学院長元気の出るブログ

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盲目にならなくても見える!

2010.06.07日

以前、このブログ「本は心育む栄養」でご紹介した『究極の贈り物』(原題 The Ultimate Gift)の著者、Jim Stovall (ジム・ストーヴァル)は全盲です。
17歳の時、大学に進学する際身体検査をしたところ目に異常があることが発覚しました。
医者の診断では、徐々に視力が衰えていき、やがては完全に視力を失うということでした。
そして29歳になったある日、朝目覚めると目を開けているのに真っ暗。
彼はその時絶望のどん底に突き落とされます。


しかし、その後ジムは
「目が見えないからと言って、これで人生が終わりではない。
目が見えないからこそ、見える世界がある」と発想を転換させます。
そして彼の書いた本が You Don't Have To Be Blind To See です。直訳すると「見るために盲人になる必要はない」というような意味で、意訳して「盲目にならなくても見える」と今日のブログタイトルにつけました。
なんとも刺激的な、私たちの目を開くタイトルではありませんか。


私は何年か前にこの本のオーディオ版(カセットテープ)を入手してバス送迎をしながら聴きました。
数年間1回も聴いていなかったので、懐かしくなって数日前から再び聴き始めました。
ジムはある日、昔よく見ていたハンフリー・ボガード主演のお気に入りの映画をビデオで見て(聴いて)いました。
何度も見たことがあったので、ストーリは隅々までよく知っていたのですが、最後のほうのシーンで、複数の人たちが大声で叫び、銃声が聞こえた時、頭が混乱しました。
誰が何をしてどうなっているのか、さっぱり分からなくなったのです。
その時、彼にひとつの新しいビジョンが与えられました。
全米に1300万人以上いる盲人および視力障がい者たちに、テレビを見させてあげたい、と。
人々からは、「盲人がテレビを見るだって!?」と最初は相手にされませんでしたが、彼はめげずに、試行錯誤を重ねた後、脚本のト書きに当たる、登場人物の動きなどをナレーションで説明するという手法を考案し、ビデオを作成します。
のちに、Narrative Television Network (NTN)というテレビ局を開局し、今日アメリカだけでなく、世界中の国々に盲人のための放送を流しています。


ジム・ストーヴァルは、大学をトップの成績で卒業し、名誉博士号まで授与されました。
本もたくさん書き、モチベーションスピーカーとして全国で大きく用いられています。
さらに彼は功績が認められて、「傑出した米国青年ベスト10」に選出された後、1997年度の「ザ・イヤー・オブ・アントレプレナー」(年間最優秀起業家)にも選ばれ、2000年にはマザー・テレサも受賞した「国際人道賞」も受賞します。


私もNTNの制作したビデオソフトをいくつか見ましたが、これが実に素晴らしいのです。(よろしければぜひご覧になってください)


目が見えなくなって初めて見える世界というのがあります。
ちょうど盲目のピアニスト、辻井伸行さんが心の目で展覧会や、キエフの大きな門や、青い空をイメージして素晴らしい演奏をされるのと同じです(「みんな天才!」)。
また乙武洋匡さんが、「障がいは不便です。しかし、不幸ではありません」(「五体不満足」)と言っているのも共通する考えです。


私たちはもっと謙虚に、私たちの周りを見なければなりません。
そうすれば、もっともっと新しい面が見えてくることでしょう。


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