学院長元気の出るブログ

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ご近所力

2010.10.13日

一昨日、中2のSさんから夏休みの課題作文で神奈川県の優秀賞を受賞したという知らせを受けました。
そして昨日、Sさんがその作文を塾に持ってきて見せてくれました。
題を聞いたところ、「ごきんじょりょく」と口頭で返事が戻ってきましたが、最初中国語かと思いました。
漢字で書くと「ご近所力」で、一風変わった聞き慣れない言葉です。
今年の夏の猛暑の中で独り暮らしの高齢者がたくさん亡くなったことを通して、母親との会話から、昔の近所の人たちの強い結びつきを知り、自分も近所のお年寄りに何らかの力になりたいと思った、という内容です。


「昔はご近所の誰もが顔見知りで、おばあちゃんたちは入れ替わり縁側に集まってはお茶を飲みながら毎日話をしていた。
だから、しばらく顔を見ない人がいれば、みんなで心配したとのこと。
都会の大きなマンションでは隣の人さえ知らない人がいて、近所づきあいをしなくなった結果、人間関係が希薄になってきているのが、高齢者の孤独死を発見しにくくしている。
今、母親は近所のお年寄りを見守っている。
雨戸が開いていないと母は心配し、自分が雨戸が開いていたのを伝えてホッとする。
最近は、朝学校に行く前に、このおばあちゃんの家を見守るのが自分の習慣になった。
助け合い、支え合う「ご近所力」を大切にしていきたい、といった趣旨の作文です。


私はこれを読んで感動しました。
さすがに優秀賞を取るだけのことはある。
しっかりした内容で、構成も非常に上手です。
それにも増して、中学2年生の子が、近所のおばあさんを気遣う優しい気持ちに心打たれました。


そういえば、私も子どものころは、近所の間でお付き合いがあって、手作りの料理をお皿にほんの少しおすそ分けで持っていくと、翌日にはそのお皿にお返しの料理が盛られて戻ってくるのでした。
私がいたずらをしたりすると、近所の大人の人に叱られました。
逆に褒められることもありました。
近所の家に上がりこんで遊ぶこともしばしばありました。
しかし、最近はこのようなことはめっきり見なくなりました。
悪いことをしている子どもを見ても大人は注意しません。
本当に人間関係が希薄になってしまいました。
お互いにプライバシーを重視し、相手の世界に踏み込まないようにするあまり、関心まで持たなくなったのです。
何か殺伐とした感じさえします。


このような世界が当たり前になっている今日この頃、中学生が「ご近所力」を大切にしよう、と呼びかけてくれると、まだまだ日本も捨てたものじゃない、とホッとした気持ちになりました」


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