitude の本の中に出てくるイノベーションは、一文無しだった人が入院中に考えたアイデアです。
洗濯屋に出したワイシャツが戻ってくるとき、しわくちゃにならないよう中に少し厚手の紙の芯が入っていますが、その紙に広告を載せるというものです。
この紙は洗濯屋に1000枚当たり4ドルかかっていたのを、彼はスポンサーを見つけて広告を載せ、1000枚を1ドルで売ろうと考えました。
広告料が彼の利益になるわけです。
しかし、ただ広告が載っているだけでは誰も見ません。
そこで考えついたのが、広告の裏に子どものための面白いゲームや主婦のための料理のレシピー、またクロスワードパズルなどを載せるという方法です。
これが大当たりしました。
ある人が、このアイデアの考案者に言いました。
「最近、うちのクリーニング代が急にものすごく上がったよ」
妻が夫のワイシャツをどんどんクリーニングに出していたからです。
このレシピー欲しさにです。
考案者はこの利益のうちから1000枚につき1ドルを全米クリーニング協会に寄付したところ、協会は彼のワイシャツの紙の芯を独占的に使うよう全クリーニング店に推奨してくれて、彼は大金持ちになったということです(前掲書 p.149-151)。


イノベーションというと、つい大げさに考えがちですが、このようなアイデアなら私たちの身の周りにいくらでも転がっています。


アカデミー学院では、これまでの塾の概念を打ち破る「集団指導」と「個別指導」を自由に組み合わせるというアイデアを長年温めてきて、7年前に始めましたが、これが生徒のさまざまなニーズに応える形となり、とても好評で、また大きな成果が出ています。
これもイノベーションのひとつです。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

個別の事案についてはお答えを差し控えます

2010.12.16日

先日、小学生をバスで送っていたとき、最後のひとりになった2年生のAちゃんが寂しそうだったので、ふたりでしりとりをしたり、なぞなぞを出し合ったりしていたのですが、それにも飽きたAちゃんが私にいろいろと質問をし始めました。
そのうち、だんだんプライベートな質問になってきました。


「学院長先生、何歳?」
これは答えにくい質問です。
正直に答えたら、年寄りだと思われてしまい、Aちゃんとのこれまでのような友達のようないい関係が壊れてしまいます。
かと言ってもちろん嘘をつくのは私の信義に反します。
しかし、
「個別の事案についてはお答えを差し控えます」
という誰かさんのような答えをしてもAちゃんにはチンプンカンプンです。
このようなとき、私はいつも問い返します。
「何歳に見える?」
「う〜ん。40代かな?それとも50歳ぐらい?」
「そうだね。まあ、その辺かな」
「私のお父さんは○歳で、お母さんは○歳。
ねえ、お父さんとお母さんの歳を言ったから学院長先生の歳も教えて」
(う〜む...これはなかなか手ごわいぞ)
「そう...お父さんもお母さんも若いね。で、おじいちゃんは何歳?」
「おじいちゃんは○歳」
「そう...。おじいちゃんは元気?」
「うん、元気だよ」
なんとか、話題をそらすことができました。


答えにくい質問というのがあります。
とくに女性にとっては年齢やサイズなど。
男性にとって年齢は、若い間や、思いっきり歳をとると別に隠す必要もなく、堂々と言えるのでしょうが、私ぐらいの年齢の者にとっては一番答えにくいものです。
ほかにも、答えにくい質問をされたときには、「問い返す」というのがうまいテクニックです。


昔、カウンセリングを学んでいたとき、有名なロジャーズ法というのを知りました。
この手法は基本的には「来談者中心療法」といって、相談に来た人の話をほとんどそのまま聞いて、うなずき、
「ふーん。そうなんですか...。
なるほど。あなたは〜のことがあって辛い思いをしていらっしゃるんですね。
で、あなたはどのようにしたいと考えているのですか?」
とオウム返しに相手の言ったことを繰り返し、私はあなたの良き理解者、味方ですよ、というメッセージを送ります。
そうしながら、相手を安心させ、自分で解決策を見つけさせるという手法で、日本では広く用いられています。


何事でもそうですが、あまり強く自分の意見や考えを相手に押しつけると、関係が壊れてします危険性があります。
そのようなとき、有効な方法が
「あなたはどう思いますか?」
と相手に質問をそのまま返して、相手に答えさせ、考えさせるというものです。


「個別の事案についてはお答えを差し控えます」
より、よほど真実な対応法ではないでしょうか。


そういえば、以前還暦の誕生日を迎えたとき、高3のFさんが
「学院長、お誕生日おめでとうございます」
と言ってくれたので、私はつい調子に乗って
「若く見えるでしょ」
と言ってしまいました。
すると、Fさん
「そんな答えにくい質問をしないでください」。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

鷲のように飛びたかったら

2010.12.15日

英語の言い回しで面白いものがあります。
“If you want to fly with eagles, don't scratch with turkeys.”
(もし鷲と一緒に飛びたかったら、七面鳥と一緒に戯れていていはいけない)
同じことを別の言い方で次のようにも言います。
“You can’t fly with the eagles if you continue to scratch with the turkeys.”
(七面鳥といつまでも戯れていたら、鷲と一緒に飛ぶことはできない)


七面鳥というのは日本ではあまりなじみがありません。
動物園で見かけるぐらいでしょうか。
でも、アメリカでは感謝祭(11月の第4木曜日)にはなくてはならないもので、アメリカ人にとって七面鳥の丸焼きは一番のご馳走です。


turkey.jpg


ちょっと見た目はグロテスクなのですが、この丸焼きは本当においしいです。
私の大好物です。


ところで、英語では turkey はあまりいい意味では使われません。
アメリカ人が喧嘩するときにはよく相手を "turkey" と言って罵(ののし)ります。
「バカヤロー」とか「間抜け」といった意味です。
実際、アメリカには turkey を題材にしたジョークもたくさんあります。
たとえば、
「雨がポツッと降ってきたので、1羽の七面鳥が空を見上げた。
それを見たほかの七面鳥もみんな次々と空を見上げた。
しかし、なぜ空を見上げたのかすら忘れてしまった」。


上の格言は、ビジネスコンサルタントのブライアン・トレーシーや、ジグ・ジグラーなど多くの人が言っています。
そんな阿呆と付き合っていたら、いつまでたっても鷲のように飛ぶことはできないよ、といったことを教えているのです。
でも、 turkey は必ずしも阿呆とは限らず、いつでもブツブツ文句ばかり言っていて、ガツガツ食べてばかりいて、自分の欲しいものの話ばかりしていて、そのくせそれを手に入れるために行動を起こそうとしない人、自分から飛び立とうとしない人、というような意味も含んでいます。


あなたの周りにそのような人はいませんか?
そのような人と付き合っていたら、あなたも同じようになります。
今いるところから飛び立ちたかったら、そのような仲間には別れを告げることです。
鷲は鷲と一緒に飛んでいます。
決して、カラスや鳩と飛ぶことはありません。
いい友人を選びましょう、といったことも教えています。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

トーフー トーフー

2010.12.14日

今朝、家を出ようとしたとき、外から
「トーフー トーフー」
と昔の豆腐屋のラッパの音が聞こえてきました。
最初は気のせいだろうと思っていました。
ところが本当に「トーフー トーフー」と聞こえるのです。


家を出て塾のほうに向かって歩き出すと、どこかすぐ近くからまた「トーフー トーフー」と聞こえてきました。
これはきとどこかの家で子どもがオルガンか笛か何かで、豆腐屋のラッパの音を出しているんだろうと思いました。
でも、考えてみれば子どもは学校に行っている時間です。
かといって、まさか大人が豆腐屋の真似事をしているとも思われません。
不思議に思いながら歩を進めていくと、だんだんと音が近づいてきました。
この音の発生源は何なのだろうと思いながら、角を曲がると、
何と豆腐屋の行商人のリヤカーが目に飛び込んできました。
まさか、嘘だろうと思いました。
ところが、近づいてよく見ると赤いのぼり旗が立っていて、そこにはっきりと
「〇〇屋  湯葉、豆腐」
と書いてあるではありませんか。
これには本当にびっくり。
あとをついて行くと、ほんのりと豆腐のいい香りがしてきました。
ようやく追いついてリヤカーを引いている人を見ると、予想していたようなお年寄りではなく青年です。
これにまたびっくり。
え〜っ!今時、若者がリヤカーを引いて豆腐の行商をしているの!?


今から50年前の小学生の頃の日々が鮮やかによみがえってきました。
あの「三丁目の夕日」映画に出てくるのと同じシーンです。
豆腐の行商はふたりいて、ほとんど毎日ふたりとも近所を回ってきました。
ひとりは
「トーフー トーフー トーフー」
とラッパを吹き、
もうひとりは
「トーフー トフ トフ トフ トフ トーフー」
と違う吹き方をしていました。
私はよく母に頼まれて、少し深めの皿を持って豆腐を買いに行きました。
当時、豆腐1丁は多分15円ぐらいだったんじゃないかと思います。
それぞれの豆腐屋さんの豆腐に特徴があって味が違います。
我が家ではみんな「トーフー トーフー トーフー」のラッパの音の豆腐屋のほうがおいしいと思いました。
しかし、この豆腐屋さんが来ないときや、豆腐が売り切れていたときは「トーフー トフ トフ トフ トフ トーフー」の豆腐屋の豆腐を買いました。


気のせいか、近所の店で買う豆腐よりもこの行商人の豆腐のほうがおいしく感じ、ほとんど毎日豆腐を食べていました。
湯豆腐がとくにおいしかったです。


ああ、古き良き時代、と昔の思い出にしばしふけりました。
そして思いました。
今の子ども達も、やがて大人になって、自分の子ども時代の頃のことを思い出すとき、同じように
「ああ、古き良き時代」
って思うのでしょうか。
そうであってほしいな、と心から願いました。


そうだ、明日は湯豆腐にしよう!


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

頭を良くするには

2010.12.13日

昨日の読売新聞1面「編集手帳」より。


「国際学力調査(PISA)で上海は、読解力、数学的応用力、科学的応用力の3分野のトップを独占した。初参加でいきなりの『三冠』である。なのに地元メディアの評価は驚くほど冷静だ。
政府系の新聞は<冷静に『1位』を考える>の見出しで、『得意になるのではなく、弱点を克服して改革を進めよ』記者が書いた。大衆紙も<必ずしも誇るに値しない>との題で、『知識教育、受験教育の結果にすぎない』とする大学教授の話を紹介した。
背景には受験戦争の過熱と、行き過ぎた詰め込み教育の社会問題化という、かつての日本も経験した深刻な事情があるようだ。成績を苦に自殺する生徒がいる。ノーベル賞学者が出ないのは創造力を育てない教育のせいだ、という指摘もある。
勉強に縛られて読書時間がないという批判もあった。ただ、PISAのアンケートでは、上海の生徒は『本好き』の度合いでもトップ。70%が『読書は大好きな趣味の一つ』と答えた(日本は42%)。
『本をプレゼントされると、うれしい』も69%(同46%)。活字に接する喜びが、読解力向上に効果のあることは間違いない」


数日前の8日のブログ「一喜一憂」の中で、結果に一喜一憂するな、もっと長い目で日本の教育を考えよ、と書いたのですが、3分野で1位となった上海の反応はまさに、「得意になるのではなく、弱点を克服して改革を進めよ」、「必ずしも誇るに値しない。知識教育、受験教育の結果にすぎない」と非常に冷静です。
このような冷静な見方ができるから、1位という結果が出るのだと言っても過言ではありません。
毎回のPISAの結果で一喜一憂し、右往左往しているようでは、将来の日本を担う子ども達をしっかりと教育することなどできません。


また、その翌日のブログ「読解力をつけるには」の中には、「読書すれば読解力がつくのは当たり前」と書きました。
これも、上の「編集手帳」にある
「上海の生徒は『本好き』の度合いでもトップ。70%が『読書は大好きな趣味の一つ』と答えた(日本は42%)。
『本をプレゼントされると、うれしい』も69%(同46%)。活字に接する喜びが、読解力向上に効果のあることは間違いない」
が私のブログの主張を傍証しています。


今、日本の子ども達は、ゲームや携帯電話、パソコン、テレビ、映画、スポーツなど、勉強や読書から引き離すようなあまりにもたくさんの誘惑に取り囲まれています。
これでは、読書などしている暇もありません。
これに加えて「ゆとり教育」で、学習時間も学習内容も大幅に削られてきたので、PISAの結果は当然起こるべくして起こったわけです。


とどのつまり、本を読まずに勉強しないでいると、当然のことながら学力が落ちます。
ということは、頭を良くしたければ...。
答えは誰の目にも明白ですよね。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

クォリティ

2010.12.11日

「クォリティ」とは「質」のことです。
一般的には、クォリティと言うと、「上質」のことを指します。
一番わかりやすい例を挙げれば、時計やパソコン、カメラなどの精密機器、電化製品、車などは日本のものがクォリティが高いと言って、日本では日本製品が好まれる理由になっています。
しかし最近では、韓国や中国などもクォリティの高いものをどんどん出してきていて、素人目にはほとんど違いがわかりません。


クォリティは、ただ単に上に挙げたような「もの」ばかりとは限りません。
塾ならば、教師の教え方や進学実績もさることながら、教室がいつもきれいに掃除されているか、剥がれた壁紙などがすぐに修繕されているか、スリッパや下駄箱などがきれいか、黒板やホワイトボードがいつもきれいにしてあるか、受付の接客態度は丁寧か、教師の生徒に対する接し方は乱暴でないか、授業で使用しているワークは生徒のレベルに合っていてきちんとしたものかどうか、プリント類はきれいな紙に丁寧に印刷されているか、新聞折り込みのチラシはきれいでわかりやすいか、送迎バスがあれば傷やへこみは常に修理してあるか等など、これらもすべてクォリティの問題です。
塾というところは、子どもを相手にしていて、しかも閉鎖的な面もあるので、上に挙げたようなことにおいて手抜きになることがままあるようです。


最近はあまり聞かなくなりましたが、以前は塾の教師が生徒に体罰をしているという話もよくありました。
実際、体罰にあって塾恐怖症になっていた生徒がうちにかわってきたきたことがありました。
しかし、「こんなことがわからないのか?」「何度言ったら覚えるのだ?」「バカじゃないの!」といった、子どもの人格を傷つけるような言葉の暴力は今でも結構行われているようで、よそから転塾してきた生徒や父母からよく耳にします。
これらはまさにクォリティが低いことの現れです。


どんな仕事にも、また学生や生徒であれば勉学にも、クォリティの問題があります。
さらに、あらゆる人間関係において、家族間においてもお互いに相手をどれだけ大切にして接しているか、これもクォリティの問題です。


ついつい甘くなりがちなこの「クォリティ」の問題に、私たちが普段から注意を払って行動するなら、学校も職場も、様々な人間関係も、とても麗しくなります。
そして、いじめなどによる自殺という悲劇も防げるようになるでしょう。
「クォリティ」は意識の問題で、ちょっとした心がけで誰にでもできることです。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

お客様は神様?

2010.12.10日

日本ではよく「お客様は神様」と言います。
でも外国では宗教的なニュアンスを持つ「神様」という言葉はそう簡単に使えるものではなく、この表現は英語では
"The customer is king."
(客は王様)
とか、
"The customer is always right."
(客の言うことはいつでも正しい)
といった言い方をします。


アメリカにいたとき、スーパーの店員の対応が悪かったり、あるいはドライクリーニングに出したコートが戻ってきたときにチューインガムがくっついていたとき、また医者に予約を取ってあったにもかかわらず、その時間に行ったら医者がいなかったりしたとき等など、クレームをつけなければならないときがよくありました。
このようなとき、アメリカではそう簡単には自分の非を認めないので、こちらも強気で言わないと負けてしまいます。
そこで、いつも「マネージャーを呼んでくれ」と言って、直接マネージャーにクレームを言うと、すぐに「申し訳ありませんでした」と謝ってくれたものです。


これに対して一般的に、日本の商売人やセールス、店員等の接客態度はとても丁寧で、ほとんどの場合、すぐに非を認めて謝ってくれるので気持ちがいいです。
そう言う、私もやはり学習塾というサービス業をやっているので、お客様(生徒やご父母)に対してはすぐに非を認め、そして素直に謝るよう心がけています。


さて、お客様と言うとき、ほとんどの場合、商品やサービスに対してお金という代価を支払う人のことを言いますが、実は「客」とは私たちが接するすべての人のことである、とビジネス・コンサルタントのブライアン・トレーシーは言っています。
たとえば、企業において経営者や、部下を持つ上司にとって、雇っている人や部下もある意味「客」なのです。
というのは、経営者や上司が自分の部下に対して横柄に接していたら、部下はそのうっぷんをさらに下の部下に、そして最終的には末端の消費者に対して横柄に接するようになり、結局は自分自身が損をすることになる、というわけです。


なるほど、そのとおりです。
経営者が部長などに対して乱暴な接し方をしていたら、部長は課長に、課長は係長に、係長は平社員に対してやはり乱暴な接し方をするようになります。
学校においても、たとえば校長が教頭に、教頭が学年主任に、主任が平の教師に対して、あるいは部活の顧問が部員に対して、また先輩が後輩に対して乱暴だと、同じようにみんな自分の下にいる人に対して乱暴になるものです。
逆に、上司が部下に対して丁寧に、優しく接していたら、それが回り回って消費者にまで届きます。
そして、それは組織を見ればすぐにわかります。
つまり、私たちは自分の地位がどうであれ、そんなことに関係なく、誰に対しても丁寧に接しなければならないということです。


夫は妻に対して、親は子どもに対して、兄姉は弟妹に対して、年上の人は年下の人に対して、つまり上下関係に関係なく、みんながお互いに丁寧に接していたら、人間関係はどれほどスムーズな気持ちの良いものになることでしょう。


「お客様は王様」のような意識で周りの人みんなに接するなら、社会は本当に住みやすいところになります。
そして、それを始めるのは自分自身です。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

読解力をつけるには

2010.12.09日

昨日のブログ「一喜一憂」に、2009年実施のPISA(国際学力調査)で日本の読解力が9年前調査時の8位に回復した、と書きました。
質問調査の結果、普段から小説や新聞を読んでいる生徒の読解力得点が高いということがわかった、と新聞記事に書かれていました。


これは当然すぎるほど当然のことで、読書していなくて読解力が高くなるはずがありません。
ちょうど、部活などで普段から運動をしている生徒の方が、運動をしていない生徒よりも運動能力が高いということと同じです。
何でもそうですが、鍛えれば鍛えるほど能力が伸びるのはごく当たり前のことです。


以前「1に練習、2に練習、3に練習」の中でも書きましたが、何事においてもモノにしたければ繰り返すことです。
繰り返さないで能力が伸びることなどあり得ません。
イチロー選手や石川遼選手、サッカーの本田圭祐選手、フィギュアスケートの高橋大輔、テニスのシャラポワ等などは運よく、偶然にトップアスリートになったのではありません。
みんな、汗と涙を流し、訓練してきたのです。


アメリカのディズニーランド・ディズニーワールドでは、夏休みに2か月間働く数千人の学生アルバイトを5月半ばに雇い、何と1か月から1か月半かけて訓練するそうです。
仕事をするときに条件反射的に自然に身体が動くまで訓練します。
そうすることによって、無意識に仕事をして、余力でお客さんを満足させることに全神経を集中させることができるようになるのです。
確かに、そう言われれば、いつディズニーランドに行っても、従業員はみんな笑顔で働き、丁寧に接客していますよね。


読解力のある生徒は、問題文を読むことにまったく抵抗感がありません。
普段からたくさん本や新聞を読んでいて、読むことに慣れているからです。
これに対して読解力のない生徒は、長文を読む根気がありません。
読むことに慣れていないからです。
そして、読解力はすべての教科の基礎です。
読解力がつくと、すべての教科が伸びます。


読解力は一朝一夕につくものではありません。
普段から本や新聞を読む習慣を身につけましょう。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

一喜一憂

2010.12.08日

今日の朝刊1面に「日本の15歳 読解力改善」という記事が載っていました。
OECDが世界65の国・地域の15歳男女を対象に2009年に実施した国際学力調査(PISA)の結果が発表されています。
それによると、日本の数学的応用力は9位(3年前の前回は10位)、科学的応用力は5位(同6位)で、読解力が9年前調査時の8位に回復したと言って、文科省は学力が上向きだとホッとしているとのことです。


こういうのを「一喜一憂」といいます。
文科省は、ゆとり教育を取り入れて学力が大きく低下すると、これは大変だと言って悲観的になり、たちまち学習内容や授業時間数を増やす新指導要領を発表しました。
来年は小学校で、再来年は中学、その翌年は高校で新指導要領が実施されます。
面白いのは、指導要領が改訂されて実施に移されるときには、すでに次の指導要領改定に向けた研究が始められるということです。


しかし、このようなことをしていたら、まるで時計の振り子のように大きく右に左に振れて、長い目で見た一貫した方針というのがなくなってしまいます。
その結果、犠牲者になるのはいつの時代も当の子ども達です。


日本の政治や教育の弱いところは、常に周りを見ながらそれに乗り遅れないようにしているということです。
今回のPISAで、3分野とも1位になったのは、初参加の上海でした。
上海では、高学歴化などによる就職難で受験競争が年々過熱していると言います。
「中高では毎月のようにテストが行われ、期末には上位者リストが校内に張り出される。
教師にとっても、有名校への進学率が高まるほど手当てや副収入が増えるため、成績アップが至上課題だ。一人っ子政策が教育熱をあおっている社会的要因もある。
一方、成績を苦にした生徒の自殺増などの弊害も浮上」(読売新聞3面)


確かに、国の将来を担う子ども達の教育に力を入れることは国家にとって何よりも大切なことであることは事実です。
しかし、目先の〇位という数字だけに踊らされて、右往左往しているのはみっともないだけでなく、今度は上海を真似てかつての学歴社会を目指し、受験戦争をあおることにもなりかねず、また大きなひずみや弊害を生むことにもなります。
何のための教育なのか、このところをもっと深く掘り下げて教育の長期計画を立てないと国は立ち行きません。


そして同じことが、家庭内での子育てにも言えます。
中間や期末テストの結果で一喜一憂し、大切な親子関係を壊している親がどれほど多いことでしょう。
何事ももっと長い目で見ましょう。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

食欲の□

2010.12.07日

「食欲の□」 (「くち」じゃなくて「しかく」です)
の□に入る文字は何でしょうか?
きっと誰でも「秋」と答えることでしょう。
「食欲の秋」は、暑い夏の間、食欲が落ちていたのが、ようやく涼しくなってきて食欲が戻り、しかも収穫の秋でたくさんのおいしいものに囲まれて、何を食べてもおいしい、と感じる時のことを言ったものでしょう。


「夏といえば、食が細り、夏痩せするというのが定番です。
しかし、私はこの暑い夏、何と『食欲の夏』なのです!」と今年の夏の終わりごろ、ブログに書きました(「食欲の夏!?」)。


しかし、今日、よく考えてみたら、私にとって「食欲の□」の□に入る言葉は、夏でも秋でもありませんでした。
□に入る文字は「今」です。
「今」というのは、すなわち、私たちが生きている一瞬一瞬のことです。
実は、私たち人間は過去に生きることも未来に生きることもできません。
つまり、私たちの「生」というものは、常に「今」しかなく、この「今」の積み重ねが一生につながるのです。


ということで、私は1年中いつでも、毎日、毎食、何を食べても、どこで食べても、何でもおいしいと感じるのです。
昨日の夕食は鍋物のしゃぶしゃぶでした。
今日はホワイトシチューでした。
本当においしい!こんなにおいしいものを毎日食べられて自分は幸せだなぁとつくづく思います。


私はこれまで食べ物のことで「まずい」と料理を作った人に文句を言ったことがありません。
そこでその理由を考えてみたら、答えがわかりました。
「おいしい」と思って感謝して食べるからおいしいのです。
当たり前のことのように思われるかもしれませんが、実はこれはとても大切なことです。


順風満帆ですべてがうまくいっているときに人は「幸せだ」と言いますが、このような生き方をしていると、家族に不幸があったり、仕事がうまくいかなくなったり、人間関係が壊れたりするとたちまち「不幸」のどん底に突き落とされるかもしれません。
ですから、「今はとても幸せだけど、あまりにも幸せすぎて、いつこの幸せが壊れるかと思うと不安で仕方がない」と言う人がいるのです。
幸せになる秘訣はただひとつ。
「ああ、私は幸せだ」
と思うこと。
同様に、食べ物をおいしくいただく秘訣は、
「ああ、おいしいな」
と思うこと。
楽しく仕事をする秘訣は、
「ああ、この仕事は楽しいな」
と思うこと。
素晴らしい人間関係を築く秘訣は、
「ああ、素晴らしい家族や友人、仕事仲間に囲まれて幸せだな」
と思うこと。
このような「今」を生きることが、幸せな人生の奥義なのです。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

最強の秘書を雇いました!

2010.12.06日

私のこれまでの秘書は携帯電話でした。
スケジュール管理から生徒情報の管理、電話やメールの転送、口頭で伝えたことを記録し、必要に応じて写真や動画の撮影までしてくれます。
この秘書のお陰で、仕事がどれだけはかどり、助かっているか計り知れません。


ところが、うちの塾のN先生とA先生がiPhoneを持っているのを見て、浮気心が起きて私も欲しくなりました(「私の有能な秘書」)。
そして、いつの日か、と思っていたら、予想外に早くその「いつの日か」がやってきました。
2週間前、電話の飛び込みセールスでソフトバンクの代理店がiPhoneを勧めてきたのです。
最初のうちは、いつもの電話勧誘だと思って断ろうと思っていたのですが、あまりにもいい条件を出すので、半信半疑で会って話を聞くことにしました。
そして納得して即決。
先週の金曜日に開通し、私も遅まきながらiPhoneを使い始めました。


使い始めてまだほんの4日ほどなのですが、その便利さには舌を巻いています。
私のこれまでの「有能な秘書」は、iPhoneと比べると本当に子どものようです。
これはすごい、「最強の秘書だ!」と思いました。
文句ひとつ言わず、どんなことでも気持ちよく引き受けてくれて、絶対にへまはしません。
しかも、月給はわずか7000円ほど。


とにかくすごいのがその操作性。
そしてアプリの多さ。
これがあれば、本当にどこでも仕事もできるし、娯楽も何でもござれ。
携帯とiPadが合体したようなものです。
週末、所用で高速道路を走っていたときも、インターネットにつなげてこのブログの記事を書くという仕事をこなすことができました。
ネットが常時つながっているので、まるで電子辞書や新聞やテレビを常に手元においているようなものです。
iPhoneの使用法をまだまだ100分の1どころか、1000分の1もこなしていないと思いますが、それでも十二分に満足しています。
これから毎日、宝探しのように次々と新しい使い方を発見していくのが今から楽しみです。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

心の深きによりて...

2010.12.05日

昨日、中3のA君に古文を教えていたとき、「今昔物語集」の中の次のような箇所が出てきました。
昔、中国に弓術に長(た)けた李広(りこう)という人がいて、自分の母が一匹の虎に襲われて殺されたのを知り、その敵(かたき)を討とうとして虎の後を追い、野原で伏している虎を見つけ矢を射た。
ところが近寄ってよく見ると、なんと虎と思ったのは虎の形をした岩だった。
この岩に矢が貫通していたのを不思議に思ってもう1度その岩に向けて矢を射たところ、矢は岩に当たってはね返って突き刺さらなかった。
「ここに李広思はく、我が母を害せる虎を射むと思う心の深きによりて、岩にも矢は立つなりけり。
岩ぞと思ひて射る時には、立たざりけりと思ひて、泣く泣くかへりぬ」
(そこで李広は考えた。自分の母を殺した虎を射止めようと思う一心で射たからこそ、岩にも矢が貫通した。岩だと思って射る時には、矢が岩を貫くことはないと思って、泣く泣く帰っていった)


実に面白い内容です。
虎だと思って射た矢は岩に突き刺さったが、岩だと思って射た矢は岩に突き刺さることなくはね返った、という逸話です。


中3生はいよいよ受験が間近に迫ってきました。
今日も県模試をやったところですが、高校入試の選抜資料になる学校の内申点が最終的に出て、今、生徒たちはみんな学校で三者面談を行っています。
そして、先生に「今のこの成績では志望校合格は非常に厳しい」と言われると、たちまち意気消沈、自信をなくして早速志望校を下げる生徒が毎年とても多いです。


中央大学の教え子で現在公立高校の英語教師をしているK君から昨日メールが届きました。
その中にも同じようなことが書かれていました。
すなわち、最近の傾向としてチャレンジするというよりも、推薦やAO入試のような楽なほうに流される生徒が多いと。
中学生も高校生も同じなのですね。
K君が素敵な言葉を贈ってくれました。
"Don't worry about failure.
Worry about the chances you miss when you don't even try."
(失敗を恐れるな。むしろ、試してみようともしないで失う機会のことを恐れよ)
実にいい言葉です。


冒頭の李広じゃないですが、岩だと思うと突き刺さらない矢も、自分の母親を殺した虎だと思うとそれがたとえ硬い岩であっても射抜くことができる。
受験も同じです。
「何としてもこの学校に行きたい」と思っていたら、自分でも信じられないような力が出てくるものです。
毎年、李広のように奇跡の大逆転合格を果たす生徒をたくさん見てきているので、そう断言できます。
「成せばなる、成さねば成らぬ何事も。成らぬは人の成さぬなりけり」(上杉鷹山)


勝負はまだまだこれから。
「心の深きによりて」
なんとしても合格するのだという一心で頑張りましょう!


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

英語発音オンチの元凶は...

2010.12.04日

先日、私立高校を受験する中3の生徒が、英語の入試問題が難しいと言って過去問題集を持ってきて見せてくれました。
問1は発音問題、問2はアクセント問題です。
昔は必ずどこの中学校の定期テストにも、また公立高校の入試問題にもこの類(たぐい)の発音問題がありましが、リスニングテストが導入されて発音問題は姿を消してしまいました。


しかし、私立高校や大学の入試問題にはまだ出てきます。
そして、普段学校でこのような発音問題をやっていないし、また授業でも教師が発音に関して指導にあまり力を入れていません。
さらに、ほとんどの学習塾でも文法問題や読解問題ばかりやっていて発音指導はおざなりにしています。
ですから個々の単語の発音やアクセント、文強制の問題になると、ほとんどの生徒がお手上げです。
地元トップの平塚江南高校に通う2年生のK君も今、センター試験対策で発音、アクセント、文強制の問題をやってるのですが、彼も学校で教わったことがないのでわからないと言って、苦戦しています。


私はアメリカ留学中音声学を専門に学びましたし、中央大学では英語音声学を教えていたこともあって、発音問題は得意中の得意分野です。
でも教えていて、生徒にとっては難しいだろうなとつくづく思います。
それは、問題に出るものはそのほとんどが外来語になっているもので、日本の日常会話にも頻繁に出てくる言葉で、いじわるなひっかけ問題だからです。
しかも、学校で教わっていないときたら、これはもう半分お手上げ状態で、みんな暗記するしかないと思ってしまいます。


英語の発音には例外が多く、発音が規則的なほかのヨーロッパの言語のように一筋縄ではいきません。
しかし、何よりも日本人の英語の発音オンチの元凶は、日本で使われているカタカナ英語の表記法にあると私は思っています。
たとえば、学校の英語の時間に日本人教師と外国人講師(ALT)がペアになって一緒に教えることを「チーム・ティーチング」と言います。
team という英語が、日本語で「チーム」という外来語で定着しているから、このような変な表記になったのです。
「ティーチング」と言えるのなら「ティーム」と言えばよいのに、「チーム」と言ってしまうので、多くの日本人が team を「チーム」と読むと思い込んでいます。
このほか、日本人の多くが間違うのは「ベースボール」や「ノート」のような、「ー」とのばす音です。
これも初めから「ベイスボール」「ノウト」と言っていれば、スペリングで最後が e で終わる単語はその直前の母音はアルファベット読みするというフォニックスのルールがすぐにわかります。
プロ野球の中継をしているアナウンサーが「ワンストライク、ツーボール」と「ボール」と言っていたかと思うと次の瞬間「ボウル!」と言っています(ちなみに、「ボウル」は bowl でお椀のことです)。
メジャーリーグの「メジャー」も正確には major なので「メイジャー」です。
メジャーだと measure で、「計る、計量」の意味になります。
このほか、 form (形)も foam (泡)も日本語になると「フォーム」で区別がつきません。
最初から、「フォーム」「フォウム」と言っていれば済むことです。


確かに、英語と日本語の発音は違うので、そんなに神経質になる必要はないのでしょう。
また、今さらカタカナ英語の表記を全部変えるとなると、これは面倒で混乱も起きるので難しいでしょうが、こんなところに日本人の英語発音オンチの原因があるということに気づいている人はとても少ないのではないでしょうか。


英語の学習において、スペリングと発音を教師は最初から正確に教え、生徒も正確に学ばなければなりません。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

アントレプレナー

2010.12.03日

20年あまり前に中央大学の文学部の講師を辞めて、その2年前に始めていたアカデミー学院の仕事に専念することにしました。
いつも親しく言葉を交わすアメリカ人講師と教員室で話していたときに、来年辞めることにしたと言ったところ、彼が驚いて「どうして?」と尋ねました。
自分は小さな語学学校をやっているけど、そちらに本腰を入れることにした、と言ったところ、
"Entrepreneur!"
と彼は大声で驚嘆して、私のことを非常に羨(うらや)ましがりました。


当時は entrepreneur という言葉は日本ではあまり使われていませんでした。
その後、「アントレプレナー」というカタカナ英語がビジネス界で頻繁に使われるようになりました。
アントレプレナーは、フランス語から来ていて、一般には「起業家」と言われています。
すなわち、「自分で会社を興(おこ)す人」というような意味です。
アメリカでは、会社勤めをしているよりも、自分で自分の会社を興したいという人が非常に多く、ごく普通のサラリーマンや技術者、あるいは家庭の主婦などもよく起業します。
その数、年間約100万件と言われています。
そんなこともあって、冒頭のアメリカ人講師は私の起業を羨ましがったのでした。


しかし、起業して3年で約90%が倒産・廃業すると言われています。
とくに日本では、「寄らば大樹の陰」といった安定志向の考え方が根強く、学生の就活では、とくに今のような不況の時代には大企業や公務員志向が非常に強く、起業を敬遠する傾向があります。
また「ベンチャー企業」というと、何か胡散(うさん)臭さを感じる人も多いようです。


さて、私の起業は吉と出たか凶と出たか?
「大吉!」と出ました。
それは単に経済的にという意味ではなく、精神的にまた肉体的にもです。
留学から帰国してしばらくの間、ある会社に勤めていましたが、その頃はストレスから絶えず体調を崩し、次から次へと病気をしていました。
カウンセラーやキリスト教会の牧師の仕事も同時にしていました。
そしてそれらの仕事も大好きでしたが、来談者や信者の悩みをそのまま全部背負い込んでしまって、これも大きなストレスになっていました。
大学の講師の仕事はとても楽しかったのですが、車で往復4時間、渋滞があると5時間かかることがあり、大学では4クラス6時間立ちっぱなしで教えて、家に帰ってくるともうくたくたでした。
もしも起業していなかったら、そのまま大学の仕事を続けていたと思いますが、そうしていたなら今時分は学者になっていたかもしれません。
もともと学者になりたいと思っていたということもあるので。
でも、塾の仕事をして初めてこの仕事の楽しさややりがいがわかり、これは自分の天性の仕事だと思いました(「塾の仕事は3K」)。
好きな仕事を楽しみながらやらせていただいているので、ストレスもなくなり、これまでの人生の中で一番健康になりました。
もう1度人生をやり直すことができるとしたら、やはり塾の仕事を選びたいと思っています。


アントレプレナー。
何事にも向き不向きや正しいやり方というものがあります。
自分に合った仕事を正しい方法でやっていれば、必ず自分の望む結果がついてきます。
失敗を恐れることはありません。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

未来の学校にはショッピングモール

2010.12.02日

先日、小学生の作文指導をしていたとき、「未来の学校」というテーマを与えました。
小学6年のYさんはしばらく考えて、書き始めました。


「私が考える未来の学校は、校内にショッピングモールみたいなところがあって、休み時間に買い物ができるようなユニークな学校です。
勉強の道具を家に忘れてないときに、すぐに買えて便利だからです。
お昼ごはんもショッピングモール内のお店で買って、食べたりします。
勉強は、何種類かあって、その中から自分で選べます。種類の中には、ゲーム制作やファッションデザインなどがあって、とてもいいです。
学校の雰囲気は、とてもさわやかで、広くて、学校カラーはクリーム色です。
学校の制服や靴はなくて、全部私服です。
学校は新しくて、各授業コースごとに教室が分かれています。
他に温泉もあるので、とても充実しています。
授業時間は4時間だけで、後は自由時間です。
幼・小・中・高・大とそのまま自分が好きなことを集中してできるところもいいです。
今は幼稚園から大学までそのまま進めるところは少ないです。ですから、私はこんな学校があるといいなと思っています。
自分の好きなことができて、集中してできる学校を誰かに作ってもらいたいなと思いました。
こういう学校があれば、勉強がきらいな子でも行きやすくなったり、学校をやめる人も少なくなると思います」


私はこの作文を読んで感動を覚えました。
本当に、こんな学校だったらみんなが行きたくなるだろうし、勉強嫌いな子どももいなくなるだろうと思いました。
それに、学校にショッピングモールとか温泉があるなんてユニークな発想にも驚かされました。
さらに、授業が選択制で、その中にはゲーム制作やファッションデザインなどもある、というのはまさに今、人気が高まってきている単位制総合高校の姿です。


勉強とは試験のためにいやいやながら暗記することだと思っている子どもが多い中で、このような枠にとらわれない発想ができるということはとても大切なことです。


小5のTさんも同様に、専門小学校という概念を紹介して、野球や空手、合唱や歌、演劇など好きなことを勉強できる学校があったらいいな、と書いていました。


YさんもTさんも、作文を始めた最初の頃とは比較にならないほど、発想がユニークになり、そして文章力も、構成もうまくなり、子どもの成長の早さに驚かされます。


大人も、子どものように四角い頭を丸くして、発想をもっと自由にすると、現在の閉塞感のある日本の政治や経済は大きく発展することでしょう。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ

自分にキスがしたい!

2010.12.01日

私の尊敬するビジネス・コンサルタントのボブ・プロクター氏(「成績不良から億万長者に」)は、「自分にキスがしたいほど自分のことが好きだ」と言っています。
「自分にキス」なんてできるわけないのですが、とても面白い表現です。
どのようにしたら、それほどまでに自分が好きになれるのでしょうか。


事故などで顔にけがをした人の傷を治す形成外科医ドクターモルツは、あるとき若い女性の頬の傷を手術してきれいに治しました。
ところが、術後自分の顔を鏡で見たこの患者は、「全然治っていない」と言いました。
「傷は消えてきれいになっているけど、手術する前の自分と術後の自分との違いがまったく感じられない」と女性は訴えました。
このことをとおして、ドクターモルツはセルフイメージが問題の根源にあることを発見し、サイコ・サイバネティックスという新しい概念を世に紹介しました。
これは、セルフイメージを自ら変えることによって人生を変えることができるという教えです。


先日のブログ「必見100%成功の鍵」の中に書いたダイレクトマーケティングのOさんが出会った「ある考え方」とはこのサイコ・サイバネティックスのことです。
彼はサイコ・サイバネティックスと出会った日、自分の人生が大きく変わった、と言っています。


そういえば、小学3年生のとき、クラスのひとりの男の子が名前を変えました。
それまではまるで「もやし」のように細くて、気が弱く、いつもメソメソと泣いていました。
ある日、担任の先生が、「〇〇君は今日から太一という名前になりました」と言って、その子の母親が届けてくれた鉛筆をみんなに1本ずつ配ってくれました。
新しい名前の「太一」があまりにも強烈なイメージだったので、前の名前をみんな忘れてしまいました。
驚いたことに、彼はその日からどんどん明るく、積極的になって、やがて6年生になったときには身長も体重も学年でトップクラスの立派な体格になり、学年のリーダーになっていました。


美容整形手術を受ける人も、術後明るく社交的になって、人生が開けていくことがよくありますが、これも上の改名のケースと同じで、やはり「セルフイメージ」の効果です。


でも、セルフイメージは改名したり美容整形手術を受けなければ良くならない、というものではなく、いつでも、誰でも、どこでも、自分の意思一つで変えることができるのです。
これが、サイコ・サイバネティックスの教えです。


自分の人生を切り開きたいと思ったら、過去に引きずられていてはだめです。
「過去」は誰にも変えることのできない事実です。
しかし、現在の考え方・生き方を変えることによって「未来」を変えることはできます。
そして、これもまた事実なのです。
あなたの人生も、今日から変えることができます(「現在は過去の結果、 未来は...?」を参照)。
「自分にキスがしたい」ほど自分を好きになることもできます。


毎日、「学院長 元気の出るブログ」を愛読してくださっている方は、ぜひこのページの左上にある「ブログの読者になる」をクリックして、メルマガ登録を行ってください。
ブログ更新情報が毎日届き、簡単にブログにアクセスできます。


↓ブログランキングに参加しています。読み終わったらクリックして応援してください。


にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ