学院長元気の出るブログ

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ジョージ学院長 元気の出るブログ

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日本よ、どこへ行く?

2009.09.05日

アメリカに留学していたときのことです。
親友のポールの家に遊びに行った時、彼のお父さんとゆっくり話す機会がありました。
日本の家族・家庭について尋ねられて、私は当時の日本の家族関係について話しました。
お父さんは私の話を聞いて言いました。
「アメリカも昔はそうだった。自分の子どもの頃の家族関係はまさにそんな感じだった」
今から30数年前のアメリカの家庭では、母親が働きに出て、家族は食事もバラバラ、生活時間帯もみんなバラバラで、お互いに顔を合わさないこともしょっちゅうという感じでした。
ポールのお父さんは、日本の家庭がうらやましい、と言っていました。


同じ頃、私は文化人類学のクラスを取っていました。
教授はハンガリー出身のDr.Sadovsky (サドフスキー)という先生で、ひどいハンガリー訛りの英語で話していました。
このクラスでは前半はアメリカインディアンの歴史や文化、生活などについて学びましたが、後半は学生一人ひとり、レポートを書いてクラスの前で発表するという課題が与えられていました。
私はアメリカと日本の人間関係の違いについて、言語の違いや文化の違いを交えてプレゼンテーションしました。
アメリカ人の学生はみんなとても興味をもって話に聞き入ってくれました。
そしてプレゼンテーションが終わると、一斉に質問を浴びました。
最後に、サドフスキー教授が締めくくりをして言いました。
「ありがとう、ジョージ。
実は、君の話を聞いていて、自分が住んでいた昔のハンガリーを思い出していた。
人間関係が君の話した日本のそれとそっくりだ。
しかし、今日ではハンガリーはもうすっかり変わって、アメリカと同じようになってしまった」


今日、ふとこのクラスの光景を思い出しました。
そして、今の日本の人間関係・家族関係を考えると、なんと当時のアメリカのそれとそっくりになっているではありませんか。
日本も遅ればせながら、欧米と同じようになってきた。しかし、残念なことに日本の昔の良さを失ってしまった。
まさに、ポールのお父さんが、そしてサドフスキー教授が嘆いていたのと同じことが、今日の日本でも起こっている。
私は愕然としました。


日本でも、パーティをしたり、旅行に出かけたりと、生活スタイルは欧米化したのですが、家族関係・人間関係が希薄になり、表面的になってきたような感じがしてなりません。
昔は近所の人たちとの係わりがもっと親密で、作った料理のおすそ分けを隣近所に持って行き、その器にお返しの手作り料理がのって戻ってきたものです。
近所の家族構成や一人ひとりの名前も知っていました。
ところが今はどうでしょう。
近所の人の家族構成どころか、誰が住んでいるかすらわかりません。
ほとんど顔も合わさないし、挨拶さえしない。
他人に干渉されたくない、という個人主義が、いつの間にか冷たい人間関係になってしまいました。
これからの日本は果たしてどうなるのでしょうか?


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